今日は,京人形(御所人形)を作っておられる岡本師匠に来ていただいて,お話を聞きました。伝統工芸の技の高さと道具や材料の大切さを学んだ子どもたちは,今日はどんな話が聞けるか楽しみにしていました。岡本師匠は,作品を作る前には,必ずそのものを深く理解するようにしていることをお話しされました。たとえば,キタキツネの作品を作ろうとしたときは,北海道まで野性のキタキツネを見に行き,その様子を観察したり,実際に触ったりしてより深くキタキツネのことを理解して作品を作るようにしているということを教えてもらいました。自分が人形にしようとするものについては,できるだけ詳しく知り,深く理解してから作品をつくるその姿勢に子どもたちは,伝統工芸の奥深さを感じて印した。