“時代祭”と同じ日に、しかも「京都会館」と「平安神宮」という、目と鼻の先に位置する場所で行われる『第64回京都市中学校生徒音楽会』。昨日は、果たして会場まで時間通りに着けるのだろうかと心配をしていましたが、今朝の早い段階では天候が悪く、運良く“時代祭”の方は「順延」となり、混乱もなくスムーズに会場までたどり着くことができました。
出演生徒は、午前11時05分に洛西中学校に集合となっていたのですが、指揮者や伴奏者は、その集合時間までに学校に来て、音楽室で最後の練習に励んでいました。ご苦労様。
現地では、本番までに約1時間ほど時間があったので、全員で声出しをするなど、本番に向けてのウォーミングアップをしました。(万一に備えて、バスの中でも声出しをすることになっていました。)
午後1時前。いよいよ本番間近となったので、全員揃って、ステージ横へ移動し、待機となりました。だんだん“ドキドキ”と緊張が高まってきます。
洛西中学校の出番は午後の部(1時開演)の3番目です。今回の合唱の曲目は、アンジェラ・アキの「手紙」と、NHK全国学校音楽コンクール・今年度中学校の部の課題曲となった「証(あかし)」という曲です。
昨日のホームページの記事にも載せましたが、これまで洛西中学校が出演した6回の歴史の中で、もっとも練習期間が少ない、厳しい条件を経ての本番でした。そんな状況にも関わらず、それをはね除けるかのごとく、今日の合唱は堂々として、頼もしい立派なものでした。
今の3年生が1年生だったとき、合唱コンクールで、君たちの歌声を聞いたときは、2年後に、当時の3年生のようにすばらしい合唱ができるようになるのか、とても心配でしたが、そんな心配をしていた自分が恥ずかしくなるほど、君たちの合唱は心に響く歌声へと変わっていました。
この2年間で、君たち合唱は大きく成長しましたが、きっとそれは、合唱だけが成長したのではなく、君たちのふだんの態度や、君たちのもっている心が2年間で大きく成長し、その成長が、一人一人が心を合わせてつくり上げていく“合唱”にも作用したのではないかなと、君たちのようすを振り返り、改めて感じています。
君たちが中学校生活最後に歌う「送る会」、「卒業式」での合唱を、次は楽しみにしています。
今日の有志合唱に参加した3年生のみなさん、指導や引率にあたられた先生方、今日は本当にお疲れ様でした。
そして、遠いところまで“歌声”を聴きに来ていただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
この下の写真は、出発前のみんなのようすです。この時点では、まだみんなくつろいでいました。
そして、バスに向かい移動します。