前回の「園児との交流学習」に引き続き、「外国人留学生との交流学習」のようすをお伝えします。
本校では、『世界の人々の多様な生活や文化を理解し、尊重する教育を進め、国際社会の中で活躍できる資質や能力を育成する』ことをねらいとして、「外国人留学生との交流学習」を毎年3年の学年で行っています。今年度は9か国11名の留学生をお招きし、自国での生活やその国の文化などについてお話をしていただきました。
当日は、最初に体育館で11名全員からの簡単な自己紹介があり、その後2人ずつ(ひとクラスだけ3人)に分かれて1組から5組の各教室に入っていただきました。どのクラスも交流の大まかな流れは同じで、まずは前半1時間を、各留学生(2か国)から自国の紹介を約30分程度ずつ行っていただき、続いてクラスで独自に考えた『日本の文化を伝えよう』という内容での活動を後半1時間ほど行うというものでした。
前半の自国の紹介では、留学生の映像を交えた説明に熱心に耳を傾け、画面を食い入るように見つめる生徒の姿があり、また、説明の後には気軽に留学生に質問をするなど、交流を大切にしようとするみんなの姿勢にはとても感心させられました。
さらに、先生の方からも留学生に英語で話しかける場面もあり、そのようすを見ていた3年生の中には、「先生英語しゃべれるんや」という少しの驚きとともに、ちょっぴり「先生やるなぁ」、「かっこいいやん」と感じた人もいたのではないでしょうか。
後半の各クラスの取組では、どのクラスも事前に取り組む時間が十分にない中、それでも合唱コンや体育の部でみんなが見せたようなここ一番の頑張りを、今回も見ることができました。何よりもみんなが自分から留学生に関わろうとしたり、雰囲気を盛り上げようと明るく、楽しそうに振る舞う姿には、端で見ている先生たちにもその楽しい雰囲気が伝わり、思わず笑顔がこぼれ、心が和んでいきました。気がついてみると、当初予定していた時間を大幅に過ぎて終了しました。
すべてが終わり、留学生に交流学習の感想を聞いてみると、全員が声をそろえて「楽しかった」、「また機会があればお世話になりたい」といってくれました。3年生みんなの頑張りが伝わりましたね。そして何よりも3年生の良さを感じる交流学習だったと思います。お疲れ様でした。
最後に、実は担任を始めとする3年の先生たちがその陰で、事前の準備から当日まで一生懸命お膳立てをして、今回の交流学習が盛り上がるように手助けをしていてくれたことも付け加えておきます。