京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/07/10
本日:count up9
昨日:95
総数:632490
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
学校教育目標 社会適応力の育成 〜変化する未来に向けて〜

ちょっといい話―51―

画像1画像2
 今年最初の「ちょっといい話」です。少し長いですが、感動するお話です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
            「ありがとう、ありがとう」
 一人のお母さんから、とても大切なことを教えられた経験があります。そのお宅の最初に生まれた男の子は、高熱を出し、知的障害を起こしてしまいました。次に生まれた弟が2歳のときです。ようやく口がきけるようになったその弟がお兄ちゃんに向かって、こう言いました。
「お兄ちゃんなんてバカじゃないか」
 お母さんは、はっとしました。それだけは言ってほしくなかった言葉だったからです。そのとき、お母さんは、いったんは弟を叱ろうと考えましたが、思いなおしました。弟にお兄ちゃんをいたわる気持ちが芽生え、育ってくるまで、長い時間がかかるだろうけど、それまで待ってみよう。
 その日から、お母さんは、弟が兄に向かって言った言葉を、自分が耳にした限り、毎日克明にノートにつけていきました。そして一年たち、二年たち・・・しかし、相変わらず弟は、「お兄ちゃんのバカ」としか言いません。お母さんはなんべんも諦めかけ、叱って、無理やり弟の態度を改めさせようとしました。しかし、もう少し、もう少し・・・と、根気よくノートをつけ続けました。
 
 弟が幼稚園に入った年の七夕の日、偶然、近所の子どもや親戚の人たちが家に集まりました。人があまりたくさん来たために興奮したのか、お兄ちゃんがみんなの頭をボカボカとぶちはじめました。みんなは「やめなさい」と言いたかったのですが、そういう子であることを知っていましたから、言い出しかねていました。そのとき、弟が飛び出してきて、お兄ちゃんに向かって言いました。「お兄ちゃん、ぶつならぼくだけぶってちょうだい。ぼく、痛いって言わないよ」お母さんは長いこと、その言葉を待っていました。
 その晩、お母さんはノートに書きました。「ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・」ほとんど無意識のうちに、ノートの終わりのページまで鉛筆でぎっしり、「ありがとう」を書き連ねました。人間が本当に感動したときの言葉は、こういうものです。
 
 やがて弟は小学校に入学しました。入学式の日、教室で初めて席が決められました。ところが弟の隣に、小児マヒで左腕が不自由な子が座りました。お母さんの心は動揺しました。家ではお兄ちゃん、学校ではこの友だちでは、幼い子に精神的負担が大きすぎるのではないかと思ったからです。その夜、ご主人と朝まで相談しました。家を引っ越そうか、弟を転校させようかとまで考えたそうです。結局、しばらく様子を見てから決めようということになりました。学校で最初の体育の様子を見てから決めようということになりました。
 学校で最初の体育の時間のことです。受持ちの先生は、手の不自由な子が体操着に着替えるのを放っておきました。手伝うのは簡単ですが、それより、一人でやらせたほうがその子のためになると考えたからです。その子は生まれて初めて、やっと右手だけで体操着に着替えましたが、そのとき、体育の時間はすでに30分も過ぎていました。2度目の体育の時間のときも、先生は放っておきました。すると、この前は30分もかかったのに、この日はわずかな休み時間のあいだにちゃんと着替えて、校庭にみんなと一緒に並んでいたのです。どうしたのかなと思い、次の体育の時間の前、先生は柱の陰からそっと、その子の様子をうかがいました。
 すると、どうでしょう。前の時間が終わるや、あの弟が、まず自分の服を大急ぎで着替えてから、手の不自由な隣の席の子の着替えを手伝いはじめたのです。 手が動かない子に体操着の袖を通してやるのは、お母さんでもけっこうむずかしいものです。それを、小学校に入ったばかりの子が一生懸命手伝ってやって、二人ともちゃんと着替えてから、そろって校庭に駆け出していったのです。
 そのとき、先生は、よほどこの弟をほめてやろうと思いましたが、ほめたら、「先生からほめられたからやるんだ」というようになり、かえって自発性をこわす結果になると考え、心を鬼にして黙っていました。それからもずっと、手の不自由な子が体育の時間に遅れたことはありませんでした。
 
