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最新更新日:2021/03/25 |
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「育てる」![]() 短期間でその姿を変えていく植物の成長には本当に驚かされます。四書の一つである「孟子」(孟子が孔子の道を祖述して仁義を説き、あるいは遊歴の際、諸侯および弟子と問答したことを記した書。)に出てくる「助長」という言葉を思い出しました。 例え話として用いられたものですが、「昔、宋の国の農夫が植えた苗が大きくならないので、悩んでいました。ある日、その男が疲れ切った様子で家に帰って、家族に向かってこう言いました。『今日は本当に疲れたよ。苗がのびるのを助けてやろうと一つ一つ引っ張ってやったんだ。』それを聞いて驚いた息子が急いで畑に行ってみると、根が浮き上がり苗はすっかり枯れてしまっていました。」というものです。 「助長」という言葉の意味として、(1)物事の成長・発展のために外から力を添えること。(2)急速に成長させようとして、無理に力を添えてかえってこれを害すること。(広辞苑第5版)が挙げられます。 この例え話では力を添えたことによって、これを害してしまったということになります。子どもを育てる、人を育てるということについても、大人として、「よい意味での助長」を心掛けなければならないということではないでしょうか。 「いつものように」![]() ![]() この夏休みにしかできないこと、新しいこと、楽しいこと、そして、苦しいことにも取り組んでくださいと昨日の全校集会でお願いしましたが、夏休み初日からたくさんの人が登校し、部活動で汗を流し、さらに学習教室で課題などに取り組んでくれていました。 そこで、日々の積み上げの大切さを語る時に、よく引き合いに出される新井白石の逸話「一粒の米」を紹介したいと思います。新井白石は江戸時代中期の学者で、「正徳の治」と呼ばれる政治改革を行いました。その新井白石が幼少のころ、白石の父が戒めのために示したお話です。 米びつ(お米を入れておく箱)から、1日一粒ずつのお米を抜き取っても減ったともわからないし、また、一粒入れたとしても増えたかどうかわからない。しかし、1年、2年と続けていくとその変化がわかってくる。学問もこれと同じで、一日勉強したからといって、利口になるものでもないし、一日怠けたからといって愚かになるものでもない。しかし、1年、2年と続けていけば、必ず変わってくるというお話です。つまり、日々の勉学の大切さを説いた教えなのです。全校集会で生徒指導の先生から「努力は決して裏切らない」という励ましの言葉がありましたが、これからも日々の取組を大切にしてください。 「鍛えよう! 自分を磨こう! 2010年 夏」![]() 学習面では、毎日続けてやることを作ってください。毎日の読書、漢字ドリル、英単語を10個ずつ覚える、問題集を1ページやるなど、学習に関する取組を何でもいいから毎日続けてください。そんな長い時間でなくてもいいのです。積み上げるしんどさの克服、やった量の多さに着目など、続けることの大切さを感じてください。 長いまとまった休みですが、油断しているとあっという間に過ぎていきます。特に「生活のリズム」を大切にしてください。「学校が休み」ということで、つい夜更かししてしまい起床時間も遅くなり、日中は冷房のきいた部屋にこもってしまったり、冷たいものを摂り過ぎることもでてきます。こんなふうに生活のリズムが崩れ、体調不良を訴えたりする人もでてきたりします。よい生活リズムは、まず食事と睡眠時間の規則化から始まります。生活時間の規則化は、健康的な生活習慣の第一歩となります。これは生涯を通じて健康的な生活を送る基礎を培うことになります。暑い夏のことですから、少し早起きして比較的涼しい朝の時間帯で学習するというのも一つの方法ですし、学校での学習教室にも積極的に参加してください。 自分を大切にしてけがや病気のないように、8月24日には皆さんの元気な顔が揃うことをお願いしておきます。 「夏期非行・事故防止連絡協議会」![]() この連絡協議会は、夏休みを目前に控えた時期に、夏休み中の児童・生徒の非行と各種事故の防止を図るために毎年行われています。 今年度は、「どう高める子どもの『規範意識』〜少年非行の現状から緊急提言〜」と題して、京都府警少年サポートセンターより講師をお招きして講演していただきました。 