京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/07/14
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学校教育目標 社会適応力の育成 〜変化する未来に向けて〜

人権講演会〜一人ひとりが輝ける未来へ1〜

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 世界人権デーを明日に控えた12月9日(金)、「孫 美幸(そん みへん)」さんに来ていただき、「一人ひとりが輝ける未来へ」という演題で、在日コリアンに対する差別の問題についてお話をしていただきました。みんな、孫さんの生き方に自分の生き方を重ねて考えていました。何人かの作文をここで紹介します。

・孫さんの話を聞いて「私が孫さんの立場だったら辛いな…」と思った。でもいろいろなことがあっても「孫さんは強いな」と思った。孫さんのように私も強く生きようと思った。途中で本の読み聞かせをしてもらったとき、あの本は深いっ!て思った。でも読み進めていくうちに、みんなの具材で作れるから、スープを作りはじめたんやー!!て思った。やっぱりみんな協力しなあかんなって思った。私は孫さんみたいに過去も現在も考えられないけれど、自分のことばっかりじゃなくて、今まで辛いことを体験して来た人もいるのだから、考えなあかんなーって思った。人のことを考えられる人にならなあかんなって思った。今月は人権月間なので、今日人権や差別について知ることが出来てよかった。(1年生)

・孫さんはすごく苦労しはって、お母さんも学校にも行かれへんかったし、いろいろあったと思う。私が学校に行けるのも、当たり前のことと違う。学校に行けるということは、家族や友達、身のまわりの人たちに支えられて生きているということがわかった。孫さん、今日はありがとうございました。私もこれから頑張りますので、孫さんも頑張ってください。(2年生)

ちょっといい話―49―

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 今日はもう1つ「ちょっといい話」を・・・。

『喜びを分かち合えば倍になる』

 「喜びを分かちあえば倍になり、悲しみを分かちあえば半分になる」
 一つのケーキを全部一人で食べてしまえばそれでおしまい。でも、好きな人と、半分ずつ分け合って食べれば、喜びは2倍になります。幼い頃、お盆や正月になると、我が家に大勢のイトコたちが集まりました。 夏だと、良く冷えた大きなスイカを切ります。子供のことなので、「これが大きい」「いや、こっちがいい」と、ちょっとでも大きなスイカを手に取ろうとします。幼いうちは、理解できません。大きなスイカを食べるのが、一番幸せだと思っているからです。
 でも、歳を重ねるにつれてだんだんとわかるようになります。一人で大きなスイカを食べても美味しくない。みんなで一緒に食べるから美味しいのだと気づくのです。
            *    *    *    *
 ちょうど、そんな折です。ある新聞の朝刊に書かれている記事に目が留まりました。

 「小雨の降る22日、さいたまスーパーアリーナを訪ねた。東京電力福島第一原子力発電所の事故で、役場と非難した福島福島県双葉町の町民約1200人を含め、2千人ほどが身を寄せている。 (中略)
  印象に残る光景があった。マンガおもちゃなどを無料で配るコーナーに女の子がやってきた。積んである折り紙がほしいという。10枚ほどが入った袋を受け取ると、袋を開けて半分ほどを取り出し、袋を返した。『ほかの人の分だから』という。係の人が『たくさんあるから大丈夫』と袋を渡すと、女の子はニコッと笑った。10枚の折り紙を握りしめて、飛び跳ねるように走って行った。善意で寄せられた物を、競って取り合うのではなく、みんなで分け合う。避難している人々の気持ちが、少女にも伝わっているのだろう」もうそれ以上、多くを語る必要はないでしょう。 この少女のような心を大切にしていきたいものです。
 「喜びを分かちあえば倍になり、悲しみを分かちあえば半分になる」

ちょっといい話―48―

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 12月に入り、寒さも日1日と増してきました。
そこで少し心が温かくなる「ちょっといい話」を紹介します。心が温かくなると、人に優しくなれるかもしれません。この優しい気持ちが、人と人との関係をより豊かな関係にしてくれます。
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             「コンビニで見かけた,幼い紳士」
 先日、こんな光景に出くわしました。
コンビニのレジにて。小学校前ぐらいの男の子。100円玉を持っている様子。手には100円プラス消費税のお菓子。お金を渡そうとすると レジのお姉さんに「ちょっと足らんよ」といわれました。後ろの私は,プチ紳士を気取る半面とやり取りが長くなると待つのがいやなのが半面,また足らない分をだしてあげようか・・・ と考え始めました。
 しかし、すんなりと男の子はあきらめ、別のお菓子を二つ取り「これは買える?」と聞きました。「はい」と少しのおつりを受取るとその男の子はどうしたでしょう?迷うことなく、もらったばかりのおつりすべてを背伸びをし、手を思いっきり伸ばしてレジ脇の募金箱に入れました。レジのお姉さんへの「ありがとう」の言葉も忘れずに。直後の私も、おつりを入れずにはいられませんでした。
 人生、いろんな人から教えられますね。この男の子は、大事なことを実践で教えてくれました。そんな、幼い紳士に「ありがとう!」

