京都市総合教育センターでは,教職員の実践的指導力を向上させるために多くの研修会を企画しています。今回は水泳の指導法の研修に本校からも9名参加しました。講師は本校からも近い某スイミングスクールのスタッフです。
勤務時間終了後の夜間の研修にも関わらず,プールサイドは「水を怖がる子」「なかなか浮けない子」「息継ぎができない子」をなんとか泳げるようにしてやりたいという先生方の熱気に包まれていました。
研修を通して以下のような指導内容に目から鱗を落としてきました。
・楽しい雰囲気の中で,水が顔にかかっても我慢できるようになる指導
・水を怖がる子は視覚的な配慮で克服できる
・息継ぎのためのボビングの指導の大切さ
・浮くことの前に立つことの指導を
・浮くことと沈むことの両方の指導を
・いかに力を抜いてふし浮きさせるか
・全力バタ足と脱力バタ足
・手足を動かさずに体幹を動かして泳ぐ 等
明日からの水泳学習にすぐに役立つ内容ばかりでした。
本校は校区にスイミングスクールのある学校です。スクール経験率も高く,平均した泳力も比較的高いと思われます。しかし,それだからこそスイミングスクールに通っていない児童にも確かな泳力をつけ,水泳の楽しさを全ての児童に伝えていきたいと考えています。
また,このことは水泳に限らず,たとえば学習塾に通っていない児童が本当に学力を高めていくことができているか,学習塾へ通っている児童が,友達より先行して獲得した知識に安心せずに,さらなる向上を目指す意欲がもてているか問い続けることが大切であると考えています。
水泳の研修は明るく,楽しく続いていきました。