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最新更新日:2021/03/25 |
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「光の彫刻」![]() 阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂、都市の再興・再生を目指した「神戸ルミナリエ」は1995年に始まりました。1年を通して建物や庭、作品などをライトアップする期間を設けるなどの取組が全国各地で広く行われるようになってきていますが、「神戸ルミナリエ」は毎年細かい計画・計算に基づいて創られた光で観衆を魅了する幻想的な光の彫刻作品であり、年末の風物詩として多くの人々がその実施を待ち望んでいます。 今年も12月2日から13日まで神戸市中央区の会場において、「光の心情『輝きの記憶を留めるために』」をテーマとして、旧外国人居留地の通りや慰霊と復興のモニュメントがある公園「東遊園地」を美しい光で彩ってくれます。神戸の師走の風物詩として、多くの人々が参加し観光色が強まってくる中、震災で被害を受けた方が「語り部」として、当時の体験や犠牲者への思いを伝える場が初めて設けられるなど、「神戸ルミナリエ」創設の原点への回帰を目指しているのが今年の特徴となっているそうです。 「人権週間について」![]() 国際連合は、毎年この12月10日を「人権デー」として、加盟国などにこれを記念する行事を実施するように呼びかけています。日本では、世界人権宣言が採択された翌年の昭和24年から毎年12月10日を最終日とする1週間を「人権週間」と定め、全国的な啓発活動を展開しています。奇しくも、国連が「人権デー」と定めた12月10日は、爆薬ニトログリセリンを実用化した新型爆薬ダイナマイトの発明者であるアルフレッド・ノーベルの命日でもあります。彼が工事現場での作業効率を上げるために作った爆薬が、戦争で人を殺す爆弾として使用され多くの命が失われました。後に、彼の遺言によってダイナマイトの発明や油田開発で得た莫大な財産を運用して、科学の発達などに貢献した人に賞金を与える「ノーベル賞」ができました。「ノーベル賞」の授賞式は、毎年、彼の命日である12月10日にストックホルムなどで行われています。 京都市PTA連絡協議会も「子どもたちの健やかな育ちを目指し、一人一人の人権が尊重され、かけがえのない“いのち”が輝く社会を作りましょう!」「『子どもを共に育む京都市民憲章』を行動規範として、社会のあらゆる場で実践し、行動の輪を広げましょう!」をメッセージ文に掲げ、人権尊重街頭啓発活動を12月4日(土)に京都市全域で行います。高雄校PTAも嵐山付近でこの取組に参加します。 (学校だより「もみじ太鼓」11月24日号所収) |
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