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最新更新日:2025/06/19 |
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『おめでとう!』![]() ![]() 2年生の宇山君兄弟が、陸上競技の「三段跳び」と、「走り高跳び」でそれぞれ3位に入賞しました。 また、3年生の大久保君、藤村君、茨木君は、クラブチームの中学生バレーボール全国大会で見事に優勝しました。特に大久保君は「最優秀選手」に選ばれました。 今、花山中学校の生徒たちは本当によく頑張っています。 今後も、多くの種目で優秀な成績を収めてくれるよう願っています。 『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() ![]() 学校祭文化の部がいよいよ今週末に迫ってきました。授業中といい、放課後といい、校長室にまで練習の様子が伝わってきます。勇壮な太鼓演奏の音。美しい合唱のハーモニー。劇づくりや展示作品の制作に走り回る生徒の姿。吹奏楽コンサートや作品制作に忙しく活動する文化部の生徒たち。 毎日の放課後、多目的室で練習している太鼓は文化の部の開会セレモニーで発表されます。生徒会本部役員と育成学級で学ぶ子どもたちとのコラボレーションです。日に日に上達しており、当日生徒や保護者の皆さま方の驚く顔が楽しみになってきました。合唱練習は、音楽室や体育館や多目的室など、至る所で割り当てに基づいて行われています。中でも、廊下での練習がすごいです。吹き抜け式の本校校舎では、歌声が学校中に響き、互いを刺激し合っています。先日ALTのリース先生と一緒に3年生の練習を見に行きました。彼の感想は“Amazing!”(驚くべき!)でした。2年生と3年生は学年劇に取り組んでいます。3年生は夏休み中からの活動で、随分気持ちも入り込んでいるようです。テロリストが原子力発電所の爆発を画策し、主人公の少年がそれを阻止すべく奮闘するというストーリーです。3.11以来の福島県の原発問題がある中、タイムリーな題材に挑戦しているものです。どういう展開なのか楽しみでなりません。劇の大小道具や展示作品をつくっている子どもたちは、とてもよい表情で活動しています。「校長先生、見て!スカートにポスターカラーがついちゃった!」こういう風に言う子どもたちを心から可愛いと思います。台風の影響で活動日が減った分、連休中に集まって制作した学年もあったそうです。当日は、きっと素晴らしい作品を完成させてくれることでしょう。ブラスバンドの演奏時には、昨年度同様、先生の飛び入り参加があるようです。家庭科部や美術部、理科技術部の生徒たちは、この時とばかり張り切って活動しています。 学校中が何かに向かって結束しているとき、教師としての最高の気分を味わえるものです。そして、今がまさにその時です。学校祭文化の部が大成功に終えられることを切に願っています。 また昨日、1年生が『夢』をテーマとした学年道徳を行ったので、興味深く見に行きました。「両親が医療現場で働いていて、尊い仕事だと思ったので自分も看護師になりたいです。」と語った女子生徒がいました。「板前さんになりたい」「Jリーガーになりたい」など、その理由とともに子どもたちから夢が語られました。夢をもつことはよいことです。そして、それを語り合うことは更に良いことです。そうしてお互いを理解し、いつまでたっても互いに励まし合える仲間に育っていってほしいものです。 授業の最後は、先生の次の言葉で締めくくられました。 「目の前のこと、今やったら文化祭の取組に全力で取り組むことが、実は夢に近づくことなんやで。」 上手くまとめたものです。その通りだと思います。 臨時休校
台風15号による暴風警報発令のため本日は臨時休校とします。
安全等に留意をして午後からすごしてください。 また絶対に増水した河川には近づかないで下さい。 暴風警報発令中 9:00現在
9:00現在 暴風警報発令中
生徒は自宅待機してください。次の判断は11:00です 暴風警報発令中 7:00現在
7:00現在 台風15号による暴風警報発令中 自宅待機してください。
9:00までに解除になれば10:40登校(3限) 発令中の場合は自宅待機です。 11:00までに解除になれば13:15登校(5限) 発令中の場合は自宅待機です。 11:00現在発令中の場合は臨時休校 『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() 新人戦が繰り広げられています。この3連休も市内各所をバイクで走り回りました。1年生だけで戦う女子バスケットボールは、連戦連敗ながらも少しずつ成長しているようです。子どもたちの一生懸命な姿に、応援に熱がこもるのは当然で、18日の試合では、圧倒的な点数の開きはあったものの、ベンチと応援席が一体となった声援では負けていませんでした。 男子バスケットボールと軟式野球はここまで無敗です。