京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2021/03/25
本日:count up1
昨日:3
総数:168245
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
校訓「なかま」「夢」「成長」 教育目標「未来を創造し たくましく生き抜く力の育成」

「進路説明会」

画像1画像2
 6月23日(水)に2・3年生と全保護者を対象として「進路説明会」を行いました。講師として、京都府立北嵯峨高等学校と京都学園高等学校の先生をお招きして、公立高校の入学者選抜方法や類型の違い、私立高校の特色、日ごろの学習取組や生活面についてそれぞれにお話いただきました。その後、本校進路担当より昨年度の進路状況や進路全般について説明を行いました。特に3年生には、これからの進路選択に参考になる有意義なお話でした。今後、3年生には学校説明会や体験学習・部活動体験などが紹介されますが、学校情報を得るよい機会として、ぜひ自分の目で高校の様子などを確かめてください。

「『見えない世界』で生きること」

画像1
 「一人でも多くの人に視覚障害について知ってほしい。正しく知れば行動できる。」
 難病のために40歳で失明した後、京都ライトハウスで視覚障害の生活訓練を受けて社会復帰され、現在は大学、専門学校などで非常勤講師、特別講師などを勤めながら、視覚障害についてもっと多くの人に知ってほしいと年間100以上の講演活動をされている方のお話を聞かせていただく機会がありました。
 講師の方は社会復帰されてからも、様々な壁にぶつかられました。その一番の原因は「見えない」ということはどういうことなのかが、社会に正確に知られていないからだと考えられました。そこで、一人でも多くの人に視覚障害について知ってほしいという思いから日々精力的に活動されています。小学校でお話をすると、「なぜ、サングラスをしているのですか。」というような素直な質問が出されます。大人の方に講演する時には、「私は電車やバスに乗ってもほとんど立っている。なぜ座らないと思いますか。」と質問を投げかけてみる。様々な答えが返ってくるが、やはり「視覚障害」について正しく理解した答えが少ないそうです。「サングラス」は白杖を使っての歩行中にものや人にぶつかることが多く、けがを防ぐためであり、「座らない」のはどこが空いているのかという情報がない、つまりわからないからなのです。誰かが「空いていますよ。」と一声かけて座席まで誘導してくれると一番安心で、安全な移動ができるのです。人間の情報の80%以上は「目」からの情報ですと話され、試しに、片足立ちを1分間と目をつぶった状態での片足立ちにチャレンジさせてくださいました。目をつぶると多くの人がすぐに足をついていました。このように「目」から入ってくる情報は重要なもので、「視覚障害」はその情報が入ってこないという障害なのです。
 最後に繰り返された「正しく知れば、皆さんにも何かしらの行動ができる。健常者と障害のある人がともに歩む社会を目指して…。」という言葉を大切にしたいと思います。

「テスト前」

画像1
 今日から「前期中間テスト」が始まりました。テストに備えるために1週間前から部活動が停止となり(今回は陸上の夏季大会に出場する選手を例外として)、「土曜学習」も含めて放課後などそれぞれに一生懸命に取り組んでいる姿を見せてもらいました。
 しかし、もしテスト前期間しか「勉強」に取り組まないのであれば、1年間に4回しかないテスト前の勉強時間を合計しても、取り組む時間はたかが知れています。以前にも書きましたが、やはり大切なのは日々の取組なのです。勉強する目安として「1教科20分の復習」を毎日「4教科分」やった人は、1年間(205日)で約273時間の取組となり、休日にも同じように勉強すれば、年間で480時間を越える取組となります。1日8時間の勉強を60日間行ったのと同じ時間です。ちりも積もれば…でしょうか。
 勉強する、勉強を続けるということは、確かにつらいものです。「自分を育てている」というような発想はなかなかできずに、誰かに無理やりやらされていると感じてしまっているのでしょう。確かに勉強に取り組むことで様々な知識や能力が向上するということは大きな利点であると思います。しかし、しんどいことに立ち向かったり、気持ちが入らない時に、取り組まなければならない「つらさ」を乗り越えることは、正に「自分自身を鍛える」ことであり、「知識や能力が向上する」ことよりも、もっと大切な意味を持つのではないでしょうか。覚えたことを忘れることはあっても、もう一度取り組もうという姿勢をもっていれば、それが大きな力となると思います。また、誰しも自分には寛大です。言い換えれば「甘い」のです。ですから、毎日自分に「取組」をあえて課すことによって自分を鍛えていくのです。これが学習面だけではなく、精神面でも、自分を「育てる」ということにつながっていると思います。「少年老い易く学成り難し」は名言です。「明日できる、今度やろう」では、自分を鍛えられないということでしょう。

「夏季選手権大会」

画像1画像2画像3
 6月19日(土)・20日(日)の両日に西京極総合運動公園陸上競技場において、京都市中学校選手権総合体育大会(夏季大会)陸上競技の部が行われました。
 本校からは、100m、200m、400m、800m、砲丸投げ、走幅跳びの各種目に11名が参加しました。2日間にわたる夏季大会で、出場した各種目において決勝進出・入賞は果たせませんでしたが、それぞれの選手がもてる力を精一杯出しきったと思います。これが最後の大会となった3年生の皆さん、お疲れ様でした。

