「１０月２２日には」

　毎年、１０月２２日に京都では２つの大きな祭りが盛大に行われます。１つは平安遷都１１００年を記念して、明治２８年（１８９５年）に創建された平安神宮の「時代祭」で、もう１つは夕刻より行われる「鞍馬の火祭り」です。
　「時代祭」はその当初から、京都が日本の首都として長年にわたって培ってきた伝統工芸技術の粋を「動く歴史風俗絵巻」として内外に披露することを主眼としています。このため各時代行列に使用する衣装や祭具の１つ１つが、厳密な時代考証をもとに作製された本物であるところにその特徴があります。歴史と伝統の都ならではの祭りとなっています。（『時代祭』平安講社本部発行）
　「鞍馬の火祭り」の起源は古く、平安時代中期にまで遡り、動乱や天変地異が相次いでいた当時、御所にお祀りしていた「由岐明神」を北方にある鞍馬に遷宮することでそれらを鎮めようとしました。天慶３年（９４０年）のご遷宮の際、葦の松明を作り道々には篝火を焚いて、神道具を先頭にした行列の長さは約１キロメートルにも及んだといわれています。この行列に感激した鞍馬の住民が、この儀式と由岐明神の霊験を後世に伝えようと守ってきたものだそうです。

１０月２１日 第２回進路保護者会のご案内

　３年生の保護者の皆様、１２月の進路希望先決定に向けて、来る
１１月１０日（木）の午後２時から、本校体育館で第２回進路保護者会
を開催致します。
　内容は、１．平成２４年度公立高等学校選抜制度ついて２．入試日程
です。
　進路決定のご参考にぜひお誘い合わせの上、ご参加下さい。
　もし、１，２年生の保護者の方でぜひ参加したいというご希望の方も、
ご参加頂いて結構です。
　配布用紙に出欠をご記入の上、１０月２８日（金）までにご提出下さい。
　右の配布文書のところにプリントがありますのでご利用下さい。

１０月２０日 定期テスト３ 一日目

　１０月１９日（水）から定期テストの３が始まりました。
　今月は月初めから文化祭・合唱祭・体育祭と行事が目白押しで、
忙しい毎日でした。
　学校祭終了から１週間あまり、この日は２年生の音楽のテストが
実施され、２０日からは、全学年テストが実施されます。
　特に３年生にとっては、進路決定について大事なテストです。
　しかし３年生については、進路決定に重要な時期の中での今回の
テストです。
　この後、教育相談が続き、1ヶ月後に定期テスト４が行われます。

１０月１９日 第２回土曜講座 英語検定試験

１０月１５日の土曜日の午前に、土曜講座第２回目として「英語検定試験」を
実施しました。
　今回は、２級〜５級まで計４３名が受検しました。
　試験監督は、今回も大学生のボランティアの方にお願いして、午前９時
過ぎに検定を開始し、級によっては１１時過ぎ頃まで各級筆記試験とリスニング
試験に取り組みました。
　各試験会場は物音一つせず、みんな真剣な表情で全力を尽くしている様子
でした。
　なお試験の結果は、１１月の初旬に通知されます。
　また、今後数学検定、漢字検定、英語検定の第２回目も予定しています。
　皆さん奮って応募して下さい。

「秋の七草」

　万葉集第８巻に「山上臣憶良の、秋の野の花を詠む二首」として、

・「秋の野に　咲きたる花を　指（おゆび）折り　かき数ふれば　七種（ななくさ）の花」（大意　秋の野に咲いた花を指折って数えると七種類の花になる。）

・「萩の花　尾花葛花　撫子の花　女郎花　また藤袴　朝貌（あさがお）の花」（大意　萩の花、尾花、葛花、撫子、女郎花、また藤袴、朝貌。）

「二首が一組となって意味をなす。しかも短歌と旋頭歌（五七七五七七の形式）とで組になっていて、珍しい。」（日本古典文学大系５『万葉集二』岩波書店）が収められています。
　「秋の七草」は万葉集にある山上憶良のこの二首の歌に由来しているとされています。後半の旋頭歌は花の名前の羅列で、尾花は「薄（すすき）の穂」で、朝貌は「朝顔」「昼顔」「木槿（むくげ）」「桔梗（ききょう）」など諸説あるそうです。「春の七草」のように、疲れた胃腸を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養を補給するという「薬効」のあるものではなく、その姿・形や風情を楽しむものとなっています。
学校の周りに眺めてみますと、紅葉の兆しも見られます。次第に深まりゆく秋を楽しみたいものです。

１０月１８日 第６回公開授業・研修会その２

　公開授業の後の研修会では、生徒の学びを中心とした授業の意見交換が
行われました。
　その後、全体で現在の取組を進める中で、「コの字型の座席」、「４人
組での話し合い」、「授業後の研究協議の在り方」等について、プラス面
やマイナス面、そして改善すべき点をブレーンストーミングで意見を出し
合った後、模造紙に貼ってグルーピングし、グループごとに発表するなど、
ワークショップ形式で研修を深めました。
　今回出されてきた意見をまとめて、「学びプロジェクト」で検討し、更
に研究を深めていく上での、方向性や改善案等を示していきたいと考えて
います。