男バスの18日の試合では、ベンチのメンバー全員が試合に出るなど、余裕の戦いぶりでした。最後に出場したスコアラーが得点を決めたシーンには、今は引退した3年生の夏の大会でのあのシーンが重なりました。軟式野球部には凄い“勢い”を感じます。試合に出ている者もベンチを温める者も一体になっての“全員野球”を実践しています。声は出るし選手がきびきび動く、何より雰囲気がすこぶるよろしい。相手チームも、『このチームになら負けても仕方がない』と思えるのではないでしょうか。これまでの戦いぶりを見ていると、わかさスタジアムも夢ではないようにさえ思えてきます。 陸上の試合を見に行って驚いたことがあります。4×100mRに出場したうちの1年生女子が体操服姿だったのです。顧問の先生に聞くと、何かの手違いでユニフォームが試合本番に間に合わなかったのだそうです。しかし、体操服姿のうちの選手は、それでも一生懸命で、見ていて清々しかったです。 昨日行われたサッカーの試合では、相手チームが創部したばかりのようで、驚くほどに点が入りました。終わってみれば25−0の大勝。サッカーの試合では前代未聞のスコアでしょう。親バカかも知れませんが、この試合でもうちの子たちを褒めてやりたいと思います。圧倒的な点数差がついても決して手抜きをせず、最後まで全力で戦ったからです。 個人的な楽しみもあります。予定の中に我が子の試合見物も入れているのです。息子の姿はブルペンでしか見られませんが、高校野球のスピードとパワーは中学野球とは比べものになりません。スイング、打球、走塁、送球すべてにおいて格が違います。例えば、中学野球の新人戦では、ノーアウトかワンナウトで1・3塁なら、ほぼ確実に2塁への盗塁が成功しますが、高校野球ではそうはいかないのです。小学生の頃から徐々に絞られてきて、高校で硬球を握ろうとする子たちの体力と技術力、それに精神力は素晴らしいです。 もうひとつ楽しみがあります。試合の合間にBGMの流れるカフェで、コーヒーを飲みながら読書をすることです。家での読書とは全く異なる有意義な時間です。ちなみに、この3連休には3年生の女の子から借りた『神様のカルテ2』を読みました。いい本は、何をしていても続きが読みたくなるものです。前作同様、感動作に仕上がっていました。 もうすぐ文化祭。みんながそれぞれの場面で頑張っています。そして、大いに楽しんでもいます。私も私の楽しみ方を満喫させてもらっているのです。 『朝日新聞』の記事を紹介します
13日の小塩江中学校の訪問を報じる「朝日新聞」の記事を紹介します。
ここには掲載されませんでしたが、テニス部のみんなやPTAの役員さん方も心温まる歓迎をしてくださいました。また、生徒会本部の皆さんには、準備から当日の運営まで本当にお世話になりました。 最後に、記者の「今後はどういう交流を考えておられますか。」という質問に対して、私の答えたことを詳しく書いておきます。 「学校がお膳立てするのはここまで。この後は、先生の手を離れて個々の生徒やグループ同士が交流を続けてくれることを望んでいます。」 (記事は、9月15日付「朝日新聞」朝刊) ![]() 『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() ![]() 12日(月)、福島県須賀川市立小塩江中学校の3年生17人が、校長先生はじめ3人の引率の先生方と共に本校に来られました。震災で延期されていた修学旅行が実施され、約束通り本校の生徒たちとの交流を図るためです。滞在時間が30分以上延長されるほど交流は盛り上がり、両校生徒にとって大きな収穫があったと思います。 「もうすぐ、小塩江中学校の皆さんが到着されます!」教頭先生の放送に校門付近にたくさんの教職員が出て来ます。玄関では、祭の法被を着た「京炎そでふれ」のダンスチームが控えています。校内にいる生徒も玄関付近にドンドン集まってきました。保護者の方や地域の方もやってこられ、一気に歓迎ムードが出来上がりました。 校門をバスが入ってきます。その場にいる者全員が温かい眼差しで乗客に手を振ります。車中の人たちが恥ずかしそうに手を振り返します。小塩江中の皆さんがバスを降りた瞬間、華やかなダンスが始まりました。歓迎会の会場へ向かう途中の廊下に野球部員が立ちはだかります。「こんにちは!野球部です。」校舎中に響き渡る声であいさつし、ギャグを交えた歓迎のパフォーマンスが繰り出されます。「これが関西のノリか!?」は、西内校長先生の感想です。その後は会議室に入り、一気に真面目なムードになりました。 私の挨拶の中心は、「今日のこの出会いをかけがえのないものにしてほしい」というものです。続いて、両校の生徒代表があいさつを交わしました。「沈む気持ちを、メッセージが明るくしてくれた。」以前に生徒たちが送ったメッセージをそんな風に評価してくれました。多目的室に移動すると、そこではブラスバンド部が楽しい中にも迫力のある演奏で歓迎してくれます。続いて体育館へ。「行けー、小塩江!押せー、小塩江!」女子バレー部の大きな声でのエールに、緊張して固まってしまった生徒もいたようです。