 そして、偶然ながら、また七夕の日の出来事です。授業参観をかねた初めての父母会が開かれました。それより前、先生は子どもたちに、短冊に願いごとを書かせ、教室に持ち込んだ笹に下げさせておきました。それを、お母さんが集まったところで、先生は一枚一枚、読んでいきました。
 「おもちゃがほしい」、「おこづかいをもっとほしい」、「じてんしゃをかってほしい」・・・。 そんないかにも子どもらしい願いごとが続きます。それを先生はずっと読んでいくうちに、こんな言葉に出会いました。
 「かみさま、ぼくのとなりの子のうでを、はやくなおしてあげてくださいね」言うまでもなく、あの弟が書いたものでした。先生はその一途な願いごとを読むと、もう我慢ができなくなって、体育の時間のことを、お母さんたちに話して聞かせました。小児マヒの子のお母さんは、我が子が教室でどんなに不自由しているだろうと思うと気がひけて、教室に入ることもできず、廊下からそっとなかの様子をうかがっていました。 
 しかし、先生のその話を聞いたとたん、廊下から教室に飛び込んできて、床に座り込み、この弟の首にしがみつき、涙を流し、頬ずりしながら絶叫しました。
 「ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・・・」 その声がいつまでも学校中に響きました。       
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ※これは「本当に感動したときの言葉−鈴木 健二 著−」という本の中にあったお話です。子供の成長を信じて待ち続ける母親の深くあたたかく、そして力強い愛情に本当に感動しました。年が明け、「復興元年」といわれる2012年・・・。そのスタートにあたり、「ちょっといい話」に出会えて感謝です。まさに「ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・」です。
(写真は1月5日(木)の朝、グランドと正門前にうっすらと積もった雪景色です。)


2012(平成24)年もよろしくお願い致します!

画像1
 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
昨年は、日本のみならず世界的にも心を痛める大きな出来事がありました。今年は、昨年以上に、一人ひとりの笑顔が溢れ、より輝く1年になることを祈っております。
 本日1月4日(水)より、部活動が再開しました。6日(金)からいよいよ学校も始まります。「安心」「チャレンジ」「感動」が一杯に溢れた学校づくりに、教職員一同さらに邁進していく所存です!保護者・地域の方々の熱い支援を、今年もよろしくお願い致します。
 特に平成24年は、生徒が「共同的に学び合う授業」の創造を第1目標に掲げてまいります。その第一歩といたしまして、1月18日(水)に、「自主公開授業」を行います。12時15分〜13時55分までの2時間は、保護者・地域、教育関係者の方々にも参観していただきたく計画しております。お忙しい時間帯ではありますが、お誘いあわせの上、ご来校していただ来ますようお願い致します。

 ・1月6日(金) 8時35分登校
         1時間目:全校集会・学活
         2時間目〜:2・3年生は、金の4・5・6限の授業
              1年生は、国・数・英のテスト
         ※お弁当はいりません。給食はありません。部活動はあります。
         ※2月分(3年生は2・3月分)給食申し込み締め切りです。

 本年もどうぞよろしくお願い致します。 

職員室 年末 大掃除!!

画像1
画像2
画像3
 年の瀬も押し迫った12月27日(火)、午後1時30分から教職員で職員室の大掃除を行いました。窓ガラスの拭き掃除、換気扇やフィルターの掃除等、約3時間にわたって行いました。窓ガラスがきれいになると、職員室や廊下が明るく感じられました。
 また、テニス部やバスケットボール部、相撲部、陸上部、水泳部員たちも、普段自分たちが使っている練習場所や教官室の掃除をしてくれました。みんなのおかげで、気持ち良く新年を迎えることが出来ます。

ちょっといい話―50―

画像1画像2
 ☆「はいっ,3万円」

 ある女子高生が、修学旅行中の駅で、 電車の窓から財布を落としてしまった。財布はプラットホームと車両のすき間に落ちて、 そのまま発車の時刻になった。騒ぎに気づいた一人のおじさんが、 動き始めた電車といっしょに走りながら、
 「いくら入ってたの?」
女子高生は、涙声で答える。
 「3万円です」
すかさず、
 「はいっ、3万」
そのおじさんは差し出した。
 とっさのことに、女子高生は思わずそのお金を受け取った。小さくなっていくおじさんを見ながら、彼女は感動と感謝の涙が止まらなかった。おじさんは、後で拾えばいいのである。しかし、とっさの機転と判断力、何より人を信ずる心と思いやりが、この女子高生を救った。もしこのおじさんがいなかったなら、さぞみじめな旅に終わっていたことだろう・・・。

