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最新更新日:2025/06/12 |
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ぼちぼち「テスト勉強」の体制を
家庭訪問も昨日で終了しました。新しい担任との「学校と家庭を結ぶパイプ」をこれから太くしていっていただければと考えております。さて、来週末は「第一回定期テスト」です。テスト範囲についてのプリントは全学年に配布してあります。それを確認し、今日から「勉強への体制」を整えていってほしいものです。具体的には、ノートはもれなく取れているか、プリント類はすべて揃っているか、授業中のテストに関する事柄など、来週からでなく、もう週末の土曜日・日曜日には完了して、やれる所からやり始める。当然、「質と量」が必要です。自分にとってどのくらいの量が必要かを考え、計画を立ててやって行く。そこには「質」を考えるならば「携帯電話」は不要です。やる時は「集中できる環境」に自分を置く。成果・効果を上げるためには不要なものは遠ざけることも大切です。一年生にとっては入学して一番初めの、二・三年生にとっても学年が変わっての「一回目」です。頑張りが結果として現れれば、もっとモティベーションはあがります。始めが肝心です。「頑張ろう」という新鮮な気持ちで、「あと十五分余計にやってみる」のと、来週の授業は「最大に集中」で臨むことを期待します。努力はきっと報われる。
第1回学校評議員会
「学校評議員会」 開催
5月10日(火)、午後7時より新旧合同の学校評議員会を開催しました。 昨年度の生徒・保護者を対象としたアンケートの結果と分析を示すともに、それを活かした今年度の取組の紹介が、学校長よりありました。 評議員の方からは、貴重なご意見をたくさん頂きました。以下に主なものを掲載します。 ○ 昨年度の反省に立って今年度の取組が計画されている。どれも納得できるものであり、生徒や学校の更なる変容を大いに期待する。 ○ 昨年度1年間、先生方の生徒に向きあおうとする姿勢に触れ、また、そうした取組で学校が変容していく様をみてきた。感謝と敬意を表したい。 ○ 朝学習や朝読書に積極的に取り組ませるために、どのような工夫をされているのか。 ○ 菜園活動に力を入れているのはよいことだ。しかし、土の大切さや食のありがたみについて、生徒にもっと感じさせてほしい。また、生徒だけでなく保護者にも考えさせる方法を考えていかなければならないと思う。 ○ 生徒が学校行事をとても楽しんでいる様子がよく伝わってくる。「行事を通して何を学ばせたいのか」という視点を大切にしてほしい。 ○ 子どもを伸ばすのに、担任以外の先生が褒めることが大きな効果を生むように思う。 ○ 校長室を開放し、子どもが校長に気軽に相談できるようにしているのは好感が持てる。 ○ たより等の学校からの連絡が上手く家庭に伝わっていないようだ。PTAのメール配信システムをうまく使ってみてはどうか。 ○ 今回は、教職員評価の提示がなかった。次回からは質問項目を工夫し、生徒・保護者・教職員間の相関関係を見ていけるようにすると更によいと思う。 ○ この場に初めて参加したが、学校の考え方や様子がよく分かった。また、地域の方に対して校長が経営方針を説明される場面は貴重で、有意義な時間となったと思う。 皆さまから頂いたご意見を今年度のこれからの実践に活かしていきたいと思います。 尚、HPの「学校だより」に平成22年度の生徒・保護者アンケートの集計結果を掲載しております。どうぞご覧ください。 『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() ![]() 家庭訪問週間です。「行ってらっしゃい!」午後からスーツ姿で出ていく先生方を少々羨ましい気持ちで見送ります。そう言えば、家庭訪問をしなくなって随分経ちます。担任をしなくなっても、学習点検などで定期的に関わる家庭があり、教頭になって以来ですから、もう8年も行っていないことになります。 