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最新更新日:2025/06/24 |
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『新入生保護者会 実施』
今日の午後は、来年度の入学生の保護者の方を対象とした保護者会を実施しました。
150人以上の方が参加され、学校側の話に熱心に耳を傾けて頂きました。 また、それに先立って「給食試食会」も行いました。 こちらには32人の方が参加されました。 教育委員会から指導主事の先生をお招きし、献立の作り方や調理の仕方、中学生の栄養についてなど、大変興味深いお話を聞かせて頂きました。 因みに、中学校給食は大好評でした。 ![]() ![]() ![]() 『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() 今日僕は今までにないくらいお母さんとお父さんを尊敬した。お父さんやお母さんに対して、働いている、家事をしている、くらいにしか思っていなくて、まさか毎月こんな細かい計算をしているなんて、すごいと思うし、尊敬する。僕はおそらく普通の人の2倍近く食費がかかっていると思う。僕は今回食費をおさえて他の物にお金を回した。それにプラスして高い月謝を支払ってくれてるなんて、お父さんは本当に頑張っているんだということが分かった。お父さんやお母さんには本当に感謝している。(原文のまま) 10日に行われた1年生のファイナンスパーク学習の感想を、あるクラスの学級通信から拾いました。推敲をすればもっとよい文章になるとは思いますが、これを書いた生徒の気持ちが本当によく表れた文章です。 父母に対する感謝の気持ちを言葉にできる中学生は、意外に少ないと思います。道徳の時間に読み物資料やビデオ教材を用いて学習しても、これほどストレートな感想文はなかなか出てきません。おそらく、それが疑似体験であったとしても、約1日かけて体験してみて実感できたのでしょう。かつて、「京都教師塾」塾長の小寺正一先生が、講義の中で「百聞、百見は、一体験に如かず。」という話をされたことを思い出しました。 昨日6限に、生徒会役員の新旧交代式が行われました。 先ずは、認証された者の代表が順々に抱負を述べます。よく吟味された言葉が聞かれました。おそらく、この日のために何度も推敲してきたのでしょう。担当の先生にアドバイスを受けたかもしれません。全員が「立派なスピーチ」をして感心させられました。 次に、退任の旧役員が順番にマイクの前に立ちました。1年間の活動を振り返って、感想や思いを言葉にしました。3年生は、全員がノー原稿です。言葉が重なることもありました。おかしな言い回しになって、会場の笑いを誘った場面もありました。しかし…。 「私は、正直に言うと、引退したくはありません。」女生徒が本当に正直な言葉を放ちました。その子は、そう言った瞬間、言葉に詰まります。数秒の後、何とか言葉をつなぎます。「ありがとうございました。」最後までスピーチしきったところで一気に涙をこぼしました。何とも清々しい気持のよい光景でした。 引退した3年生のスピーチには、それぞれの生徒の「思い」が溢れていました。聴く者は、「言葉」以上にそこに乗った「思い」を受け止めたように思います。生徒会担当の先生や仲間、全校生徒や全教職員に向けて、全員が感謝の言葉を述べましたが、「ありがとうございました」の言葉以上の感謝の気持ちを聴く者は確実に受け止めることができました。 先の感想文や昨日のスピーチから、飾らなくても思いのこもった素晴らしい言葉があることを再認識しました。言葉をつなぐことは思いをつなげることです。今日、体育館に集った生徒と教職員の全員が、本校が今後目指すべき集会のあり様を見たように思います。 『登校時の様子』
今週は、毎朝校門で新旧生徒会本部役員が「朝の声かけ運動」を行っています。
主役は新役員のはずですが、やっぱり堂々としているのは旧の役員さんたちです。 「ほら、もっとしっかり声を出して!」 そんな風に指導される場面も見ました。 「こうして新しい力が育っていくのだなあ。」 近いうちに、きっと彼らも自覚をもつようになるのでしょう。実にいい光景です。 ![]() 『新役員認証式 旧役員退任式』
6時間目、生徒会新役員の「認証式」と旧役員の「退任式」がありました。
新しく役員になった人たちの意欲に満ちたスピーチが心強く胸に響きました。 また、1年間生徒会活動を引っ張ってきてくれた旧役員さんたちの引退スピーチには、思わず目頭が熱くなりました。 「正直に言って、私はまだ生徒会を引退したくはありません。」そう言って言葉を詰まらせた子がいました。それほどの思いを込めて務めてきたことが分かります。 その子もまた、新しい役員の皆さんにエールを送り、自分も一人の生徒会員として協力していくことを約束していました。 部活動に続き、生徒会活動も新旧交代が行われました。 花山中学校は新たなステージへと進みます。 新役員の皆さん、花山中学校を宜しくお願いします。 そして、旧役員の皆さん、本当にお疲れ様でした。皆さんの頑張りは本当に凄かったです。私は全市に向かって言いたいです。 「花山中学校の生徒会は京都で1番です。」 ![]() ![]() ![]() 『いらっしゃい!』
鏡山保育所の子どもたちを迎えるのも、今回で5回目になりました。
3年生は6クラスありますので、あと1回になりました。 園児さんの方は毎回同じですので、場の雰囲気にも随分となれてきました。なかなか中学生のいうことを聞いてくれません。全員で1つのことをするのが一苦労です。 園児さんたち、中学生の双方にとって思い出深い取組になっていることを願っています。交流会で使った「手作りおもちゃ」は、保育所にもって帰ってもらいました。 ![]() ![]() ![]() 『おはよう!!』
朝、校門に立つようになって1年8ヶ月。
