今日の自由参観でも算数の授業を観ていただいていたことでしょう。
本校が,校内研究教科を算数科として取組を進めて3年目になります。「計算ができた。解き方がわかった。」という「できる・わかる算数」から「いろんな解き方を考えてみよう。なぜ,そうなったのか考えてみよう。」という「考える算数」を大事にしています。筋道立てて考えることは,より確かな学力になるからです。「他に解き方はないかな。別の方法で,もう一度考えてみよう。」と子どもたちは,考えを広げていくのです。その考えをさらに友だちと伝え合うことで広がっていきます。互いに高め合うことができます。
もちろん,友だちの意見を聞き合う集団でなければ学習も成立はしませんが,授業を通して集団をつくっていきます。
1年生は,『繰り上がりのたし算』をしていましたが,なぜそうなるのかを考えていました。やり方だけを学習していたのではありませんでした。
5年生は,『公倍数の求め方』をどのようにしたのかを意見を出して話し合っていました。
子どもたちが一生懸命に考えている姿,考えを伝え合う姿をめざして授業を工夫していきます。