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 いよいよ明日、人権講演会があります。平日のお忙しい時間帯ですが、この機会に子供たちえと一緒に「人権」について考えてみましょう。きっと帰るときには、心が温かくなっています。お待ちしております。

                 記

1.日  時  平成23年12月9日(金)
        講演 13:20〜15:10   懇談 15:20〜16:20

2.場  所  講演 春日丘中学校体育館     
        懇談 いきいき交流ルーム

3.講  師  孫 美幸(そん みへん)氏 元朱雀中学校教諭
        
  演題 「一人ひとりが輝ける未来へ」
  内容 戦争と平和の歴史に向き合いながら、孫さんがこれまでに
      歩んでこられたみちのりを振り返ります。また、いのちの
      つながりの中で家族から学ばれたことや多文化社会の
      豊かさ、社会の矛盾や自分の力だけではどうにもならな
      いような現実に立ち向かうとはどういうことかという視点
      で講演をしていただきます。

ちょっといい話―47―

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 明日の5・6限に、人権講演会(12/9(金))の事前学習を行います。そこで今日は、「人権を考えていくことの意味」について綴った「ちょっといい」詩がありましたので紹介します。




          『―いつの日か,かならず―』
                             吉野 源三郎
 
 未開のころ,人間は夜の暗さをどうすることもできなかった。火を使うことになって,人間はやっと暗闇にうちかちはじめた。そして今日,人類の文明は夜の暗さを征服してしまった。
 しかし,世の中には,まだ暗闇がある。夜の暗さに劣らない暗闇がある。人間の世の中が,人間を不幸にしているという暗さは,まだ残っている。
 だが,この暗闇だって,人類は征服できないわけではない。未開人が火を手に入れたように,今日の人類は「人間のとうとさ」をすでに知った。このとうとさを,どこまでもつらぬこう。そのための私たちの知恵,私たちの努力,私たちの協力がぐんぐんのびてゆけば,それだけ世の中の闇はしりぞいていくのだ。そしていつの日にか,今の暗さも必ず征服されるだろう。いつの日か,かならず・・・。

 たれもかれもが力いっぱいに
 のびのびと生きてゆける世の中
 たれもかれも「生まれてきてよかった」
 と思えるような世の中
 じぶんをたいせつにすることが
 同時に人を大切にすることになる世の中
 そういう世の中をこさせる仕事が
 きみたちの行くてにまっている
 大きな大きな仕事
 生きがいのある仕事

学びの共同体 12月校内授業研

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 12月5日(月)6限、「学びの共同体」の校内授業研がありました。
1年1組では社会を、2年3組では理科を、3年2組では国語が行われました。どの授業も学びあう姿が見られ、意欲的に学習に取り組んでいました。
 来週の15日(木)から個人懇談が始まります。今年1年間の総まとめをしていきましょう。

スクールガイダンス 模擬授業2

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 どのクラスからも、皆さんの授業を楽しんでいる声が聞こえてきました。春日野小6年2組は「家庭科」を、日野小6年3組は「美術」を、そして日野小あおぞらさん・春日野小ひまわりさんは「自己紹介カードを作ろう」を行いました。
 本日午後からの2時間余りでしたが、中学校生活を体験することで、不安が少なくなったと思います。皆さんの4月の入学を心待ちにしています。みんなで「安心」「チャレンジ」「感動」溢れた春日丘中学校をつくっていきましょう!

スクールガイダンス 模擬授業1

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 全体会の後は、中学校の先生による「中学校模擬授業」が行われました。春日野小6年1組の皆さんは「数学」を、日野小6年2組の皆さんは「理科」を、そして日野小6年1組の皆さんは「英語」を体験しました。6年生の皆さんの目がきらきらと輝いていたのが印象的でした。中学校に入っても、その意欲を大切にし、中学校の「学びの小集団学習」を更に磨いていってください。期待しています!

