最新更新日:2024/10/02 | |
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1年 人権学習 「高齢者をとりまく問題」について
今回、勧修中1年生は人権学習のテーマに「高齢者をとりまく問題」を設定しました。
だれもが行く道「高齢」。しかし、今の中学生たちには家族構成の変化の中、高齢者と共に生活する体験が少なくなっています。 第一回目の学習は11月16日に実施し、駅の券売機で切符を買っている高齢のご老人について意見交換をおこないました。券売機の前でなかなか切符を買えなくて困っているご様子。なぜスムーズに切符を手に入れられないのか? 第二回目、参観授業として、全学年が体育館で学習をしました。この授業では「京都市社会福祉協議会・京都市洛西ふれあいの里保養研修センター」より「京都市介護実習・普及センター」の三木 将良様にご来校いただき、写真のように高齢になると、どのような体の変化がおこるかを擬似体験する機会をいただきました。この装置をつけて、起き上がったり、細かい文字を読んだり、うすい紙をめくったり、水と牛乳を区別するなど、ふだん何気なくしていることをしてもらいました。 全員が擬似体験グッズを装着できれば良かったのですが、数に限りがあり、クラスより代表一名が立候補、高齢者の方のしんどさを体験しました。 指がうまく動かない、脚や腕の関節が曲げにくい、小さい文字が見えにくいなど疑似体験者になってくれた人が感想を語ってくれました。 「相手の立場にたって考えられる、相手の気持ちや感情を想像できる」このことをいつでも忘れないでいてほしいと願っています。そして自分が高齢者として生きていくとき、周りの人が高齢者を思いやる気持ちをだれもが同じようにはぐくんでいると、少しでも生きていきやすい社会になるのではないでしょうか。 |
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