京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/07/29
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夏休み。熱中症に注意しながら、普段は取り組めないことにも挑戦しましょう。

鏑木先生をお迎えしての職員研修

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 6月9日(木)本校へ鏑木良夫先生をお迎えして,校内職員研修を行いました。
 最初に鏑木先生に提案(模範)授業をしていただき,その後「先行学習で習得から活用へ」のテーマで貴重なお話も伺うことができました。
 公開授業の段階から近隣他校からも沢山の参加者があり,共に研鑽を深めることができたことをうれしく思います。
 
 鏑木先生は「教えて考えさせる先行学習」を実践され,全国の多くの学校で提案授業をされています。「教えて考えさせる教育」「教えて考えさせる指導」という表現が中教審答申の中にも見られるようになってから,「教えて考えさせる授業」は全国的に広まり,今回,鏑木先生の「先行学習」を取り入れた授業を実際に参観できたことは,私たち教職員にとっては絶好の機会となりました。

 ここからは職員の研修の中身になりますが,「教えて考えさせる授業」とは、「習得」の授業のスタンダードな原理として提唱されています。それは,教師からの説明・理解確認・理解深化・自己評価の4段階を踏まえて授業を構成することを基本としており,今回はこの4段階に先行学習(予習)等を加えた「教えて考えさせる先行学習」の授業として行っていただきました。
 講演では,これらの各段階は「充実コース」「そこそこコース」「まあまあ(コース)」「とりあえず(コース)」など,指導の状況や実態に応じて簡素化させることも可能だという話をしていただき,現場の教員にとっては,「― 先行学習」について十分研究した上で,「実用性」と「手軽さ・便利さ」とをはき違えることがなければ,どの学校にあっても,実用性のある運用が可能ではないかと思われます。

 「教えて考えさせる授業」は、その時点では学力の低い子どもであっても基礎的な知識・技能を身につけ,より向上させることが可能であり,学力が高い子や先取りして学習している子どもでも,退屈せず充実感を味わえるような授業であることをめざしています。 しかし,学力差の大きな学校では,そのようなことが本当に可能なのかどうか,大変興味深いものがありました。
 提案授業では,指導者のていねいな説明や補説があり,理解確認によって基礎知識の共有をはかろうとする場面や,その先にやりがいのある(活用)課題を用意して問題解決を促しながら相談や討論など協同的に学習を進める場面も設定されています。おそらく,それら一つ一つの活動場面をていねいに有機的に紡いでいく過程の中で,授業の終末には生徒全員が所期の成果を期待できるまでになるのではないかと考えられます。
  
 また,自分がどれだけ理解しているのかを診断するための「メタ認知」を促す自己評価を取り入れることの大切さも強調されていました。たとえ一時間の授業でも学習後に理解が深まったことを自己認識することになれば,授業に対する有用感を持つことができ,次への学習意欲へとつながります。学習意欲は身につくものではなく育てるものであり,学習意欲が育つような授業を私たちは目指していますが,鏑木先生は,「教師は授業の入り口では工夫するが,出口を大切にしていないのではないか。授業の終末で勝負することが大切。」とも仰っていました。これは,授業終了後に,ねらいを達成した生徒が次もガンバロウという意欲を高めて終えることの大切さを述べておられます。
 逆説的にとらえると,教員にとっては耳の痛い話ですが,授業者として最も大切なことを端的に表現されたものと理解しています。改めて心に留めておきたいと思います。

 さて,私たち教職員は,深草中学校の生徒達をよりよく育成するために保護者・地域の皆様のご協力を得ながらも日々取組を進めているところです。職員研修もその取組の一環であり,教職員一人一人の資質や指導力の向上を目指して研修を深めています。
 今回のように,授業を伴う研修では一部の生徒のみを残して他の生徒は午後から放課になることが,今後もまたあるかも知れません。その時は職員研修の趣旨をご理解いただき,今後ともご協力をいただきますよう宜しくお願い申し上げます。
 
  鏑木先生には,大変お忙しい中,本校での研修会を快く引き受けてくださいました。誠にありがとうございました。この場を借りて改めてお礼申し上げます。
 そして,公開授業で共に授業を作り上げた2年4組の皆さん,大変よくがんばりました。これからも授業をがんばって受けてほしいと思います。
 
 最後になりましたが,本校以外から参加していただいた教職員や委員会の皆様,ありがとうございました。今回の研修会でご意見等がございましたらご連絡下さい。今後とも宜しくお願い申し上げます。

(鏑木先生からは多くの示唆をいただきましたが,ここに挙げさせていただいたのはほんの一部です。
 本文は筆者の感想に基づくもので,鏑木先生や関係の皆様の意図に沿わない点については忌憚なく,是非ご批正いただきますよう宜しくお願い申し上げます。文責:教頭)

