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最新更新日:2025/06/19 |
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臨時休校
台風15号による暴風警報発令のため本日は臨時休校とします。
安全等に留意をして午後からすごしてください。 また絶対に増水した河川には近づかないで下さい。 暴風警報発令中 9:00現在
9:00現在 暴風警報発令中
生徒は自宅待機してください。次の判断は11:00です 暴風警報発令中 7:00現在
7:00現在 台風15号による暴風警報発令中 自宅待機してください。
9:00までに解除になれば10:40登校(3限) 発令中の場合は自宅待機です。 11:00までに解除になれば13:15登校(5限) 発令中の場合は自宅待機です。 11:00現在発令中の場合は臨時休校 『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() 新人戦が繰り広げられています。この3連休も市内各所をバイクで走り回りました。1年生だけで戦う女子バスケットボールは、連戦連敗ながらも少しずつ成長しているようです。子どもたちの一生懸命な姿に、応援に熱がこもるのは当然で、18日の試合では、圧倒的な点数の開きはあったものの、ベンチと応援席が一体となった声援では負けていませんでした。 男子バスケットボールと軟式野球はここまで無敗です。男バスの18日の試合では、ベンチのメンバー全員が試合に出るなど、余裕の戦いぶりでした。最後に出場したスコアラーが得点を決めたシーンには、今は引退した3年生の夏の大会でのあのシーンが重なりました。軟式野球部には凄い“勢い”を感じます。試合に出ている者もベンチを温める者も一体になっての“全員野球”を実践しています。声は出るし選手がきびきび動く、何より雰囲気がすこぶるよろしい。相手チームも、『このチームになら負けても仕方がない』と思えるのではないでしょうか。これまでの戦いぶりを見ていると、わかさスタジアムも夢ではないようにさえ思えてきます。 陸上の試合を見に行って驚いたことがあります。4×100mRに出場したうちの1年生女子が体操服姿だったのです。顧問の先生に聞くと、何かの手違いでユニフォームが試合本番に間に合わなかったのだそうです。しかし、体操服姿のうちの選手は、それでも一生懸命で、見ていて清々しかったです。 昨日行われたサッカーの試合では、相手チームが創部したばかりのようで、驚くほどに点が入りました。終わってみれば25−0の大勝。サッカーの試合では前代未聞のスコアでしょう。親バカかも知れませんが、この試合でもうちの子たちを褒めてやりたいと思います。圧倒的な点数差がついても決して手抜きをせず、最後まで全力で戦ったからです。 個人的な楽しみもあります。予定の中に我が子の試合見物も入れているのです。息子の姿はブルペンでしか見られませんが、高校野球のスピードとパワーは中学野球とは比べものになりません。スイング、打球、走塁、送球すべてにおいて格が違います。例えば、中学野球の新人戦では、ノーアウトかワンナウトで1・3塁なら、ほぼ確実に2塁への盗塁が成功しますが、高校野球ではそうはいかないのです。小学生の頃から徐々に絞られてきて、高校で硬球を握ろうとする子たちの体力と技術力、それに精神力は素晴らしいです。 もうひとつ楽しみがあります。試合の合間にBGMの流れるカフェで、コーヒーを飲みながら読書をすることです。家での読書とは全く異なる有意義な時間です。ちなみに、この3連休には3年生の女の子から借りた『神様のカルテ2』を読みました。いい本は、何をしていても続きが読みたくなるものです。前作同様、感動作に仕上がっていました。 もうすぐ文化祭。みんながそれぞれの場面で頑張っています。そして、大いに楽しんでもいます。私も私の楽しみ方を満喫させてもらっているのです。 『朝日新聞』の記事を紹介します
13日の小塩江中学校の訪問を報じる「朝日新聞」の記事を紹介します。
ここには掲載されませんでしたが、テニス部のみんなやPTAの役員さん方も心温まる歓迎をしてくださいました。また、生徒会本部の皆さんには、準備から当日の運営まで本当にお世話になりました。 最後に、記者の「今後はどういう交流を考えておられますか。」という質問に対して、私の答えたことを詳しく書いておきます。 「学校がお膳立てするのはここまで。この後は、先生の手を離れて個々の生徒やグループ同士が交流を続けてくれることを望んでいます。」 (記事は、9月15日付「朝日新聞」朝刊) ![]() 『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() ![]() 12日(月)、福島県須賀川市立小塩江中学校の3年生17人が、校長先生はじめ3人の引率の先生方と共に本校に来られました。震災で延期されていた修学旅行が実施され、約束通り本校の生徒たちとの交流を図るためです。滞在時間が30分以上延長されるほど交流は盛り上がり、両校生徒にとって大きな収穫があったと思います。 「もうすぐ、小塩江中学校の皆さんが到着されます!」