1年生の「生活」の時間の教室でのこと。
アサガオのふたばの観察をしました。
しっかりと見て,スケッチをします。
そのあとに観察したふたばのようすを文章で書いて交流していきました。
ひらがなの学習が終わっていないこの時期ですから,文章にしていくのはかなりむずかしいことです。鉛筆がとまっている子には,先生が横に行って,お話をしながらわからないかなを教えてもらいながら文章にしていきました。
「ハートの形みたい。」「ちょうちょみたい。」「もとのところは緑とちがってピンク色だった。」「ざらざらしてた。」・・・・・・・
それぞれの目で見たそれぞれの感じ方で文章に表していきました。
「どら」と書いてとまっている子がいたので,どう書きたいのかたずねると「えっと,どらえもん・・・」と小さな声で話します。ドラえもん?「ふたばのようすだよ。」と聞き返すと「ドラえもんの・・・・タケコプター・・・」と話してくれました。
タケコプターのように見えたのです。そして,どうしてもそれを文章にしたかったのです。すばらしい表現が生まれました。みんなで認め合いました。
このような経験が豊かな言葉を獲得させていくのではないかと考えています。