スクールガイダンス 全体会

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 12月2日(金)午後から、来年度の新入生に向けての「スクールガイダンス」が行われました。1時30分からは、体育館で新生徒会本部の人たちによる「中学校生活について」の全体会が行われました。校長先生からは、「“安心”“チャレンジ”“感動”溢れた学校に、みんなでしていきましょう!」と、熱いエールが送られました。次に生徒会長の堂々とした挨拶が行われ、また副会長からはビデオを使っての「春日丘中学校の1日」の紹介がありました。新生徒会本部の人たちにとっては、当選後初の大仕事でした。しっかりと出来ました。ご苦労様でした。
 保護者の方々も多く参加され、「生徒会の子供たちが、学校案内を進めていく姿を見て、小学校との違いが良く出ていて良かった」という感想も頂きました。

ちょっといい話―46―

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 明日からいよいよ人権月間です。「人権講演会」が、本校体育館で12月9日(金)に行われます。今回は、「在日コリアンに対する差別の問題」について一緒に考えます。その前に、豊かな人権感覚が人と人の関係をより深く確かに築いていく「ちょっといい話」を見つけましたので紹介します。  
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 先日,高速道路のサービスエリアで感心させられる出来事に出会いました。
 広い駐車場には20台くらい車が止まっていました。トイレに入ると,小学校低学年ぐらいの男の子と父親らしき親子連れが用を足していました。すると,杖を突いた高齢者の方とその方を介護する若者が入ってきて,その男の子の後ろに立ちました。男の子は,他にも場所が空いていたので不思議そうに振り返りながら用を足していました。親子がトイレを出るとき,父親らしき人がその方たちに「気がつかなくてすみません」と言って外に出ました。よく見ると,その子は唯一手すりがついている場所で用を足していたのです。

 私が外に出たとき,その親子はジュースの自動販売機の前で話をしていました。そして,その男の子は,トイレから出てきた高齢者の方に駆け寄ると,何かを告げ,頭を下げました。すると,その方たちはニコッと笑い,付添いの若者が男の子の頭をなでました。
 私が勝手に想像すると,父親が手すりつきの便器の意味を教え,そのことを理解した子どもが,父親に背中を押されたのではなく,自ら二人のところに駆け寄ったように見えました。父親が子供に話をするとき,真剣な顔で,手を挙げるでもなく,大きな声で怒鳴りつけるでもなく,静かな口調で諭すように話し,それを素直に聞く子供。日頃からきっといい関係なんだろうなと感じました。そしてこの子は,貴重な体健を大切にしていくんだろうなとうれしくなりました。
 また,父親が今回の出来事を些細なことと見過ごさなかったこと,そしてこの父親の,高齢者の方や男の子に対する様子を見ていて,きっと豊かな鋭い人権感覚の持ち主だろうなと感心させられ,長時間の運転の疲れも癒されました。
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 ※このような話は、心が大変温まります。人権について考えていくことは、楽しいことです。時には難しい話もあるかもしれませんが、これからの「自分の生き方」を考えていくためにも大切なことです。自分はどんな生き方を選んでいくのか?「誰もが幸せをたくさん感じられる世の中」に、「私が、私たちが」していきましょう!

ちょっといい話―45―

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 まずはテスト終了、お疲れ様でした。
来週にはその結果が出ると思いますが、学習に取り組む姿勢について、今一度見つめなおしてください。結果が出ると、いよいよ懇談会になります。12月15日から5日間あります。実のある懇談会になるよう、特に3年生の人たちはお家で進路希望の確認をしておいてください。というわけで、今日は懇談会にまつわる「ちょっといい話」を紹介します。
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             『 親の姿勢 』

 中学の生活面の変化は、 夏休みのような長期休暇明けによく見られる。服装面だけでなく、 行動面にも変化が見られるようになってくる。A君が煙草を吸ったり、器物を破損したりした。その晩、私とA君の父親と、 教室で話をした時のことも印象的だった。
父親は息子に向かって、

 「世の中で一番怖いのは何だか知っているか?ピストルでも刃物でもない。それを使う人間なんだ。人間の心が一番怖い。お前は自分の心が分かるのか…。壊したものはお金を払えば元に戻るだろう。でも、そうしたお前の心は、元に戻せるのか? しっかりと自分の心を見つめろよ」

 と、涙ながらに息子に語った父親の姿に、 私ももらい泣きしてしまった。
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 ※12月は人権月間です。講演会もあります。この機会に、お家のほうでも人権問題についてお話していただければ幸いです。

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学校行事
12/9 午後:人権講演会、保護者懇談会
12/10 3年土曜学習会
12/12 1年生学習確認プログラム(国・社・数)
12/13 1年学習確認プログラム(理・英)
12/15 午前中授業(〜22日)、個人懇談(〜21日)
京都市立春日丘中学校
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京都市伏見区日野谷寺町50
TEL:075-571-4969
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