教頭先生の放送に校門付近にたくさんの教職員が出て来ます。玄関では、祭の法被を着た「京炎そでふれ」のダンスチームが控えています。校内にいる生徒も玄関付近にドンドン集まってきました。保護者の方や地域の方もやってこられ、一気に歓迎ムードが出来上がりました。 校門をバスが入ってきます。その場にいる者全員が温かい眼差しで乗客に手を振ります。車中の人たちが恥ずかしそうに手を振り返します。小塩江中の皆さんがバスを降りた瞬間、華やかなダンスが始まりました。歓迎会の会場へ向かう途中の廊下に野球部員が立ちはだかります。「こんにちは!野球部です。」校舎中に響き渡る声であいさつし、ギャグを交えた歓迎のパフォーマンスが繰り出されます。「これが関西のノリか!?」は、西内校長先生の感想です。その後は会議室に入り、一気に真面目なムードになりました。 私の挨拶の中心は、「今日のこの出会いをかけがえのないものにしてほしい」というものです。続いて、両校の生徒代表があいさつを交わしました。「沈む気持ちを、メッセージが明るくしてくれた。」以前に生徒たちが送ったメッセージをそんな風に評価してくれました。多目的室に移動すると、そこではブラスバンド部が楽しい中にも迫力のある演奏で歓迎してくれます。続いて体育館へ。「行けー、小塩江!押せー、小塩江!」女子バレー部の大きな声でのエールに、緊張して固まってしまった生徒もいたようです。テニスコートでは、即興で挨拶が交わされました。その自然な感じが好感をもてました。生徒会室や菜園の紹介をして再び会議室へ。そこではPTAの方々が、メロディーベルの演奏と手づくりのお土産をプレゼント。西内校長先生からの感謝の言葉で交流会は終了しました。 西内校長先生のお話は、その場にいた者だけが聴くには惜しい内容でした。震災が奪っていったもの、絶望感からの動き出し、教育や学校が果たす役割、将来への不安、今後の見通しなどについて、体験した人でなければ分からない感覚で話してもらいました。 翌13日は、生徒が京都市内の自由行動ということで西内校長先生が再び来校されました。「花山中へ来て、感動したと同時に教育観が変わった。今後はここの生徒のような、自由で豊かに自分を表現できる生徒を育てたい。」 これまでの取組が高く評価されたように思います。不十分な準備期間で、これだけの取組をやりきった生徒と教職員の「底力」を見た気もしました。 この日はホンマ、最高やったと思います! (写真の記事は、13日付「京都新聞」朝刊より) 『小塩江中学校との交流会』盛会に終わる![]() ![]() ![]() 京炎そでふれの歓迎の舞に続き、生徒会本部による歓迎会、ブラスバンド部のウエルカムコンサートの他、各部活動の生徒による心温まるパフォーマンスで交流を行いました。 PTAの皆さんからは、手作りのお土産プレゼントの他、メロディーベルの演奏、京都のお母さんからの励ましの言葉がありました。 最後に、小塩江中学校の西内校長先生からお礼の言葉がありました。 その中で、この半年間の生活を振り返っての話を聞かせて頂きました。その場にいた花山中学校関係者にとっては、震災をより身近に感じる瞬間でした。 小塩江中学校の皆さんを励まそうと取組を始めた訳ですが、終わってみれば花山中学校の生徒や教職員がたくさんのことを学ばせてもらった気がします。 この交流が、お互いの今後にとって大きな力になることを願って止みません。 『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() 秋季大会(新人戦)が始まっています。台風の影響で一週間遅く開幕した軟式野球も、熱戦を繰り広げているところです。 さて、本校のベンチに一人、車いすに乗った選手がいます。野球部顧問の先生が担任をする、肢体育成学級に通う生徒Aです。Aは野球が大好きで、よく担任の先生とも阪神タイガースの話に熱狂すると聞きます。この夏休みは、すべての公式戦と練習試合の応援に行ったそうです。 「きょうは、○○のかえりにがっこうによりました。やきゅうぶがれんしゅうしているとおもったのですが、していませんでした。せんせいにもあえなかったので、ざんねんでした。」 夏休みに書き続けた日記の中の一つです。Aは、今年度になってから担任の先生との間で交換日記を始めました。この分量を書くのに2時間以上かかるところからのスタートだったと聞いています。1日も休まず書き続けた日記の内容は、担任の先生を慕う気持ちに溢れています。また、担任の先生が情熱をかけて指導している野球部に対しても強い思いをもつようになったようすが伺われます。 新人戦を前に、担任の先生は顧問として、部員にAをベンチに入れることを提案しました。彼の車いすを押す役割を担う者も出てきました。対戦する相手校の顧問の先生にも了解をとりました。皆さん、快く認めてくださったそうです。そうして実現したのです。 昨日、今季2戦目を見に行きました。審判団から試合開始整列の声がかかります。車いすを押してもらって、一番端にAも整列しました。いつも以上に背筋が伸びているように思います。皆に遅れまいと、他のメンバーよりも早く帽子のつばに手をかけます。「これから、大宅中学校と花山中学校の試合を始めます。」「お願いしまーす!」