今年,朱雀中学校は京都市教育委員会から「豊かな学びリーディングスクール」の研究指定を受けました。リーディングスクールとは,学習面や生活面において生徒の力を伸ばす「リーダー(牽引車)」として実践的な取組を行い,京都市の(特に)中学校に対して取組の様子や成果などについての情報発信を行う学校のことです。
朱雀中学校は,「規範意識」を高める取組を進めるということで指定を受けています。もちろん,学校や家庭・地域での基本的な生活習慣のベースに「規範意識」が育っていれば,学習面においてもプラスの効果を表すであろうことは容易に想像できます。全く新しい取り組みを始めようというのではなく,これまでから朱雀中学校の伝統として大切にしてきた生徒会活動(挨拶運動やVGC活動など)にPTAや地域の方の力を貸していただき,朱雀中学校区全体で規範意識を高められるような取組を進めていきたいと思っています。
その第1弾として,本館や西校舎にA3版で「−ルールを守ろう− あかんもんは あかん」と書いたアピール用のポスターを掲示しました。また,各教室には一回り小さなA4版のポスターを掲示しています。さらに,7月のPTA本部役員会,運営委員会でも協力をお願いして,協力していただける方には自転車の前かごにも同じように「−ルールを守ろう−あかんもんは あかん」と書いた黄色い啓発用のステッカーをつけていただくことをお願いしました。
まず,手始めに学校の自転車8台にも取り付けてみましたので紹介します。街中では小さな信号だと自転車が赤信号でも平気で突っ込んでいくのをよく見かけます。この前などは保護者と思われる方が先に信号無視で突っ込み,さらにその後ろを小学校低学年ぐらいの兄弟が続いて(信号無視で)走っていくのを見かけました。大人が平気でルールを破っていると,子どもたちがまねをします。これでは「規範意識」が育つどころではないと思います。「あかんもんは あかん(信号は守らなあかんし,いったん停止をしなければあかんのです)」を大切にすることは,実は自分自身を交通事故から守ることであると同時に,子どもたちを守ることにもなるのです。
今日,朱五の自治連合会長さんにもお願いをしました。地域の方も快く自転車に「あかんもんは あかん」を付けていただけそうです。そこで,保護者の方にもお願いがあります。自分の自転車にもつけてもいいよとおっしゃっていただける方は,お子さんを通じてでも直接でも結構ですので学校(教頭先生)に連絡してください。学校で枚数は十分に準備をしております。1台でも多くの自転車が子どもたちを見守りながら校区内を走れれば素晴らしいと思いますので,よろしくお願いします。