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最新更新日:2025/06/19 |
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『東山を西に見て』![]() ![]() 夏休みもあと一週間となりました。「慣れてしまった」と言えばそれまでかもしれませんが、梅雨明けの頃に比べると幾分暑さがましになったように思います。今日も窓の外を見ると様々な部が活動をしていますが、その様子は一月前と比べると随分異なります。女子バレー部の府大会、ブラスバンド部のコンクールをもって残念ながら今夏の大会は終了しました。そう、今は新チームでの練習です。 さて、今夏は様々な部の応援に行きました。一生懸命に取り組む彼らの姿を見ていると、春季大会の時にもまして本校生徒のことが愛おしく思えてなりません。特に、最後の試合に負けて涙している子たちを見ていると、こちらまで泣けてきました。たくさんの思い出の中から幾つかを紹介します。 女子バレー部は、春に続いて市内大会で3位に入賞し、見事府大会へ出場しました。彼女らの目標はもっと高かったでしょうから「見事」という言葉は適切でないかもしれませんが、これは立派な成績です。7月29日には、舞鶴まで応援に行きました。試合直前、準備体操をしている彼女たちに「頑張れよ!」と声をかけました。『えっ、校長先生!ここまで来たんですか?』眼を丸くして一斉にこちらを向いたみんなの顔からそんな声が聞こえてきました。一試合目は余裕の戦い。二試合目が凄かった。ひょっとしたら力は相手が上だったかもしれません。そんな相手にチームが一致団結してかかっていきます。笑顔がはじける。体が躍動する。応援も盛り上がる。面白いように得点が重なります。「今年一番の試合でした。」試合後の監督の発言がチーム状態のよさを物語っていました。予選リーグを1位通過。残念ながら翌日には敗退しましたが、最高の試合を見られた私は幸せ者です。 21日のサッカーの試合。とにかくメチャクチャ暑かったです。1・2年生主体のチームでベスト8をかけた試合です。相手は体も大きく動きも速い。よくしのいではいるものの、防戦いっぽうの試合になりました。負けた後、3年生の一人が、涙で顔をクシャクシャにしながら、審判団と相手チームの選手一人一人と握手をしていました。いつか是非この時の心境を聞いてみたいものです。人数の少ない3年生たちの涙が、特に美しかったです。 8月1日、小学校の子ども祭り。数々のプログラムの中、本校のブラバンが出場。いつものようにスイングする。見ている者も手拍子を打ちスイングする。とっても爽やかな感動が運動場を包みました。曲が終わるたびに「ええぞーっ!」と声をかけます。近くの小学生が「この人だれ?」という目で見ます。そんなことも楽しかったです。 続いてダンスチームが登場しました。その中に2年生のAを発見。チョクチョク校長室に顔を出す女の子です。“踊る!躍る!”学校では見たことのないその溌剌とした姿に感動すらしました。曲の間に思いっきり手を振りました。最高の笑顔を返してくれます。瞬間、この子の可能性を一杯に感じました。 「辛い」「悲しい」こともあったのでしょうが、この夏の経験を自己の可能性を伸ばすことに活かしてほしいと思います。君たちの可能性は無限なのだから。 |
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