京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2021/03/25
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校訓「なかま」「夢」「成長」 教育目標「未来を創造し たくましく生き抜く力の育成」

「挨拶」

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 「あいさつは しってる人とも しらない人とも なかよくなれる まほうのことば。さあ みんな こえにだして いってごらん。」
 これは新聞に掲載されていた「挨拶の大切さ」を呼びかける言葉ですが、小さな子どもたちにも親しんでもらえるように、おもしろいキャラクターたちが続いて登場していました。「おやすみなサイ」いつもパジャマ姿でおとなしく目を閉じている。お仕事は占い師。「さよなライオン」人を笑わせることが得意。お別れが寂しい時でも、面白くバイバイできる。「こんばんワニ」お仕事は天体観測。流星群が来ることがわかると、みんなに教えてくれる。以下、「こんにちワン」「ありがとウサギ」「ただいマンボウ」「おはよウサギ」…と続きます。
 小さなころから、日常の「挨拶」がしっかり出来るように、周りの大人たちが適切に対応することが大切ではないでしょうか。長年にわたって「安全登校指導」にご協力いただいている地域の方々は、朝一番から「おはようございます。」「大きな声でご挨拶しましょうね。」「止まっていただいた車の方にもご挨拶してね。」と登校班が来るたびに、声をかけていただいています。以前の全校集会で、「皆さん、家でも何かしてもらったら『ありがとう』ということが言えていますか。」と尋ねたことがありましたが、「何をしてもらっても家族だから『当たり前』ではなく、『有り難い』ことなのですから。」と。家庭、学校や地域の大人たちの積極的な働きかけによって「挨拶のできる」子どもたちは育っていくと思います。

「知足」

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 先日、外国からのお客様と一緒に、世界文化遺産に登録されている鹿苑寺(金閣寺)、龍安寺、二条城などを訪ねる機会がありました。日本三大祭である祇園祭から五山の送り火へと続く、夏の観光シーズンとあって大変暑い日でしたが、大勢の外国からのお客様を含む京都観光を楽しまれている方々で賑わっていました。
 龍安寺を訪ねた時に、有名な方丈の前庭では、「虎の子渡し」と呼ばれる石庭をたくさんの方々が腰を下ろして眺めておられました。解説に拠りますと「石の象、石群、その集合、離散、遠近、起伏、禅的、哲学的に見る人の思想、信条によって多岐に解釈される」枯山水は、やはり何かを感じさせてくれるものでした。しかし、一番心を惹かれたのは、方丈の北東に据えてある銭形の「つくばい」(茶室に入る前に手や口を清めるための手水を張っておく石)に刻まれている文字でした。写真にあるように中心の口を共有して上から時計回りに読んでみると「吾唯足知」(吾、ただ足ることを知る。)となります。これは、釈迦が説いた「知足のものは、貧しといえども富めり、不知足のものは、富めりといえども貧し」という「知足」の心を図案化した仏教の真髄であり、茶道の精神にも通じるものだそうです。また、この「つくばい」は徳川光圀の寄進とされています。
 夏休みの一日、外国からのお客様が来られたお陰で、世界文化遺産に登録されている所をいくつか拝見することができ、改めて京都の歴史の奥深さを肌で感じることができました。

「小中合同研修会」

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 夜空を焦がす京都五山の送り火が昨夜行われ、新聞に拠りますと鴨川沿いなどに約10万人の人出があったそうです。
 五山の送り火も終わり、いよいよ過ぎゆく夏の時期となった本日、高雄中学校において「授業及び行事の多面的な交流を通した取組を話し合う中で、小中の共通理解を図り、今後の具体的な取組につなげていく。」ことをねらいとして、夏季小中合同研修会を行いました。
 高雄小学校と高雄中学校は「一小一中(小野郷地域を含む)」で、校舎も近接し、中学校では理科、音楽、保健体育、技術・家庭の各教科が小学校の特別教室・体育館・運動場を共同利用しています。小中一貫教育については、特別教室等の共同利用に伴う連絡調整や合同行事の実施など、従前より一定の取組が行われています。今日の研修会では今後の課題である「義務教育9年間の『学び』と『育ち』の充実に向けて」の取組の一つとして、夏季休業期間を利用して小中合同の研修会をもち、小中教職員の共通理解を図ることと意見交流を行いました。全体会に続いて、学習指導・学校行事・地域行事の3つの部会に分かれて、これまでの取組状況や課題について、膝を交えて話し合い、限られた時間の中ではありましたが、小中の違いを認め合いながら違いで止まらない学習指導や合同の取組などについて熱心な意見交流が行われました。