「学びて時に之を習ふ」

画像1画像2画像3
 6月19日(土)、初めての「土曜学習」を行いました。定期テスト前の休日に、生徒たちが「確かな学力」を身につけるための一つの機会として実施しました。本校では、自校の教職員が主体的に関わる中で「学びの場」を提供することにより、生徒たちの学ぶ意欲を高めるとともに、基本的な学習習慣の確立を図ることを目指しています。
 第1回目の「土曜学習」の19日(土)は、西京極で行われた京都市中学校選手権総合体育大会(夏季大会〉陸上競技の部の第1日目と重なったこともあり、各学年とも参加者が少なかったようですが、朝9時前から登校する生徒もあり、参加者はそれぞれの教室等で、各自の持参した課題に一生懸命に取り組んでいました。

「集う」

画像1画像2
 6月18日(金)、京都府立体育館において「第36回 京都市中学校育成学級・総合支援学校中等部 合同球技大会」が行われました。午前の部は「バレーボール」、午後の部は「ドッジボール」で、心地よい汗を流しました。本校はいくつかの学校との合同チームで競技しましたが、総合成績では「バレーボールの部」第4位、「ドッジボールの部」第2位という結果でした。休憩時間には、他の学校の生徒から親しく声をかけられたりと楽しく交流することができました。

「どちらを使っていますか」

画像1
 新聞に私たちの身近な国語表記に関わることが載っていました。日本語表記で横書きの場合、句読点は「,」および「。」を用いる。(「公用文作成要領」昭和27年内閣官房)となっているのですが、身の回りには「、」「,」が混在しているというのです。
 教科書では横書きの場合、すべて「,」「。」を基本としていますが、新聞やマスコミ等では基本的に「、」「。」を使っています。新聞記者のための文章作成の手引きとして有名な「朝日新聞の用語の手引き」(2002年版)には、「読点は『、』を使い、横組みの文章の区切りとしては読点と句点を使い、コンマは使わない。」と明示しています。
 少し調べてみると政府機関の各省庁においても「、」が多く使われ、「,」は少数であり、地方自治体でも必ずしも統一されていないということです。文部省が1946年に出した「横書きはコンマ」(「くぎり符号の使い方」)についても、「文化庁」の見解は「あくまで参考」となっています。さて、皆さんはどちらを使っているのでしょうか。


「一つの機会として」

画像1画像2画像3
 今年度、定期テスト前の休日に、生徒たちが「確かな学力」を身に付けるための一つの機会として、「土曜学習」を実施いたします。この「土曜学習」においては、自校の教職員が主体的に関わる中で「学びの場」を提供することにより、生徒たちの学ぶ意欲を高めるとともに、基本的な学習習慣の確立を図ることを目的といたします。
 第1回目の「土曜学習」は、6月19日(土)の午前9時〜正午の時間帯に各教室で行いますので、生徒たちが自主的に参加できますよう、ご家庭でもお子たちと話し合っていただけたらと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

「学問に王道なし」

画像1
 「梅雨」の時期となりました。代日明けの昨日から前期中間テスト1週間前となり、6月19日・20日に行われる夏季選手権大会に出場する選手以外の部活動が停止され、放課後には各学年で自主学習会が行われています。さすがに3年生は参加率も高く、それぞれの課題に真剣に取り組んでいました。
 中学校では、毎日の授業の振り返りをその日のうちにすること、つまり「復習」がまず大切で、これが毎日の「宿題」にあたる部分です。日々の取組である「復習」を大切にしないで、テスト前だけ頑張ってもなかなか結果はついてきません。「学問に王道なし」というように、コツコツと毎日取り組む以外に方法はないのです。高い山に登るためには、山道を登り続けなければなりません。足元を見つめ、一歩一歩と積み重ねていくほかないのです。たとえ時間がかかろうとも、歩みを止めない限り、必ず目指す頂上にたどり着けるのです。

「今日の一冊」

画像1
 今日、皆さんに紹介するのは「山月記」です。作者の中島敦は33年の生涯の中で、本格的に小説を書いたのは2年足らずという短い期間だったにもかかわらず、優れた作品をいくつも残しました。その代表作の一つ「山月記」は、中国唐代の伝奇小説「人虎伝」を素材として作られました。人が虎に変身してしまうという不思議な物語です。

 主人公の李徴は若くして科挙(官吏登用試験)に合格する優れた才能をもちながら、自分の至らなさから「虎」となり山野を彷徨います。ある時、旅人を襲おうとしてかつての最も親しい友と山中で出会い、今や自分はこんな変わり果てた姿になったが、しばらくの間旧友として話をしてくれないかと言い、草むらに身を隠したまま、自分が虎になったいきさつを語り始めます。「旅先で目を覚ますと、戸外で誰かが自分の名前を呼んでいた。その声を追って駈けて行くうちに、気が付くと虎になっていた、今でも一日のうち数時間は人間の心に返るのだが、その時間は日ごとに短くなっていく。」また、「これまでに作った詩をいくつか記憶にとどめているので、それを記録しておいてほしい。」と頼みました。役人である友人は李徴が吟じる詩を部下に書き取らせながら、どの詩も作者の非凡な才能を思わせるものばかりだが、第一流の作品となるためには何かが欠けているのではないかと感じていた。虎になった李徴が語り終わると、友人に向かって、「二度とここを通らないでほしい、その時完全に虎になった自分は君を襲うかも知れない。君が再び自分に会おうという気を起させないために、この恥ずかしい姿をもう一度見せるから、丘に上ったら振り返ってほしい。」と言い残しました。虎になった李徴が最後に月に向かって咆哮する場面は、李徴の絶望的な孤独と相まって、一幅の絵画のような世界を創り上げています。
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
京都市立高雄中学校
〒616-8283
京都市右京区梅ヶ畑奥殿町36
TEL:075-872-1286
FAX:075-861-1029
E-mail: takao-c@edu.city.kyoto.jp