3年生Oさん「歩み」
京都大学、立命館大学、佛教大学に行ってみて感じたことがあります。すごく(学生などの)人数が多くて、知らない人も多く居ると聞き、校舎もすごくでかくてスケールの大きさを感じました。
私は大学の学生さんを見て、「きっと、一人一人自分の好きな道を歩んでいるんな」と思いました。学生さんはみんな笑顔で楽しそうで、必死に勉強をしている人もいれば、中庭でダンスの練習をしている人、先生達とおしゃべりをしている人もいました。一人一人自分の好きなことをし、他の人とは違うことをみんなしていました。中学校ではみんな同じ時間に登校し、同じ内容の勉強をしていますが、大学では自分の受けたい授業を受け、自分の進みたい道に歩むために自分の好きなことを必死にしていました。今、私達3年生は同じことを勉強していますが、みんな一人一人夢があり、その夢を叶えるためにすることも違います。特に私の歩む道は、みんなとはかけ離れた道かもしれないけれど、私はその道を歩むために必死にそのことに打ち込もうと思っています。今、みんなは高校受験という目標に向かってがんばっていますが、今日、大学巡りをして同じことに打ち込んでいても、もっとその先を考えれば一人一人違うのだ、ということが分かりました。大学も今の私達にとってみればすごく先のことかもしれないけど、大学に行けば、またその先の進む道について考え「必死でそのことに打ち込むんだろうなぁ」と感じました。
3年生A君「先にあるもの」
僕は大学巡りをしてみて「必ず高校に行かなあかん!」と思いました。まず、今日は午前中に京都大学に行きました。僕は部活の練習試合で、何回か高校に行ったことがあります。行くたびに「やっぱり中学と高校はレベルが違うな〜」と思ってました。でも、京都大学に入った瞬間に大きい時計台があり、どんどん中に入って行くと同じ大きさぐらいの建物がたくさんありました。「・・・え ? 何コレ 」と、何も言えませんでした。とにかくスケールが大きくて驚きの一言でした。立命館大学も佛教大学も、とにかく大きかったです。驚きとともに僕は「はじめの一歩」というマンガの鷹村選手の言葉を思い出しました。「今、大変な時期なのはわかるが所詮は通過点、その先にあるものをしっかり見据えろ!」です。
僕はたいして頭が良くないけど、行きたい高校はレベルの高い学校です。いつも僕は「とにかく、高校に行ければいい」と思っていました。でも、大学や大学生の姿を見て「高校受験も大切だけど、やっぱりその先にあるものをしっかり見なければいけない」と思いました。そして、僕は大学に行きたいと、とても強く思うようになってきました。今回の大学巡りがあったからこそ、こんな思いが出てきたと思います。大学に行くためには当然、高校に行かなければならないから、おかげで気合いを入れ直せたと思います。この校外学習を教訓に受験を頑張りたいです。
3年生A君「継続と決意」
今回、初めて大学を巡り、素直に「大学へ入りたい!」と思えることができました。好きな事に熱中できる喜びがあると実感したからです。
今年の夏、ある1冊の本にあった言葉に心を打たれました。「継続と決意こそが絶対的な力なのである」。これは元アメリカ大統領カルヴィン・クーリッジ氏の言葉です。僕には去年まで夢は何もありませんでした。そのために決意することもなく、何かに向かって努力を継続することもありませんでしたが、この言葉は、何か僕に語りかけているようでした。今の僕は違います。今は「○○高校へ入学する」という強い決意を持っています。そのために勉強を毎日、継続しています。それが「絶対的な力」になるのだと信じて。・・今から約4ヶ月後には、高校受験という一つ目の関門があります。それをくぐり抜けるには、継続と決意しかないと確信しています。今の努力が実るよう、受験まで必死に頑張りたいです。
3年生Sさん「彼らの背中に」
私は大学巡りをしてたくさんの背中を見ました。その背中はみな、自分の夢や未来へと羽ばたいているように輝きに満ちた背中でした。それは、受験というプレッシャーにも負けやしなかった彼らの努力と、強い精神のあらわれでもあると思います。どこの世界へ進むにせよ受験という壁がある、という事を私達が見せつけられているようでした。
私自身、努力は嫌いではありません。けれど、すぐに周りを気にしてしまい、その場の雰囲気から逃げ出すクセがあります。私は一度、そのように逃げた事があります。ある日、エレクトーンの級をとる試験の当日、周りの人のやる気と気持ちに押しつぶされて逃げてしまいました。その時の思いは今でも忘れる事はできないし、自分のトラウマとなっています。だから、今は自分がとても心配で、今でも誰かに頼りたい気持ちで満ちあふれているのを押えています。ですが、今回、大学を巡ってみて、その大学の人達は自分の力で挑戦してきた事は見て伝わってきたし、この人達の精神、つまり心は私の一回りも二回りも大きいものなんだと思いました。だから、自分も過去を振り返らず、今の自分の気持ちを強く持ち、(今日見た)大学生のような背中を誰にでも見せられるようにしたいと思いました。そうやって、自分の力で羽ばたいていける羽をつけて進んで行きたいです。"後悔"という言葉を出さないように、自分が持つすべての力で・・・。