「残暑」

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 「残暑お見舞い申し上げます。」
 学校閉鎖期間が終了し、早いもので33日間の夏休みも残すところ8日となりました。京都では、今夜行われる五山の送り火に続き、各地域での地蔵盆などが過ぎると夏休みも終わりを迎え、厳しい残暑の中、前期後半が始まります。
 今年の夏は気温が35度をこえる「猛暑日」が全国各地で続く大変厳しい夏となりましたが、生徒の皆さんは元気にこの夏休みを過ごしてくれているでしょうか。また、休み前の全校集会でお願いしました、長い休みにしかできないこと、楽しいことや毎日続ける取組など、やるべき課題にも積極的に取り組めているでしょうか。充実した夏休みにするためにも、今後もしっかりと自分自身を見つめて、日々の取組を進めてください。
 まだまだ本格的な暑さが続きますので、体調管理には十分気を付けてください。皆さんの元気な顔が見られる24日を今から楽しみにしています。

「夾竹桃の花」

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 「夾竹桃」は原子爆弾で被災した広島市で、原子爆弾により70年間(あるいは75年間)草木も生えないと言われた焦土に、いち早く咲いた花で、広島市民に復興の希望と光を与えてくれました。原爆犠牲者への慰霊の意も込めて昭和48年(1973年)11月3日(文化の日)、広島市の花に選定されました。
 キョウチクトウは6月から残暑のころまで赤や白の花を咲かせ、異国情緒のある忘れがたい夏の花の一つです。高温乾燥に強く、また大気汚染にも強いことから、都市の街路樹として緑化にもよく利用されました。中国で名付けられた「夾竹桃」という名前の通り、葉が竹のように狭く、花は桃に似ており、そのまま和名にもなりました。
 広島は今日、被爆から65年の「原爆の日」を迎え、中区の平和記念公園では「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれました。

「今日の一冊」

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 今日、皆さんに紹介するのは、アーネスト・ヘミングウェイの「老人と海」です。海という舞台で、海そのものを体現し、象徴するような巨大魚とこれに挑みかける老漁師の物語です。
 
 サンチャゴはメキシコ湾流に小舟を浮かべ、一人で漁をする老漁師です。顔には長年の日焼けによる褐色のしみが広がり、両手の所々には深い傷痕が見えます。この男に関する限り何もかもが古かったが、眼だけが海と同じ色をたたえ、不屈な生気がみなぎっていました。彼は貧しく、一匹も釣れない日がもう84日も続いていました。以前は一緒に舟に乗って手伝ってくれる少年もいましたが、今では両親の言いつけに従い、別の舟に乗っています。しかし、5歳の時からサンチャゴと漁に出ていた少年は、今も変わらず、彼を尊敬し、一人になった彼のことを気にかけていました。85日目の早朝、「今日こそは」という思いでサンチャゴは、少年がくれた餌魚を携えて、朝日の昇らないうちに沖に漕ぎ出しました。昼ごろ、餌のついた鉤素を仕掛けておいた綱を引っ張ると、すると信じられないほどの重い手応えを感じました。掛かっていたのは想像を絶する巨大なカジキマグロ、3日にわたる死闘の末、老漁師は巨大魚との勝負に勝ったが、港へ帰る途中に次々とサメに襲われて、舟にくくりつけた獲物は見る見る食いちぎられていく…。
 感傷的な抒情を排除したハードボイルド・リアリズム(非情の現実主義)と呼ばれる簡潔な文体で、絶望的な戦いの中でうちのめされても敗れない人間の孤高の精神を、肯定的に描いた名作です。1954年、アーネスト・ヘミングウェイはこの「老人と海」でノーベル文学賞を受賞しました。

