5年生の理科は「たんじょうのふしぎ」をしています。
その導入の授業の様子です。
去年の今ごろ,どこにいたの?と先生がたずねます。
「学校にいたやん。○○ちゃんが転校してきたな。」
3年まえの今ごろは?4年前は?5年前は?・・・・・・・・・・
「北海道にいてた。」
「先生が面白いことしてくれた。」
「○○ちゃんがいてて,いっしょに遊んだ。」
「私は病気になって入院してて,お気に入りのレースをいつも触ってたらしい。」
「おしっこたれた。」
10年前は?
「生まれた。」
じゃあ11年前は?
「おなかの中。」
12年前は?
「結婚したときに,おなかの中にいるの。」
「おなかの中に元がいるの。」
「おかあさんが生まれたときにもう元があるの。」
「神様が命を与えてくれるの。」
「精子と卵子があって・・・・・」
「存在しなかった。」
いろいろなつぶやきが出てきました。
そのあと,今の自分を見つめてみました。
話し合いの後に書いてもらった詩を2編
宇宙のどこか 5年 女子
3年前 私は,先生がいついすにもたれるか楽しみにしていた。
4年前 私は,お母さんに会いたいと学校で泣いていた。
10年前 私は生まれた。
14年前 私は地球に存在していなくて宇宙のどこかにいたと思う。
今 私は,勉強が嫌いだ。
でも がんばっている。
スノーボード 5年 男子
11年前 おなかの中で ごろごろしていた。
10年前 スノーボードをやるために 立つ練習をした。
9年前 スノーボードをやった。
けれども こけて泣いた。
7年前 スノーボードの板をかってもらって1キロメートルもすべれた。
6年前は あばれんぼうの一番になった。
4年前 学校に入った。
今 ぼくは,スノーボードが好きだ。
走るのも好きだ。
まだ10年しか生きていないこどもにもその子だけの人生があるのですね。