京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/06/24
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ハートフルマーク
北にそびえる 鏡山   西に連なる東山 松のみどりに 包まれて 白くあかるく 照りはえる 希望あらたな 学び舎は 我らの 花山中学校

『東山を西に見て』

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「この先を見つめて」
 GW中、市内各地で様々な春季総合体育大会の競技が行われ、本校の選手たちも熱戦を繰り広げました。若い力が跳び、走り、輝きました。女子バレーボール部の3位入賞は立派な成績だと思います。準決勝は大接戦の末のとても惜しい敗戦でした。第1セットは奪われたものの、次のセットは奪い返して最終セットを迎えました。一進一退の攻防が続きます。どちらかがポイントを挙げるたびに体育館の半分が揺れるほどの大きな歓声が上がります。コートでプレーする者だけでなく、応援する者も一体となっての見事な戦いでした。
 他にも、いい試合、いい光景はたくさんありました。学校では見せることのない溌剌とした元気な顔、澄んだ瞳、大きな声、魂と体の躍動に出会います。試合後も実に“いい顔”を見せてくれます。「そのくらい勉強にも集中してくれよ!」そう思わせてくれる子もいます。緊張が極まってか女子テニス部の選手は、試合中に涙を流しながらプレーしていました。あの試合、勝てて本当に良かったね。「校長先生、やる気・元気・マナーですよね!」激励会で言ったことを覚えていてくれた子もいました。
 誰も優勝できなかった訳ですから、皆どこかで敗戦を経験したことになります。結果に満足できない子どもも先生もいるのでしょうが、子どもたちは、本大会で確実に多くのことを学び、心身ともに成長したはずです。3年生諸君にはまだ次があります。次の夏季大会でこそ、今回学んだことを活かして、是非“悔し涙”を“喜びの涙”に換えてほしいと思います。
 これからの3か月、中学生は不思議なくらい成長します。そしてその時に蓄えた力が、進路に向けてのエネルギーになるということも教職員の多くが知っています。
 また本日、授業参観がありました。連休明けだということで若干心配された参観者数もたくさんになりました。子どもたちも落ち着いていました。GW明けの日の、しかも午後からの授業はダラけることが多いのですが、授業参観で結果的にはよかったのかもしれません。
「ちょっとお話したいことがあるのですが…」一人のお父様に声をかけられました。内容は、何人かの授業に定着できない子どもたちへの対応を心配されてのことでした。
「自分たちの中学生の頃は、先生に厳しく叱られた。殴られたこともあるが、今では感謝さえしている。一方、今の指導は……。」
 お話を伺った後、現在本校で実践しています“子どもとの間に信頼関係を築く指導”について説明申し上げました。「お話をお聞きして安心しました。今後とも宜しくお願いします。私たちにできることがあれば仰って下さい。」そう言って帰られました。
 この先が問われています。

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