1年生校外学習を振り返る5

先生達もがんばっています。
食事の後は後片付けをして,無事終了しました。
大きな事故やケガもなく,みんながんばって校外学習を成功させました。
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1年生校外学習を振り返る4

 完成しました。みんなで会食です。みんなと一緒でおいしさ倍増。いつものカレーとはひと味違います。
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6月9日(木)1年生校外学習を振り返る3

 どうやら火がうまくおこったようで,順調にカレーができつつあるようです。
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1年生校外学習を振り返る2

 いよいよ調理開始です。特に大事なのはかまどの「火」。「火」を制することができるか否かで野外炊飯の成功が左右されます。苦戦しているようですがうまくいったのでしょうか?気になるところですが,この続きは明日また紹介します。
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1年生校外学習を振り返る

朝はJRの稲荷駅に集合です。そこから列車に乗って長池駅まで行き,10:00頃に友愛の丘に到着しました。現地で説明を聞いているところです。
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プール清掃中

「がんばってます。」
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プール清掃

 今日の6限終了後から2・3年生の体育委員と剣道部,陸上部,野球部,及び有志達が,プール清掃の奉仕活動を行ってくれました。まもなく始まるプール学習に向けて,泥の中を懸命になって磨き上げてくれています。
 
 磨いてくれた人がいるから気持ちよくプールに入れる。気がつかないところで自分は他人(ひと)の世話になっている。でも,そういう他人(ひと)のおかげで,世の中は案外普通に回っているものなのです。
 
 そんなことをしていたなんて知らなかった,そんな人がいたなんて気づかなかった,そういう人は君の回りには結構たくさんいるのです。
 
 
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6月8日(水)1年生は校外学習へ

 1年生は校外学習へ出発しました。五月晴れと言っても良いような天気で暑いくらいですが,絶好の日和となりました。方面,その他は以下の通りです。

内 容:飯ごう炊さん

場 所:財団法人青少年野外活動総合センター「友愛の丘」

行 程:10:00 友愛の丘 到着 準備・飯ごう炊さん・片付け
    13:50 友愛の丘 出発
    14:26 JR 長池駅 発
    15:04 JR 稲荷駅 着
    15:15 JR 稲荷駅前解散

 メニューはカレーをテーマにして各クラス,各班で相談して決めました。いくつか例を挙げてみますと,チーズカレー+サラダ,チキンカレー+ポテトサラダ,玉子カレー+生野菜サラダ+オレンジジュース,3班特製カレー+リゾット+ヨーグルト,牛肉カレー+チョコレートフォンデュ,肉と野菜たっぷりカレー+フルーツポンチ,ぶたカレー(中辛),アップルビーフカレー,安いカレー+サラダ+みかん,ドライカレー+ヨーグルト+りんご・・・などなど。どれもおいしそうですが,どんなカレーになるのか見てみたいものもありますね。でき上がったカレーは,どの班が一番美味しいか1年の先生がチェックして回るそうなので,気合いを入れて作らねばなりません。がんばって下さい。
   

     
 
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6月7日(火) 石碑「創造」

 平成18年12月に「教育基本法」が改正されました。新しい教育基本法では,「人格の完成」や「個人の尊厳」など普遍的な理念は大切にしつつ,新しい時代の教育の基本理念として「公共の精神」「伝統の継承」そして「豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成」が明示されています。

 終戦2年後の昭和22年,学制改革により深草中学校は誕生しました。深草中学校の沿革史をひもとくと,翌昭和23年に「旧騎兵隊兵舎を改造し,現校舎に移ったこの日をもって本校の創立記念日とする」とあります。「この日」とは11月2日を指します。深草中学校誕生の年を起点とするならば,今年の11月で本校は創立64年目を迎えることになります。

 本校の正門を入ると,正面に石碑が設置されているのがわかります。石碑に刻まれている言葉は「創造」。背面を見ると,創立33周年記念とあり,今から31年前に深草中学校同窓会によって建立されたこともわかります。 

 改正教育基本法の前文にも謳われているように「創造性」ある人間の育成は教育の一つの目標でもあります。旧教育基本法が制定されたのは,昭和22年。その同じ年に誕生した深草中学校ですが,約60年後に改正された新たな教育基本法によって改めて明示された理念を,私たちの先輩達は30数年前に,既に「創造」を前面に掲げていたのです。「創造」の碑銘が選ばれたのは単なる偶然ではなく,おそらく先輩方の炯眼による時代や人間を洞察した結果ではなかったでしょうか。
 私たちはこのような先輩方に多大な敬意を表し,誇りに思うべきですね。そして,生徒諸君は,この石碑を通して先輩方がすべての後輩に託したかった思いとはいったいどんなものだったのか,心静かに一度石碑と対話してみてはどうでしょうか。
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