「近畿ブロック研究大会」

　１０月１６日（日）、福知山市三段池公園総合体育館等におきまして、第３７回社団法人日本ＰＴＡ近畿ブロック研究大会・京都府大会が行われました。
　当日は、近畿各地から２，３００名を超えるＰＴＡ会員が参加し、午前の７つの分科会・特別分科会に始まり、昼食休憩後の全体会までそれぞれの学校・地域の取組を中心にした発表・提案、講演などが行われました。今回の研究大会で採択されました「大会宣言」（抜粋）をご紹介いたします。

　今後の近畿ブロックにおけるＰＴＡ活動のさらなる発展と前進を目指し、総力をあげて次のことに取り組むことを決意し、宣言します。

一、私たちは、子どもたちが、毎日、笑顔で過ごすことができるよう、その笑顔が明るく夢ある未来に続いてくれるよう願いを込めてＰＴＡ活動を推進します。

一、私たちは、家庭での教育はもちろんのこと、家庭、学校、地域がお互いに連携し、子どもたちを温かく見守り育てていける環境づくりに貢献するＰＴＡ活動を推進します。

一、私たちは、あらゆる人権問題について正しい理解と認識を深め、人権意識の高揚を図るＰＴＡ活動を推進します。

一、私たちは、生涯学習社会の中で、成人の学習団体として学習活動の推進と研修する機会の充実に向けたＰＴＡ活動を推進します。

　

　

１０月１７日 第６回公開授業・研修会その１

　１０月１２日（水）の６限に、第６回目の公開授業・研修会が行われ
ました。
　今回は、２年生の数学の授業の公開でした。
　単元は一次関数で、携帯電話の各社の料金プランを比較して、基本
料金と通話料の合計を式とグラフでそれぞれ表して、どれだけの時間
通話すると、どのプランが安くなるかをグループで話し合いました。
　自分の生活に身近な教材でもあり、みんないろいろ考えを出し合い、
聞き合って、式やグラフに表して発表していました。
　最後には、一定時間以上通話すると定額になる制度も入れて、複数の
式を立てて正解を求める問題にもチャレンジし、グラフで表して、それ
を発表した後、立式に取り組んでいました。

１０月１４日 第３回家庭・地域教育学級

　１０月１１日(火)の午前１０時からに大枝中学校ランチルームで、
今年度第３回目の大枝中学校家庭地域教育学級が開催されました。
　「ドラッグから子どもを守るために」〜今日のドラッグ問題事情〜
と題して、京都ダルクデレクターの加藤武士先生にご講演とワーク書部の
ご指導をお願いしました。
　この日は西京支部の第３回指導者研修会も兼ねており、地域や校区の
小中のＰＴＡ以外にも西京支部の中学校ＰＴＡからの参加もあり、ランチ
ルームは大盛況でした。
　この講演会をお世話していたただいた、桂坂保護司会・更生保護女性会
世話役の松井政枝さんによる講師紹介の後、加藤先生の講演とその後、各
テーブルごとのワークショップが始まりました。
　最近はドラッグに対しての意識の変化が見られる。薬物は犯罪から病気
という見方が強まり、それに合わせるかのように暴力団とのつながりから、
ネット・ホームストア・ドラッグストア・合法ドラッグの店舗という風に、
より身近なものとなってきている。
　誘う人を減らすということは、誘われる人を減らすことにもつながる。
　そこでそのような社会を作っていくために我々は何ができるか、について
テーブルごとに話し合いました。
　知らない人に注意するのは「怖い」けれど、「あいさつ」など声かけする
のも１つの方法である等、興味深いお話を聞かせて頂きました。
　参加された皆さん、ご苦労様でした。

「今を大切に」

　爽やかな秋空が広がった１０日の「体育の日」、全国各地でスポーツイベントなどが実施されたようです。新聞に拠りますと、その体育の日に合わせて文部科学省が２０１０年度の「体力・運動能力調査結果」を公表しました。調査結果では各校種での取組の成果として、子どもの体力が１２年前に比べて大幅に向上したそうです。しかし、１９８５年ごろのピーク時に比べると依然低い水準にあるそうです。また、２０代〜３０代は低下傾向が顕在化し始めているそうです。中学と高校で運動部に入っていた人と入っていなかった人とに差があり、年齢とともに体力は低下するが６０代でも運動部経験の有無による差は開いたままだったそうです。「学生時代の継続的な運動経験が、その後の習慣につながっている」（文部科学省）と説明されています。
　これらの結果は、日々の取組の大切さを再確認するものだと思います。何事に取り組むにも好適な季節を迎え、１２月までの３ヶ月間（授業があるのは４９日間）を一つの目標として、『今を大切にして、今日を頑張る』を合言葉に、朝読書から始まる毎日の取組を大切にしてほしいと思います。