「おはよう!」「おはようございます!」 挨拶を交わす人の数が随分とふえました。 「毎日、ご苦労様です。」地域の方がそう言ってくださいます。 苦労だなんて、とんでもありません。毎日、結構楽しんでいるのです。 校門前を通って行く保育所や小学校へ通う子どもたちとも仲良しになりました。 タッチしていく子もいます。必ず抱っこをするのが習慣になった子もいます。 もちろん、本校の子どもたちに「おはよう!」の声をかけるのが第一の目的です。 いつになく元気のない子、友達関係に変化の見える子、毎朝見ているといろんなことに気がつきます。 「おはよう!」「おはようございます!」 元気な声から始まる一日は、気持ちがよいものです。 ![]() ![]() ![]() 『毎朝 ありがとう!』
毎朝、吹奏楽部の子たちが玄関付近の清掃をしてくれています。
赴任が決まり、私が初めて本校に来た時も、玄関で彼女らの先輩たちに会いました。 部では、「奉仕活動」として行っているのだそうです。 こうしたボランティア活動が結束を強め、活の力をも強めていくのだと思います。 皆さん、グランドの土を玄関付近にまでもってこないように気をつけましょう。 一人ひとりのちょっとした心掛けで、大きく変化すると思います。 ![]() ![]() ![]() 『青少年健全育成広報パレード 実施』
12日(土)の午前10時から、校区の少年補導委員会主催の「青少年健全育成広報パレード」が実施されました。
本校のブラスバンド部のマーチングを先頭に、校区を1時間半かけてパレードしました。子どもたちの健全育成のためにと、200名を上回る地域の皆様に集まっていただけることを嬉しく、そして心強く思います。 ※写真は、開会式の様子、休憩時に委員長さんに吹奏楽部がねぎらいの言葉をかけて頂いている様子、そして閉会式に参加する吹奏楽部のメンバーの様子です。 ![]() ![]() ![]() 『土曜学習 始まる!』
12日、土曜学習が始まりました。
3年生が進路実現に向けて本格的に動き出したということです。 開講式で私が話したことの中心は、以下の通りです。 「君たちには、土曜日の午前中、家でゴロゴロして過ごすという選択肢もあった。それにもかかわらず、君たちは、学校へ来て勉強するという選択肢を選んだ。そのうえは、帰るときには、来た時よりも賢くなっていてほしい。」 学習が始まると、みんなが、非常に落ち着いた雰囲気の中で学習を始めました。その様子は、さながら定期テストの最中のようです。 来春、それぞれの進路を実現してくれることを願って止みません。 ※写真は、開講式で生徒代表が決意の言葉を述べている様子、お世話になるボランティアの先生方の自己紹介の様子、そして学習の様子です。 ![]() ![]() ![]() 『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() 6日の日曜日、第27回京都市中学校総合文化祭の「生徒社会科研究発表会」で本校の3年生4人が、見事「最優秀賞」を獲得しました。昨年度見学に行って、今年度は出場したいと決意したそうです。その時からテーマや調査対象、調査方法などもボンヤリとではあるが既に考えていたらしいです。 生徒会本部役員の彼らは、学校祭で大活躍。それが終わってからも第3回定期テスト。フェアウェルコンサートを残している者もいました。そんな大忙しの中で地域の歴史に詳しい方(浅井定雄先生)の話を聞き、先生とフィールドワークに出かけ、調べたことをまとめ、効果的なプレゼンテーションを様々に工夫しました。練習は、一体どれだけしたことでしょう。毎日完全下校のチャイムで、1・2年生に交じって帰っていく姿を見てきました。 彼らは「最優秀賞」をとりにいって見事に獲得しました。一番上の賞は、そう簡単にとれるものではないだけに、実現した彼らは本当によくやったと思います。 「ホンマに、おめでとう!」 当日のその会は、私が実行委員長を務めているもので、私の手から賞状とカップを本校生徒の手に渡せたことはこの上ない喜びでもあります。実は、前日のリハーサルを見たとき、既にその場面を想像しました。そして、その時から他校の生徒や先生方、教育委員会や保護者の皆さんに「これが花山の生徒たちと、それを指導した先生や。どうや、凄いやろ!」と自慢したい気持ちになっていたものです。 「知識」の詰め込みによる学力から、新しい学力観への転換の必要性が言われて久しいです。3年前に新しい学習指導要領が出されましたが、その中では、とりわけ「思考力」・「判断力」・「表現力」の大切さが強調されています。これらの力をつけるには、研究発表会の取組のように、「興味をもったことについて、自分で調べ、それを上手くまとめ、効果的な方法で相手に伝えていく」という学習を繰り返し行うのがよいと思います。 先日の社会科研究発表会では、「表現力」のところで圧倒的な差がついたように思います。他にも3年生の発表がありました。考えた内容やそれをまとめる技法にはそれほどの違いを認めません。本校生徒は、生徒会活動などで慣れていることもあってか、自分たちの研究を「人に伝える」部分で圧倒的な力を発揮しました。 原稿を読み上げるのでは聴く側は退屈します。かといって、まる暗記したものを直立不動で発表するというのも、劇的・儀式的で内容までは上手く伝わってきません。聴く者は、その人の表情や目や体の動きなどからも言わんとすることを感じとるからです。 言葉とともに気持ちが伝えられます。気持ちが伝わることで、仲間を理解し人間関係が強まります。そうして、仲間意識や集団のつながりが強められていきます。このように、学習や授業の場面を通じて“互いに学び合い、互いを高め合う集団”を作ることが、生徒の能力を引き出してそれを高め、学年や学校を改革することに繋がります。 今後の、花山中学校の研究の方向性が、はっきりと見えました。 |
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