テニスコートでは、即興で挨拶が交わされました。その自然な感じが好感をもてました。生徒会室や菜園の紹介をして再び会議室へ。そこではPTAの方々が、メロディーベルの演奏と手づくりのお土産をプレゼント。西内校長先生からの感謝の言葉で交流会は終了しました。 西内校長先生のお話は、その場にいた者だけが聴くには惜しい内容でした。震災が奪っていったもの、絶望感からの動き出し、教育や学校が果たす役割、将来への不安、今後の見通しなどについて、体験した人でなければ分からない感覚で話してもらいました。 翌13日は、生徒が京都市内の自由行動ということで西内校長先生が再び来校されました。「花山中へ来て、感動したと同時に教育観が変わった。今後はここの生徒のような、自由で豊かに自分を表現できる生徒を育てたい。」 これまでの取組が高く評価されたように思います。不十分な準備期間で、これだけの取組をやりきった生徒と教職員の「底力」を見た気もしました。 この日はホンマ、最高やったと思います! (写真の記事は、13日付「京都新聞」朝刊より) 『小塩江中学校との交流会』盛会に終わる![]() ![]() ![]() 京炎そでふれの歓迎の舞に続き、生徒会本部による歓迎会、ブラスバンド部のウエルカムコンサートの他、各部活動の生徒による心温まるパフォーマンスで交流を行いました。 PTAの皆さんからは、手作りのお土産プレゼントの他、メロディーベルの演奏、京都のお母さんからの励ましの言葉がありました。 最後に、小塩江中学校の西内校長先生からお礼の言葉がありました。 その中で、この半年間の生活を振り返っての話を聞かせて頂きました。その場にいた花山中学校関係者にとっては、震災をより身近に感じる瞬間でした。 小塩江中学校の皆さんを励まそうと取組を始めた訳ですが、終わってみれば花山中学校の生徒や教職員がたくさんのことを学ばせてもらった気がします。 この交流が、お互いの今後にとって大きな力になることを願って止みません。 『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() 秋季大会(新人戦)が始まっています。台風の影響で一週間遅く開幕した軟式野球も、熱戦を繰り広げているところです。 さて、本校のベンチに一人、車いすに乗った選手がいます。野球部顧問の先生が担任をする、肢体育成学級に通う生徒Aです。Aは野球が大好きで、よく担任の先生とも阪神タイガースの話に熱狂すると聞きます。この夏休みは、すべての公式戦と練習試合の応援に行ったそうです。 「きょうは、○○のかえりにがっこうによりました。やきゅうぶがれんしゅうしているとおもったのですが、していませんでした。せんせいにもあえなかったので、ざんねんでした。」 夏休みに書き続けた日記の中の一つです。Aは、今年度になってから担任の先生との間で交換日記を始めました。この分量を書くのに2時間以上かかるところからのスタートだったと聞いています。1日も休まず書き続けた日記の内容は、担任の先生を慕う気持ちに溢れています。また、担任の先生が情熱をかけて指導している野球部に対しても強い思いをもつようになったようすが伺われます。 新人戦を前に、担任の先生は顧問として、部員にAをベンチに入れることを提案しました。彼の車いすを押す役割を担う者も出てきました。対戦する相手校の顧問の先生にも了解をとりました。皆さん、快く認めてくださったそうです。そうして実現したのです。 昨日、今季2戦目を見に行きました。審判団から試合開始整列の声がかかります。車いすを押してもらって、一番端にAも整列しました。いつも以上に背筋が伸びているように思います。皆に遅れまいと、他のメンバーよりも早く帽子のつばに手をかけます。「これから、大宅中学校と花山中学校の試合を始めます。」「お願いしまーす!」球審の声に続き、両校選手の大きな声の中にAの声もしっかりと聞こえました。 Aの担任は、育成学級を受けもつのは今年が初めてです。先輩の先生からアドバイスを受け、教育委員会が主催する研修会で学びながら関わってくれています。担任が言ったことの中で、私の頭から離れない言葉があります。 「私ははじめ、障害があるAは可哀そうだと思っていました。しかし、今は障害があることで、Aがさせてもらえない事があるとすれば、その方がずっと可哀想です。だから、私はAに出来るだけ多くの経験をさせてやりたいと思っています。」 炎天下の野球観戦。大きな声を出して応援もします。『体調は大丈夫だろうか?』そばに養護教諭がついてはいるものの、皆がそんな心配もします。送り迎えをされる保護者の方は、Aの一生懸命に応援する姿を嬉しく見つめておられます。 25人の今の目標は、市内決勝戦まで勝ち進んで“わかさスタジアム”で戦うことだそうです。野球部に限らず、花山中学校ではこうした「一人を大切にした取組」が色々な場面で行われています。頼もしく、嬉しい限りです。 |
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