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最新更新日:2025/06/19 |
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ファームステイ体験中![]() 天気もよく絶好の体験日和です。 城山や沸水(写真)を見学し,各家庭で体験を続けています。 このあと夕食をとり,就寝となります。 明日はステイ先の方とのお別れと国際通り散策があります。 2日目スタート
《修学旅行2日目その1》
午前中に美ら海水族館での見学を終え,伊江島に入村しました。 いよいよファームステイの開始です。 ![]() ホテルに向かって移動中![]() 平和祈念公園にて千羽鶴を奉納し,ぬちどぅ宝=命こそ宝を学びました。 平和学習を終え今,全員ホテルに向かっています。 18時45分より夕食をとりレクリエーションを楽しむ予定です。 (夕食・レクの様子は明日の朝,upされます。今日はここまで) 平和学習開始
《修学旅行1日目その3》
平和祈念公園で昼食をとり,3つに分かれて平和学習をしています。天気もよく,みんな真剣に話を聞き学習をしています。 ![]() 沖縄(那覇空港)に到着![]() 那覇空港に到着しました。このあと,平和祈念公園に移動・昼食後,平和学習に取り組みます。平和について深く心に刻み込みます。 伊丹空港到着![]() ![]() 花山中学校3年生修学旅行団は,予定通り朝7:00に出発。無事,伊丹空港に到着しました。みんな,元気に飛行機に搭乗します。 『東山を西に見て』 〜Make legend〜![]() 2009年3月25日付の私のエッセイ『市役所の窓から』に「伝説の学年」というタイトルをつけたものがあります。始まりはこうです。 学校がよくなっていく時、そこには「伝説の学年」と称される学年の存在がある。卒業後も教職員や児童生徒から何度も語られ目標とされる学年のことだ。 修学旅行の結団式での話を考えているとき、この言葉が浮かびました。伏線があります。今年赴任して来られた教頭先生が、着任式のあいさつで「伝説をつくってほしい」と語られました。先のエッセイは、市役所から学校現場で頑張る知人にも配信していたのですが、そのうちの1人が「このフレーズ、使ってもいいですか。自分が主任を務める学年の子どもたちに紹介して、目標にさせたいのですが…」とメールを返信してきました。彼は教頭先生の前任校で共に勤務していたので、着任式での言葉は私のエッセイと無関係ではないのかもしれないと密かに思っています。 さて、結団式での話です。結団宣言に先立って以下のような内容を話しました。 先週、3月に卒業した生徒がやってきて次のような話をしてくれました。「あんなにしんどかったのに、あんなに素晴らしい卒業式を迎えられるなんて、自分たちの学年の1年間の歩みは、ドラマみたいやった。」 今年の3年生は、真面目でまとまりがあって何事にも頑張ってきたのでそんなドラマのようにはならないのかも知れません。だからこそ、学力や部活動の成績や行事の完成度など、あらゆる分野で水準の高い、他校や他学年の人がびっくりするような学年を目指してほしいと思います。何年経っても「あんなに素晴らしい学年はなかった」「花山が劇的に変化したのはあの学年からや」と語り継がれるような「伝説の学年」になってほしいです。伝説は学校生活のあらゆる場面でつくられますが、とりわけ行事への取り組み方が後々にまで印象に残ります。最初の大きな行事が明日からの修学旅行です。花山中の修学旅行に関わるすべての人に「こんなに気持ちの良い集団はない!」と言ってもらえるような取組や行動をしましょう。「伝説の学年」づくりへ向けて、明日からいよいよ発進です。 2年前のエッセイにも書いていますが、伝説に残る学年を目指して取り組む学年は稀だと思います。伝説になるかどうかは結果だからです。目の前の課題と真摯に向き合い、その一つひとつを克服していく過程で力をつけていくものです。時にぶつかり、時に分かち合い、そして認め合う、そんな営みの結果として「伝説の学年」は出来上がるのです。 先輩のそれと比べると妙に色の濃い真新しい制服に身を包んだ1年生も、本校の校舎に馴染んできたようです。教科ごとに先生が変わることにも慣れたようにも思います。今、そんな1年生の授業を見に行くことが面白いです。つい先日まで「可愛い」と思っていた2年生たちも、いつの間にか大人びてきました。男子も女子も顔つき身体つきが変化してきたようです。1・2年生が授業に向かう姿勢を実に頼もしく感じます。 「京都で1番の学校」を目指して、各学年で「伝説の1年」は既に発信しています。 いざ、修学旅行へ!![]() ![]() 1日目は平和学習、2日目は美ら海水族館を見学したのち伊江島でのファームステイ、そして3日目は国際通りや首里城等の観光をします。 今日の4時間目には結団式を行いました。 明日からの旅行に向けて、ワクワクする中にも緊張感のあるよい式ができました。 「伝説の学年」づくりへ向けて、いよいよ発信します! 明日から日に2〜3回、旅行中の子どもたちの様子を本HP上で紹介します。 どうぞ、お楽しみになさってください。 『東山を西に見て』![]() 授業が本格的に始まっています。今日は出張等がなかったので、朝からじっくりと時間をかけて各教室を見て回りました。先生方も子どもたちも緊張の面持ちで授業に臨んでいます。新しい学年、新しいクラス、新しい先生に新しい仲間たち、どれだけ自分を出せるのか、今は皆がそれを推し量っているかのようにも見えます。