昨日たまたま、うちの若い先生と家庭訪問の話をしていたところ、若い頃に先輩の先生から聞いたことを思い出しました。 家庭訪問の問の字は「門」ではなくて「問」です。この意味は、玄関先(門の所)で話すだけでなく、家に上がり込んで保護者の方に色々な問い掛けをしなくてはならないということです。問い掛けの内容はもちろん子どものこと。家庭での様子や学校のことを家でどのように話しているかなどです。2校目の学校に異動した時には、「家庭訪問週間の訪問は、きっかけに過ぎない。その後度々訪問できるような雰囲気を保護者との間に作ることが主な目的だ。」と教わりました。 「生徒の背景にまで入り込んだ指導」という京都市教育の理念があります。背景とは生徒の家庭であり地域です。そこまで入り込まなければ子どもを変えることはできないという意味です。大きな課題がある生徒を担任していた頃、このことを痛切に感じました。定期テストの前や入試が近づいてくると、夜中まで学習につきあいました。遠足や修学旅行の前日には、持ち物の点検を手伝いました。「そんなことをすれば、子どもの自立を損ねるだけだ。」そんな声も聞こえてきそうです。分かってはいましたが、それをしなければ、勉強せずにテストを受けたり、忘れ物や違反物が一杯となって、自立どころかその瞬間に倒れてしまいそうな子どもがいたからでした。 家庭訪問で見えてきたこともあります。家庭学習の習慣が全くない生徒がいました。家庭訪問週間のときには気づかなかったのですが、(その時はしっかり片付けてあったので)訪問を重ねるうち、その子の家庭内には学習する場所も雰囲気もないことが分かってきました。その後は保護者にも働きかけ、共に学習する中でようやく高校入試に間に合いました。「先生、今日はうっとこが最後か?よかったら、ご飯食べて帰ってえな。もうお父さん帰ってくるし、晩酌の相手してくれたら喜ぶし…」そんな風に言われることも珍しくありませんでした。日に何度も夕食を食べることも少なくなかったです。本校の先生方にこういう家庭訪問を期待しているわけではありません。時代も違うし学校も異なります。こんな話をしてもピンとこない人が多いのかもしれません。しかし、こんな時代やこんな取組があったことを知っておいてはほしいと思います。私は、いや少なくとも私たちの世代の教師は、多かれ少なかれ「関係や取組の内容を積み上げていく家庭訪問」を大切にしてきました。そして、この時の経験が確実に今になって役立っていると感じています。 「家庭や地域から学ぶ」これもまた京都市教育の理念の一つです。一人の教師として、家庭訪問から学んだことは多く、そして大きいです。 『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() ![]() GW後半も終わりました。今年もバイクで数々の試合を応援して回りました。お陰で現在私の顔はすでに日焼けで赤黒くなってしまっています。各会場で子どもたちの頑張っている姿に触れ、応援に行ったこちらが勇気をもらった気がしました。前号に引き続き、試合を見ての感想を綴っておきたいと思います。 先ずは、サッカー。相手は同志社中学校。私立の生徒は大きいとよく聞きますがこれは本当です。うちは2年生の子が多く出場しているから尚更そう思うのかもしれませんが、相手は一回り以上大きく感じました。空中戦だけでなく、身体のぶつかる競技だから体力の差は大きなハンデです。その中に10番をつけたとっても上手な子がいました。スピードがありドリブルでもボールが身体から離れません。得点には必ずその子が絡みました。悔しいけれど力負けだったと思います。 次に女子バレーボール。準決勝の相手は樫原中学校。2年生中心の若く小柄な子の多いチームですが、なかなか粘っこいです。第1セットは圧倒的な強さで奪いましたが、2セット目以降展開が変わります。そういう戦法しかないのでしょうが、よく拾いよく繋ぎます。そうこうしている間にうちのバレーができなくなってきました。思い切りの良さが影を潜め、次第に相手ペースに。「あそこで強気でいってれば…」バレーに関して素人の私でさえそう思います。結果は逆転負け。