 ☆「最後の仕事」

 中学生の娘がうれしそうに伝えたバスの運転手さんの話。
降りるとき一万円札しかなくて、こわごわ両替を頼むと、運転手は「次に乗ったとき、今日の分も払ってくれればいいよ」と、娘を信用して降ろしてくれた。子どもがやさしくされるとうれしくて、親ばかと思いつつ、バス会社にお礼の電話をしてしまった。  「路線からまだ戻りませんが、戻りましたら伝えておきます。あっそうそう、彼はこの運転が最後です。今日退職なんですよ。この電話、ありがとうございます」と言われた。

 (写真は、保健委員会からの今月のメッセージです。)

クリスマスコンサートにぴったりの装飾でした!

画像1
画像2
画像3
 体育館のステージの背景を、クリスマス一色に変えてくれたのは、美術部のみんなでした。この日のために、早くから準備をし、昨日も3時間かけて入念な飾りつけをしてくれました。まさに縁の下の力持ち的な働きをしてくれました。吹奏楽部の演奏も良かったのですが、その演奏を更に盛り上げてくれたのは、美術部の人たちの力のおかげだといっても過言ではありません。
 吹奏楽部、美術部、そして観衆のみんなの心がひとつになった素晴らしいコンサートでした。

クリスマスコンサート―2―

画像1
画像2
画像3
 11時30分から12時までの、昼時の大変お忙しい時間帯でしたが、たくさんの保護者・地域の方々に来ていただきました。また、部活動開始まで少し時間のある人たちも熱心に聴いてくれました。観衆が多ければ多いほど、吹奏楽部員の人たちは意気に感じて熱く演奏してくれました。大変見事な演奏でした。
 また、背景の装飾は、美術部の人たちが時間をかけ準備し、時間をかけて飾り付けをしてくれました。ありがとうございました。
 本当にたくさんの方々に支えられ、あたたかく囲まれた「クリスマスコンサート」でした。

クリスマスコンサート―1―

画像1
画像2
画像3
 クリスマス・イブを2日後に控えた12月22日(木)、吹奏楽部による恒例の「クリスマスコンサート」が本校体育館で行われました。AKB48のメドレー曲も含めて約30分間、心温まるミニコンサートが開演されました。いよいよ明日から冬休です。寒さも厳しくなってきましたが、ゆっくりと暖かい時間が過ぎていきました。

生活委員・保健委員 朝の挨拶運動

画像1
 いよいよ本日22日(木)で、今年の授業も終わります。“元気”を出して有終の美を飾ろうと、今週の月曜日からの3日間、生活委員会と保健委員会が合同で朝の挨拶運動を行いました。日に日に寒さが増していく中ですが、元気な挨拶の声を出すことから、1日のスタートをきっていきましょう。
 明日から、冬休みに入ります。お家の中でも、また地域の中でも、元気な挨拶の声が飛び交っていくことを願っています。

地域に貢献 美術部 春日野消防団シャッター2

画像1
画像2
 今年の春日丘フェスティバルは、「地域との絆」でした。美術部の皆さんも、そのことを意識して作業に取り組みました。今回のイラストも、長年地域の皆さんに親しまれてきたということで、従前のイラストを用いて制作しました。是非一度、足を止めてみてください。

地域に貢献 美術部 消防団シャッターイラスト

画像1
画像2
 平成14年(2002年)に、本校美術部により描画制作された春日野消防分団器具庫のシャッターのイラストが現美術部によりリニューアルされました。テストが終わった11月26日(土)、寒さ増す中、1日がかりで仕上げました。なかなかの出来栄えです。美術部のチームワークのよさも光りました。
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
学校行事
1/10 3年生 面接練習(〜26日まで)
1/13 評議・各種委員会
京都市立春日丘中学校
〒601-1406
京都市伏見区日野谷寺町50
TEL:075-571-4969
FAX:075-571-4970
E-mail: kasugaoka-c@edu.city.kyoto.jp