この緊張感が1年間続くことを願って止みません。 授業の上手さの一つに「緊張と緩和」づくりがあります。中学生に50分間緊張させ続けることはなかなか難しことです。緊張の持続時間は、せいぜい15分〜20分間です。その間にどう緩和の時間をつくるかが腕の見せ所でしょう。授業の上手な先生は、この時間作りがとてもうまいのです。今日もそんな場面をいくつも見ました。授業内容に関係のある事柄を、生徒の身の周りから引っ張ってくるのがよい方法だろうと思います。一つ一つの学習が日常生活と結びついていることを実感させるのが中学生にとって大切だからです。 さて、東日本大震災から1カ月が経過しました。今回の件では、自然の力の大きさを思い知らされるとともに、今ここに生かされている喜びと、だからこそしなければならない事を再認識させられています。 以前に、学生時代の友人の勤める学校が被災したことを書きましたが、HPにアップしたそのエッセイを読んで、本校のPTA本部の方々が自分たちの出来る支援活動を考えてくださいました。義援金や支援物資ではなく心を届けようと、現在千羽鶴とメッセージシートづくりに取り組んでくださっています。呼び掛けに応じた教職員からもメッセージが集まっています。職員室に備え付けられた袋の中からいくつかを拾ってみました。 ○私たちが今、お力になれることは何ですか。どんなことでも、どうぞお知らせ下さい。お待ちしています。 ○私達は無事に入学式を迎えられました。でも心より喜ぶことはできません。頑張って下さいと簡単に言える立場ではありません。私達の、子ども達と今できることが、皆様の心の励みになるよう頑張っていきたいと思います。 ○大震災があり、非常に大変な思いをされていることと思います。言葉で「力になりたい」と言っても実際にどんなことをすれば力になれるのか考え、悩み、できることから…と行動しています。命あってこそです。先のことなど、不安だとは思いますが、“来ない朝はない”です。必ず夜は明けます。みんなで頑張りましょう。 ○私ができることは限られていますが、できることを一生懸命しようと思います。どうぞ、お気持ちを強く持たれてください。 ○今は大変つらい時でも、またみんなが笑える日が必ず来ます。希望をもって、どうか強く生きてください。遠い地より皆様のお幸せをお祈りしています。 被災地の学校のことを思うとき、今この瞬間を大切にしたいと考える気持ちが一層強くなります。今教室内にあるこの緊張感を大切にして、一時間一時間、いや一瞬一瞬を大切に取り組んでいきましょう。 私たちにできることで、しなければならないことです。 『東山を西に見て』![]() ![]() 7日は、第四十九回入学式。元気一杯の新入生140名を迎えて、平成23年度が本格的に始まりました。一番に登校する生徒を写真に収めようと校門で待っていましたが、その子が来たのは集合時刻の30分以上も前で、まだ「入学式」の立て看板が出されていませんでした。そこで、3番目に登校した生徒とその保護者の方に「本校のホームページに載せますよ。」と断って上の写真を撮影しました。 式辞では、前日の始業式で2・3年生に述べたことを新入生に分かりやすく話したつもりです。前回のエッセイで、「京都で1番の学校を目指すことを口にするには、その決断に勇気が必要でした」と書きましたが、私にそれをさせてくれたのは一人の卒業生です。彼との思い出を一つ紹介しましょう。高校受験の前日、彼が校長室に来てこう言いました。「先生、俺な、学校でも50分の授業を5時間もまともに受けられへんのに、明日の試験に耐えられると思うか。」「それに耐えることが、君の試験やと思ったらええやん。」私はそう答えました。卒業式の式辞の中でも、担任の先生のことを、「本気で叱ってくれるからエエ先生や」と言った生徒として取り上げもしました。 彼が離任式にやってきた時のことです。照れ隠しなのでしょう、体育館の戸口を出たり入ったりしています。離任される教職員の方々とどんな別れをしたのか、おそらく極めてドライな声掛けをしたのだろうと想像します。そんな彼が帰り際に私に言いました。「先生、後輩のこと、頼んだで! また、ちょくちょく見に来るし!」 校長室で、彼が「もっと、ちゃんとやっといたら良かった…」「勉強が分からんようになったら教室に居られんようになる…」等と言ったことを思い出します。そして、それはそのまま「ちゃんとさせておいてやったら…」「勉強を分からんようにさせていなかったら…」という反省になります。「後輩のこと、頼んだで!」彼がどこまで考えて言ったのかは分かりませんが、この言葉に背中を押されて生徒や保護者、地域の皆様の前での重大発言ができたことは間違いありません。 入学式の式辞の最後には、次のようにも付け加えました。 君たちの友達の中には、花山中学校に進学しなかった人がいるかもしれません。3年後、その子たちが『花山へ行ったら良かった』と思うような学年・学校をつくってください。それをつくるのは皆さんで、私たちは全力で応援します。 その瞬間、全員の目が一気に私に注がれ、新入生の座るあたりの空気が一瞬で変化したように感じました。卒業生たちに背中を押されて、新たな一歩を確実に踏み出せた瞬間だったと思っています。 8日は高校の入学式。真新しい制服に身を包んだ卒業生がたくさんやってきました。新しい年度、新しい生活、そして其々の新たな人生が始まっています。先に書いた子が後輩を見に来た時、変化を感じてくれるような学校に、みんなでしていきたいです。 |
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