「ちょっと先を想像する」

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 「8月は人権強調月間です。〜個人の人権を尊重し、かけがえのない『いのち』を社会全体で守りましょう。〜」をスローガンとして、京都府及び京都人権啓発推進会議は、8月を人権強調月間と定め、基本的人権の尊重を訴え、様々な差別や人権問題をなくすためいろいろな取組を行っています。

 そこで、人権強調月間にあたって、「できる限り最大限すべての人に利用可能であるように、製品、建物、空間をデザインする」という考え方に立った「ユニバーサルデザイン」を取り上げてみます。この考え方は、あるアメリカの建築家・工業デザイナーの提唱によりはじまりました。彼は車いすを利用していましたが、車いす専用の共同住宅を例に、一部の人のための特別なものを用意するのではなく、だれもが利用しやすく使ってみたくなるものをつくった方がいいということを、「ユニバーサルデザイン」(すべての人のためのデザイン)という言葉で表現しました。後に、彼は大学にユニバーサルデザインセンターを創設し、ユニバーサルデザインの7原則も発表しました。
(1)だれもが公平に利用できる。
(2)使ううえで自由度が高い。
(3)使い方が簡単ですぐにわかる。
(4)必要な情報がすぐにわかる。
(5)うっかりミスや危険につながらないデザイン。
(6)無理な姿勢をとることもなく、少ない力でも楽に利用できる。
(7)アクセスしやすい(近づきやすい)スペースと大きさを確保する。

 このような考え方を具体化したものが、私たちの身近にもたくさんあります。屋外では、点字ブロック、信号機の音声案内、段差が少ない歩道など、屋内では、館内案内版、感知式の水道の蛇口、2種類の階段の手すりなど様々なものがあります。しかし、忘れてはならない一番大切なことは、いつも自分の身の回りのことや周りにいる人たちのちょっと先を想像するということです。困っている人を見かけたら勇気を出して声をかけてあげる、高齢の方などに席を譲る、歩道に自転車などを放置しない等々、そうすれば、「もの」がなくてもできることが見えてくるはずです。(参考文献・京都市保健福祉局発行「見つけたよ!京都のユニバーサルデザイン」)

「邂逅」

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 「朝から暑いですね。」という挨拶が続く毎日ですが、陸上部員・和太鼓部員たちは今日も朝から頑張っていますし、学習教室でも自主的な取組が続けられています。
 生徒の皆さんに薦める「今日の一冊」を探して図書室に行ってみました。いつも感心することですが、よく整頓された本棚を見て、「もっと本を読んでほしい。」という気持ちが伝わってくるように思いました。夏休み前に行われた貸出しや新しく購入された本のために少し模様替えされており、前からあった「新刊図書コーナー」は拡張され、「夏休みすいせん図書コーナー」が新たに設けられ、そこには図書館教育部会発行の「すいせん図書一覧表」のプリントまで並んでいました。二つのコーナーに並べられた本は、様々なジャンルから選ばれた「ちょっと読んでみようかな。」と興味をそそられるものばかりでした。以前にも紹介しましたが、図書委員会は「図書だより」の発行や「おすすめ図書紹介の手作りポスター」を掲示するなど、地道で熱意ある取組を続けてくれています。この二つのコーナーばかりではありませんが、並べられた本の中には、皆さんの琴線に触れる「一冊」がきっとあるのではないでしょうか。
 「邂逅(思いがけなく出会うこと。巡り合うこと。広辞苑第5版)」という言葉がありますが、いろいろな人がその人生を振り返った時に、あの時あの人に出会ったことが大きな転機でしたというようなことがよく語られますが、人との出会いと同様に、「一冊の本」との出会いがその人の感性や人生に大きな変化をもたらすこともあるだろうと思います。次回の開館日には、たくさんの新刊図書たちが皆さんの手にとってもらえることを願っています。