3位決定戦は、リラックスできたからでしょうか、本来の力を発揮してあっさりと勝ちました。3位は立派な成績ですが、1番を目指していただけに残念です。 続いて男子のバスケット。準々決勝の相手は前回準優勝の伏見中学校。今回も一進一退の攻防が続きました。途中10点近くあった得点差を逆転もしました。最後のピリオドでは、将に1点を争うゲームとなりました。どちらかがゴールするたびに大歓声が沸き起こります。残り約10秒で62−62。延長戦突入も囁かれていた時、鋭いホイッスルの音が試合を止めました。うちのファールで相手チームにフリースロー。2本のうち1本が決まって残り時間は1秒、万事休すとなりました。1時間近くを戦って僅か1点に泣いたことになります。 前号にも書きましたが、このわずかな差は何なのでしょう。毎日厳しい練習をしています。勝ちたい気持ちもどの中学校にも負けていません。「勝負は時の運!?」そんな言葉で片付けられない条件を突きつけられた思いがします。この僅差を埋めることが夏への課題です。 「人間対人間の対戦なんやから、人間的に相手を上回らない限り、試合でだけ勝つことなんてできひん!」先輩の先生から聞いた言葉を使って言葉づかいや生活態度、学習態度まで指導してきたことを思い出します。夏季大会までの3カ月余、部活動の時だけでなく、目の前に現れるすべての事柄に真摯に向き合い、誠実に全力で対応して人格を磨くことが勝利への道です。 今回流した悔し涙を無駄にしてはいけません。一人一人の弛まぬ努力が花山中をつくっていくのです。 『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() 春季体育大会が京都市各地で進行中です。29日からの3連休中も市内をバイクで走り回りました。こうして校長が各会場を訪れるようになったのはいつ頃からでしょう。少なくとも私が中学生の頃、校長先生が試合の応援に来てくださったことは一度もなかったように思います。「先生、たいへんですね。」保護者の方にはそう言ってもらいますが、どうぞお気づかいなく。少しも大変だとは思っていません。試合予定を見てスケジュールを立て、それこそ分単位で会場を回ります。確かにとても忙しいですが、ベンチで保護者の方や卒業生、試合に出ていない選手たちと一緒になって応援するのはこの上なく楽しいのですから。 さて、3連休中にいくつかの部が既に負けました。明日試合の陸上部の他、残っているのは女子バレー部、男女のバスケット部と相成りました。これまでの試合を見てきて印象に残ったことを綴っておこうと思います。 まず、男子ソフトテニス。下級生と当たったその試合はやりにくそうにも見えました。消極的な攻めでミスを重ね2−0と劣勢に立たされます。ペアの1人が何とか粘って一方的になるのだけは食い止めていました。やがて相手のミスもあってチャンスが訪れます。「思い切って打っていけ!」声をかけました。ベンチの顧問も檄を飛ばします。何かをふっ切ったように積極的な攻撃に転じました。一気に形勢挽回、逆転勝利を呼び込びました。テニスのような個人種目で弱気は禁物です。 次に、男女のバスケット。女子の久世中戦と男子の近衛中戦は肝を冷やしました。一進一退の攻防が続きます。どちらかがゴールを決めるたびに体育館の一方が大きく揺れます。男子の近衛中戦は、まるで決勝戦のような盛り上がりようでした。選手が緊張しながらも思い切ったプレーを重ねます。3Pシュートや見事なカットイン、速攻が決まると俄然盛り上がって一気に点数が入ります。大事なところで得点できるか否か。激励会の時に、「球ぎわ」の話をしましたが、将に球ぎわの強さが勝敗を分けたような一戦でした。 続いて野球部。相手チームには失礼かもしれませんが、力の差はなかったと言っても良いでしょう。スコアリングポジションに走者を送ることはうちの方が多かったのですから。要はそこでの一本が出たかどうかでした。相手チームが、地面に叩きつけた強いゴロを打って内野手の頭上を越すという当りを2本も続けたのに反して、我がチームの打者は単純なゴロやフライに倒れました。何とかしようと試みたスクイズバントもファール。この差は一体何なのでしょうか。