京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/06/18
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ハートフルマーク
北にそびえる 鏡山   西に連なる東山 松のみどりに 包まれて 白くあかるく 照りはえる 希望あらたな 学び舎は 我らの 花山中学校

『東山を西に見て』

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「気持ちの見直し、引き締め」
 5月31日からの1週間、「ちゃんとしようWeek」が実施されました。あいさつ、遅刻やベル着、朝学や忘れ物、服装やそうじの点検などを通じて、学校生活を見直そうという取組です。毎朝、本部役員だけでなく、多くの生徒会委員の人たちが校門に立ってあいさつをするのは、学校に活気が生まれてとても気持ちがいいものです。仲間の姿を見つけ、走って登校する生徒も見られます。登校時刻5分前になると、数人ずつが分散して登校する生徒の呼び込みもしていますが、これもグッドアイデアだと思います。今年度が始まって2か月、ともすれば緊張感が緩み、暑くもなってくる今の時期にこういった週間が設けられていることには、大賛成ですしその成果も十分に上がっていると思います。
 2日(水)には2年生の校外学習が行われました。グループ毎での京都市内見学です。朝練を終えた子どもたちを、校門で「行ってらっしゃい!」と送り出すのも面白かったです。地下鉄「御陵」駅まで見送りに行ったのですが、みんなが楽しみにしている様子が伝わってきました。金閣寺方面、平安神宮方面、清水寺方面、どれも見どころ豊富です。全国から修学旅行生がやってくる京都ですが、そこに住む子どもたちは、意外にそういう名所旧跡を訪れたことがありません。「外国人に声をかけること」という課題も“グー!”だと思います。言いたいことは身振り手振りで案外伝わることや、伝えられた喜びなどを感じてくれたことを願います。後日、あるクラスの学級通信に外国人のカップルと一緒に撮った写真が掲載されていましたが、微笑ましく見せてもらいました。きっと大変いい勉強をしたことだろうと思います。
 その日、3年生が昼食を校庭で食べていました。久しぶりの「いい天気」、2年生がいないこともあって先生方からの提案でした。ここにもたくさんの“いい顔”が見られました。昼休み早々グランドから歓声が聞こえてきて、思わず校長室の窓から最初のシャッターを切りました。ちょっとした遠足気分、ピクニック気分を味わえたのではないでしょうか。何でもないような小さな取組ですが、こういう変化のある学校生活から子どもたちは活性化するものです。おそらく、午後の授業にも身が入ったことでしょう。
 そして、6日は日曜参観日。405名(4月以来2名減)の生徒に対して319名の方が参観に来られました。保護者・地域の方、教育関係者の方々の本校教育への関心の高さの表れだと、身の引き締まる思いがしました。「先生、頑張りましょ。以前は“山科の学○院”と言われたんですよ」そんな声をかけても頂いた。
 教職員一丸となって皆様の期待に応えたいと思います。子どもたちが、安心して楽しく通える学校、勉強や部活動に本気で向き合い「智・徳・体」のバランスがよく、そのクオリティーの高い学校にしていきたいと、改めて思います。「ちゃんとしようWeek」で始まったこの1週間は、私たちにも改めてそう思わせてくれました。

『東山を西に見て』

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「自慢」
 6月になりました。着任当初「GWまで頑張ろう」と思っていたGWは、既に遠い昔のように感じます。6月1日と言えば“衣替え”ですが、今年は春以来暑くなりません。毎朝の散歩道でサツキとアジサイが共に咲いている珍しい光景を見ました。
 さて、30日の日曜日、陵ケ岡小学校区の「みどりの径ふれあいまつり」に参加しました。日曜日でしたがなかなかの賑わいでした。女性会やおやじの会などが焼鳥やイカ焼きの屋台を出されていて楽しい雰囲気に包まれていました。ジャグリングや京炎そでふれのダンスなどの催しも行われていました。今回、私の一番のお目当ては本校ブラスバンド部の発表です。これまで、校内で練習する風景は何度も見てきましたが、発表会は初めてです。到着した時には既に径の反対側から音楽が聞こえてきており、人の中を小走りで進みました。
 花山中学校のブラバンの演奏を楽しみにしているという方にもお話を聞ききました。一人一人が本当に楽しそうに演奏しています。映画『スウィングガールズ』のラストを思い出させるようなたくさんの“いい笑顔”がスイングしていました。終演後、思わず「ブラボー!」と叫びそうになり、ちょっと恥ずかしいので「ええぞーっ!」と声をかけました。その声に何人かの子どもが振り向き、「校長先生やっ!!」と微笑んでもくれました。
 春体で一生懸命にスポーツに取り組む子どもたちの姿をみて感激しましたが、先日はまた一味違った喜びを得ました。我校の子どもたちながら、「愛しい」と言うのがよいのか「可愛い」と言うのが適切か、とにかくそんな気持ちにさせてくれる素晴らしいパフォーマンスでした。演奏後、径を歩いていると、嬉しいことに多くの方に声をかけていただきました。まだすべての方のお顔を覚えていないため、失礼がなかったか今も気になっていますが…。お一人の方に「先生がHPに書かれている文章を、楽しみに読ませていただいているんですよ。」と言っていただきました。この言葉は特に嬉しく、大きな力をもらったように思います。
 午前中には、中京もえぎ幼稚園の家庭地域教育学級で、保護者の方々よりちょっぴり先輩の父親として、話をさせてもらう機会を得ました。弥栄中学校時代に実践してきました「保護者道徳」の手法と資料とを用いて参加型学習にしました。ご自分の子育てを振り返って涙ながらに発表されるお父様やお母様方の姿に触れ、改めて子育てや教育の尊さを感じることができました。「自分の子どもを自慢できるか。自分の子育てに胸を張れるか。」私自身、恥ずかしくて簡単に「ハイ!」とは言えませんが、部分を見れば自慢できるところも胸を張れるところもあります。
 先日の吹奏楽部の子どもたちの演奏を聴き、地域の皆様から「いい生徒さんですね。」と言っていただいた時、親としてわが子を自慢に思う気持に似た感情をもちました。校長として幸せな体験させていただいたものです。
 あの日に出会ったすべて皆さんに「ありがとう!」と言いたいです。

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