「夏を乗り切る」

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 夏休みに入って2週目となりますが、生徒たちは部活動で汗を流し、学習教室でも自主的に取組を続けています。しばらく続いた猛暑が雨で一段落しましたが、まだまだ暑い日が続くと思われます。暑い日が続くと、「なんとなくだるい」「食欲がなくなる」「何かをする気にならない」と感じる人が出てきます。これがいわゆる「夏バテ」という状態で、はっきりとした痛みや日常生活に差し障るような重大な症状を伴わないことが多いため、そのままにしてしまいがちです。昔から「夏バテ」はあったようで、「夏の土用の丑の日(今年は7月26日)」に元気回復のためにウナギを食べる習慣が残っています。しかし、昔と大きく違うのは空調設備が多くの場所に設けられていることです。つまり、「冷房」が現在の夏バテ対策を一番難しくしているだろうと考えられるのです。「エアコン」が設置されている「冷房」の効いた室内と暑い屋外との温度差に身体がうまく対処できず、自律神経失調状態になってしまい、その結果疲労がたまったり、だるくなったりしやすく、食欲も落ちてしまうのです。

 そこで、新聞に載っていた「夏バテを予防するコツ」を紹介しておきます。
《まずはきちんと食事》
・1日3食をしっかりとる。主食と主菜、副菜をバランスよく食べることが大事。
・ビタミンB1(豚肉、ウナギや大豆など)はエネルギー代謝や疲労回復に効果的。
・ビタミンC(野菜や果物)はストレスや暑さに対する抵抗力を高める働きがある。
・エネルギー源となるたんぱく質は肉、魚、卵や大豆などからしっかりとる。
・食欲がないときには唐辛子やわさびなど食欲を刺激する香辛料などを料理に添える。
《大事な水分補給》
・水分はこまめに少しずつとる。冷たい飲み物を一気に飲まない。
・清涼飲料水の飲み過ぎは空腹感を薄めるので気をつける。
《冷房対策や運動も》
・冷房の効いた室内と暑い屋外の温度差が大きいと体調を崩すおそれがある。
・冷房で身体を冷やし過ぎない。冷房の効いた場所に長時間いる場合には肩や首などが冷えないように1枚上から着る。
・睡眠をしっかりとる。寝る時に冷房の温度を下げ過ぎない。扇風機を使うのもおすすめ。
・朝夕の涼しい時間帯などに適度な運動をして汗をかく。

以上、つまり「規則正しい生活を心掛け、バランスの取れた食事や十分な睡眠をとる」ということでしょうか。


「夏に鍛える」

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 夏休みに入ってからも体育系部活動の夏季選手権大会が連日のように行われ、勝ち進んだ個人・チームには上位の大会があり、惜しくも3年生の最後の大会が終了した学校では、秋季新人大会に向けた新たなチームづくりなどがすでに始まっています。学習面では、3年生を中心とした「学習教室」などもそれぞれの学校で多く行われています。「夏に鍛える」という言葉どおり、夏休み中も不断の取組が行われています。
 子どもたちばかりではなく、教職員を対象とした夏季休業期間を利用した各教科、職務・分掌や課題別の研修会も連日行われています。そんな中、先週行われた国語・書写夏季研修講座に参加させていただきました。
 国語・書写研究会では、今年は「鍛えよう!自分を磨こう!2010年夏−国語の指導法を広げよう−」をスローガンに、国語科教員としての資質および力量の向上を図ることを目的として2日間の研修会が行われました。講演、実践報告、演習、書写実技演習と平成24年度完全実施の「新学習指導要領の各領域の改善ポイント」についてのパネルディスカッションなど、休み明けからの授業の改善に向けての指針や参考にして実践してみたい取組が多く、有意義な研修会となりました。学習指導、生徒指導や部活動指導などに多くの時間を費やす、忙しい中ではありますが、教科指導担当として日々の研鑽を大切にしていきたいものです。
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学校行事
8/19 図書館開館
8/24 全校集会・前期後半開始・生徒会サマースクール
京都市立高雄中学校
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