本校の選手たちも日頃から気合の入った練習を重ねてはいます。気持ちで負けている訳でも決してありません。勝利の女神さまは、本当にいるのかもしれません。 最後に女子バレー部。「準決勝までは応援に行かへんしな。それまでは他の部の応援に行くし、勝ち続けや。」彼女らにはそう伝えてあります。どの部でもいいです。先ずは京都市内のてっぺんに立ってほしいと思います。 「京都で1番の学校」づくりの大きな弾みになるはずですから。 『東山を西に見て』〜Make Legend〜![]() ![]() 23日(土)、沖縄の修学旅行から帰りました。行くところ行く所で「いい生徒さんたちですね。」「素晴らしい学校なんでしょうね。」と子どもたちや学校のことを褒めていただきました。3日目の朝、伊江島でのファームステイを終えて、最初のグループが島のおばぁと一緒に帰ってきました。以下は、おばぁの言葉です。「先生、うちの孫たちは素晴らしい。これまで、何人泊めたか分からんけんど、一番いい孫たちでした。おじぃの仕事を手伝ってくれたり、私がなにも言わなくても片付けを手伝ってくれたり…。この子たちと離れたくないくらいです。」 親として我が子を褒められるのは嬉しいですが、教師として受け持ちの生徒をほめてもらえることは、それにも増して嬉しいことだとつくづく思います。 伊江島を離れるフェリーへの乗船時、既に泣き出している子を見つけました。甲板から千切れんばかりに手を振ります。雨が降るのに気にもしません。やがて“ボーッ”と霧笛が鳴りました。別れのシーンの演出効果が一層高められます。子どもたちは、泣きながら手を振ります。それを見ている私の胸も熱くなります。修学旅行でこんな体験ができるのもファームステイならではでしょう。傍にいた生徒に話しかけました。「大人になったら、また伊江島に来たらええやん。」「もちろん。絶対おばぁに会いに来るし!!」 今回の旅で“凄い”と思える人に出会いました。出会いは旅の魅力の一つでもあります。その人たちを紹介します。一人目は、1組が平和学習に訪れた轟ガマで出会ったガイドの安田国重さんです。挨拶を交わした瞬間、「先生が学校のHPに書いておられた文章を読みました。この子たちが伝説をつくるんですね。」と言われました。自分が案内する相手のことを事前に知っておきたいという「プロ意識」を感じ、驚き感心させられました。ガマに入っていく最中も、子どもたちの安全について細心の注意を払われます。話が始まると、これが上手い。知識も豊富です。全員がガマでの悲しく惨い出来事を目の前で起こっているかのように想像しました。「全員、懐中電灯を消して下さい。」そうして暗闇の中で語られる内容に女子生徒の間からすすり泣きの声が聞こえてきました。語り部さんの話もよかったですが、感受性豊かな子どもたちをも誇りに思う瞬間でした。 2人目は、伊江島の小濱豊光さん、観光協会の代表の方です。出会った瞬間に人柄の大きさと温かさを感じさせる人です。おそらくこれまで、何百人もヤンチャな生徒を受け入れ、彼らを島の魅力の虜にさせてきただろうことが容易に想像できました。離村式の話では、「皆さんはもう島の子どもです。いつでも島に帰ってきてください。行ってらっしゃい!」と結ばれました。「先生も、来年また帰ってきてください。」と握手を求められました。不思議と目頭が熱くなりました。小濱さんの手は、大きく厚くそして、温かかったです。 伊丹空港到着![]() ただいま伊丹空港に到着しました。 これより帰還式を行い,帰りのバスに乗車します。 国際通り・首里城散策を終え,空港です
《修学旅行最終日その4》
国際通り・首里城でそれぞれ散策を終え,那覇空港へ来ました。 今から京都へ帰ります。 ![]() 国際通りで班別行動中![]() 伊江島から国際通りへ移動し昼食をとっています。天気も小雨になってきました。 伊江島のおっかぁ・おっとぅとの別れ![]() 離村式を終え,フェリーにて伊江島のおっかぁ・おっとぅ・おじぃ・おばぁとの別れです。行ってきます。 |
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