球審の声に続き、両校選手の大きな声の中にAの声もしっかりと聞こえました。 Aの担任は、育成学級を受けもつのは今年が初めてです。先輩の先生からアドバイスを受け、教育委員会が主催する研修会で学びながら関わってくれています。担任が言ったことの中で、私の頭から離れない言葉があります。 「私ははじめ、障害があるAは可哀そうだと思っていました。しかし、今は障害があることで、Aがさせてもらえない事があるとすれば、その方がずっと可哀想です。だから、私はAに出来るだけ多くの経験をさせてやりたいと思っています。」 炎天下の野球観戦。大きな声を出して応援もします。『体調は大丈夫だろうか?』そばに養護教諭がついてはいるものの、皆がそんな心配もします。送り迎えをされる保護者の方は、Aの一生懸命に応援する姿を嬉しく見つめておられます。 25人の今の目標は、市内決勝戦まで勝ち進んで“わかさスタジアム”で戦うことだそうです。野球部に限らず、花山中学校ではこうした「一人を大切にした取組」が色々な場面で行われています。頼もしく、嬉しい限りです。 『小塩江中の3年生がやってきます』![]() 半年間延期されていた関西への修学旅行が、ようやく実施されるということで、本校への訪問が実現しました。日程の都合で、滞在時間はあまりありませんが、お互いにとって有意義な時間になればよいなと思っています。 現在、生徒会本部役員とPTA本部の皆さんが中心になって、歓迎の内容を考えていただいています。 保護者や地域の皆さま、お時間のある方は、どうぞ見学にいらしてください。 訪問及び交流についての内容は以下の通りです。 1 日時 平成23年9月12日午後5時頃から40分程度 2 内容 迎える会 生徒代表(両校)と花山中校長の挨拶 校内見学 吹奏楽部によるウエルカムコンサート 部活動や学校祭に向けての取組の様子を見学 送る会 PTA本部の皆さんが考えておられます 小塩江中校長の挨拶 3 参考 訪問者 3年生17人 校長 教師2名 計20人 写 真 本校との交流が、福島の新聞に紹介された記事の一部 『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() 9月になりました。最初の土日は、台風の影響で新人戦の一部が中止になったり練習ができなかったりで、やや気勢をそがれた感がします。そんな中、男子バスケット部の試合では、最後の24秒で逆転し僅か1点差で勝利をものにしました。『あのまま1点差で負けていたら…』と思うと1プレーの重みを思わずにはおられません。 さて、5日(月)の6時間目。朝机上に置かれてあった指導案につられて1年生の道徳の授業を見に行きました。題材はフジTVの番組「偉大なる人」からの「カミカゼ特攻隊」です。30分間の中身はとても見ごたえがありました。 特攻隊に志願し出撃した主人公は、目標とする戦艦に行き着くまでに敵機の襲来に遭い、身体に機関銃の弾を数発受けたものの、機は何とか撃墜されずに不時着して助かりました。そして、次の出撃までの間に終戦となり奇跡的に命をとりとめました。その人の証言をもとに、実際の映像も組み入れて作成されたビデオはとてもよくできていたと思います。戦争に対する批判。自分の命と引き換えに国や家族を守りたいという特攻隊員の気持ち。「特攻」という矛盾に満ちた作戦を考えた上官に対する怒りの感情。家族や大切な人への愛。命の大切さについてなど、考えさせるべき内容は多岐にわたっていました。 ビデオには、私も引き込まれました。途中、子どもたちの様子を見ると、人に気づかれないように、そっと涙を拭う者が少なからずいました。ビデオ視聴の部分が長くとられた授業内容だったので、子どもたちの感想が十分に聞けなかったのを残念に思いました。「あとで感想を読ませてください。」終業のチャイムが鳴った後も一生懸命に感想を書き続けている子どもたちを見ながら、担任の先生にそう言い残して教室を後にしました。 教諭時代、太平洋戦争を扱うときには、沖縄戦や特攻隊のことを題材にして社会科か道徳か分からないような授業をしてきたことを思い出します。その対象は3年生で、今回のように1年生がこれほど引きつけられることが意外でもありました。担任の先生から借りた感想文を見ると、1年生の素直な気持ちが表されていて、良い時間になったことが分かります。 いよいよ学校祭に向けての取組が始まります。この時間のように子どもたちの心を耕す活動を続けてほしいと思います。 ○ 私は、特攻という作戦は本当に嫌だなと思いました。勝ちに行くんではなく、死にに行くなんてひどいなと思いました。死んでしまったら、残された家族も悲しい思いをすると思います。勝たないまま戦争が終わったら、やっと終わったと思う気持ちもあるけれど、死んだ人たちを思うとやりきれないなと思いました。 ○ 国のために命をかけて戦うというのがとても恐ろしかったです。どんな思いをもっていても、命令に従わないといけないことに対しておかしいと思いました。特攻は死にに行くようなものだし、簡単に命を奪われてしまう、恐ろしいものだと思いました。私は、戦争のある時代には絶対に生まれたくないと思いました。 |
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