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最新更新日:2025/06/26 |
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『東山を西に見て』![]() ![]() 7月1日に行われた「収穫祭」。「ここまでやるか!」というのが率直な感想です。これが本校行事の大切な一つであることがよく分かりました。子どもたちだけでなく、教職員も保護者の方も地域の方も、この日に向けて気持ちを高めているのを感じました。前日準備の何とも言えない高揚感。先の見えない私たち今年赴任してきた者たちは、とにかく、皆に置いて行かれないよう必死でついていったという感じです。材料の買い出し、かまどの準備、テント立て、調理場と炊事場の準備、手際よく動く人たちを見習ってはバッタバタしていました。子どもたちもとても楽しみにしているように見えました。担当の先生の指示でよく動きます。3・2年生が1年生に上手く指示を出し、仕事と段取りを教えています。なるほどこうして伝統が引き継がれていくのだと感心しながら見ていました。 当日、あいさつでそのことを伝えました。縦割り集団活動については、特に重要性を感じていることも述べました。一昔前、地域で子どもが遊ぶとき、縦割り集団が当たり前でした。上の子が下の子どもに色々なことを教えます。竹でそりを作るとき、蝋燭であぶって曲げるなんてこと、学校の先生にも親にも習ったことはありません。栗のイガの剥き方やクワガタやカブトムシの捕り方もそうです。地域でそういう営みがなくなった以上、ある程度学校が引き受けなければならいと思います。部活動で、上手な先輩が後輩から憧れられるように、こういう活動の中で上級生は下の者から尊敬され「自己有用感」を得るのだろうと思います。この順送りによって、子どもたちも次から次へと成長していくのです。 また、土に触れることのない子どもが多い昨今、自然の恵に感謝する形で実施しているこの取組には、別の大きな意味もあると思います。野菜を育ててそれを収穫し、調理するという活動の際に子どもたちは、実に多くのことを学び合うのです。 ちょうど昨日、手伝いに来てくれた教育実習生からも手紙をもらいました。 ―前略― 生徒さん達が楽しそうにしている姿や慣れない手つきで野菜を切っている姿、一生懸命知恵を絞って火を起こそうとする姿、縦割り集団でのチームワークを見て「紙と鉛筆で机の上で学習することだけが勉強ではない」とつくづく感じました。生徒さん達にとって、自然のありがたさと食べ物のありがたさ、チームワークづくり、生きる知恵をつけるのに収穫祭はとてもよい経験だと思いました。 ―後略― 当日は、教育委員会の先生方も何人か見学に来られました。案内をしながら生徒会長や美化栽培委員長、PTAの方々などにも会っていただきました。「挨拶も受け答えもちゃんとできるし、ええ生徒たちや。保護者も教職員もしっかりしとられるし、澤田先生、ホンマにええ学校やなあ。」帰られる時にはそう言ってもいただきました。 ビバ!収穫祭。子どもたちのたくさんの笑顔と地域や保護者の方の協力に、教職員一同はまた大きなエネルギーをもらいました。 本日収穫祭実施
本日の収穫祭は予定通り実施します。
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