講師の先生からは、これまでの少年非行・少年犯罪等について、全国的な調査結果を踏まえながらその現状が伝えられました。また、今年5月に実施された「中学生の規範意識調査(警視庁調べ)」のデータから見える「子どもたち」の姿を、丁寧に考察を加えながらお話されました。 子どもたちの「規範意識を育てるために」大切なこととして、以下の5点を挙げられました。 ・自尊感情…自分自身をかけがえのない存在として認め、欠点も含めて自分を好きになること。 ・自己有用感…自分自身が意味ある存在であると感じられること。親、先生や友だちから認められていると思えること。 ・家族との絆 ・地域との関わり ・「あかんことはあかん!」「世の中で許されないことは学校でも許されない」ということをしっかりと教え、わからせること。 その後、安井小学校、西院中学校、京都学園高校、右京少年補導広沢支部より、それぞれの日ごろの取組を意見発表されました。 「お知らせ」
降り続く雨の影響で、国道162号線の「毘沙門橋」付近で土砂崩れが起こり、全面通行禁止となっています。昨日、小野郷から通学している生徒は、亀岡方面を経由しての大渋滞の中の登下校となりました。15日現在、雨も小康状態となっておりますが、御経坂付近など地盤の緩んでいるところも多くあり、しばらくの間、危険箇所は避けてバス通学等の安全対策をとっていただきますよう、よろしくお願いいたします。
「サマースクール事前学習会」![]() ![]() ![]() 「千里の道も」![]() 《各ステージの流れ》 (1)出題計画表…3回のステージで出題される5教科の内容が一覧になっています。まずは「学習計画」を立てましょう。何よりも日々の取組が大切です。 (2)出題範囲・予習シート…各ステージの出題範囲・学習内容と、その教科書ページが示してあります。予習シート(要点整理、重点シート)が付いていますので、計画的に学習しましょう。 (3)確認テストの実施…力一杯取り組み、日ごろの学習の成果を確認しましょう。 (4)フォローアップシート(解答と解説、復習問題、チャレンジ問題)…自己採点し、自己診断シートで自分の達成状況や弱点を把握します。間違った問題は解説を読んで解き直します。弱点は復習問題で補強し、よくできた人はチャレンジ問題に挑戦しましょう。 (5)成績表…確認テストの約1ヶ月後に、採点結果(解答用紙)が届きます。成績表のアドバイスに従って、弱点の補強に取り組み、学習の仕方の見直しをする機会にしましょう。 前にも書きましたが、高い山の登るためには、山道を登り続けなければなりません。足元を見つめ、一歩一歩と積み重ねていくほかないのです。たとえ時間がかかろうとも、歩みを止めない限り、必ず目指す頂上にたどり着けるのです。 「梅雨の晴れ間に」![]() 「校外学習」
7月12日(月)、3年2組が校外学習で祇園祭の始まった四条烏丸付近へ出かけました。朝からの雨でしたが、四条烏丸に着いてからは傘を使うこともなく、「月鉾」が組み立てられていく様子をじっくりと見学したり、「函谷鉾」の曳き初めに参加したりしました。各鉾の周りでは大勢の観光客や地域の子どもたちが「祇園祭」の雰囲気を楽しんでいました。生徒がデジタルカメラで撮ってくれた鉾の写真を2点紹介しておきます。
![]() ![]() 「生徒アンケート集計結果報告」![]() アンケートでは、生徒の皆さんは各項目において概ね良好な自己評価をしてくれています。しかし、以前行いました保護者の方々へのアンケート集計結果報告でも、「子どもたちの家庭学習が習慣化している」の項目については、取り組まなければならない課題であると取り上げましたが、やはり、今回のアンケートでも「自主的な家庭学習にしっかり取り組めた」は、良好な評価〔A(よくあてはまる)・B(あてはまる)合計〕が全体の55.3%に留まっています。「教科の宿題にしっかり取り組めた」の良好な回答が84.2%(A・B合計)であるのに対しても大きな差となっています。宿題はするけれども、自主的な学習(復習など)ができていないという現状です。 今一度、「その日の授業の復習をその日のうちにする」ということを、生徒の皆さんには確認してもらいたいと思います。「自ら学び自ら考える」を目指し、実行してください。 |
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