京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/21
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学校教育目標「社会や人との関わりの中で真の逞しさを身につけた児童生徒の育成」

卒業証書授与式〜式辞より〜

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 柔らかな春の陽射しが,月輪中学校から引き継いだ校内の桜に降り注ぎ,春の予感を感じさせてくれる頃となりました。
 本日,平成29年度,東山泉小中学校第4回卒業証書授与式を挙行するに当たり,早朝よりご来賓,保護者の皆様にご列席を賜りましたこと,高いところからではございますが,心よりお礼申し上げます。有難うございます。
 今年度より,小中一貫教育校の特性を活かし,卒業生を6年生の時に担任をした教職員を初め,西学舎から全員がこの晴れの門出に立ち会わせてもらうことになりました。また統合という特別な時だからこそですが,その中には卒業生が小学校1年生に入学した時の担任も参列しています。さぞかし感慨深いことだと思います。
 東山泉4期生82名の9年生の皆さん,義務教育の卒業,おめでとうございます。
 4年前の開校4月に,皆さんは5−4制施設併用型小中一貫教育校の初代6年生としてスタートしました。他に例のない施設併用型。6年生だけが東学舎で中学生とともに生活をするということに,少なからず不安を抱きながら開校を迎えたことと思います。
 私はその前年の月輪中学校最終年に教頭として赴任してきましたから,みなさんが5年生として,各小学校での閉校式に向かう姿も見てきました。今となっては思い出の一つかもしれませんが,何度も西学舎と東学舎を往復する姿を見てきたみなさんに,私が校長として自分自身初めて卒業証書を手渡せたことは感無量です。
 開校当初の9年生,今の高校3年生にこんな話を聞いたことがあります。彼らもまた東山泉の初代卒業生となる学年でしたから,しっかりとしたプライドをもち,不安に思いながら東学舎に通うであろう6年生に対し「教頭先生,僕たちは6年生が不安に思って通うような格好悪いことはできません。安心してください」と言ってくれたことがとても印象的でした。その言葉通り優しく迎えられた当時の6年生であるみなさんは,その先輩達から見事にそのプライドを受け継ぎ,さらにそれ以上に成長してくれたことは,今ここに在校生として参列している後輩たちに受け継がれ,素晴らしい伝統になるでしょう。
 来年度より東山泉は義務教育学校東山泉小中学校としてスタートします。すなわち,開校4年目ではありますが東山泉中学校としては最後の卒業証書授与式です。みなさんは最初の6年生であると同時に最後の卒業生にもなるのです。このような経験はめったにあるものではありません。
 東山泉にはこの開校4年の間に,日本全国の様々なところから学校視察に来られました。開校時に新聞の取材などを受けた記憶がみなさんにもあるのではないかと思います。4年を経てすごくうれしい言葉をもらいました。
 開校当初,6年生の教室を案内していた際に,「東山泉の6年生はもう中学生のように見えますよね」と言われ「標準服を着ていますから他校よりもお兄さんお姉さんに見えるかも知れませんね。」と答えたことを覚えています。
 しかし,その6年生は9年生となり,今度はそのみなさんのことを「東山泉の9年生はもう,高校生に見えますよね」と言われたのです。私は「そんなに身体が大きな生徒はたくさんいませんが,そう見えますか?」と問い直したところ「いや,見かけではありません。立ち振る舞い,発言内容,落ち着きなど,どこから見ても立派な高校生に見えますよ」と言ってもらったのです。この4年間のみなさんの成長を喜ぶとともに,その成長を支えてくださった地域・保護者のみなさんに感謝するとともに,その成長にずっと寄り添ってくれた教職員,とりわけ9年生の学年団を是非褒めてやってください。
 この平成29年度は,将棋の世界,卓球の世界でみなさんと同年代の中学生が大変活躍し,先日閉幕した平昌オリンピックでも若い世代の躍進には目を見張るものがあります。みなさん一人一人がその無限の可能性を秘めています。今日で9年間の義務教育が修了します。東山泉での学びは今日で終わるとともに,東山泉の標準服に守られる時が終了します。この先は自分が選んだ高等学校や大学,そして,社会という場に出て自分で自分の道を切り拓いていかなければなりません。その,自分が選んだ新しい道にはぜひとも「いそいそ」と向かってくれることを願っています。そう,まさに校歌の歌詞通り「勇気を胸に抱いて,新しい道を,今歩きだす」その瞬間に立ち逢えたことを幸せに感じています。
 結びになりましたが,保護者の皆様,お子様のご卒業おめでとうございます。今日,義務教育を修了され,東山泉小中学校を巣立って行かれますが,これからも多くの知識を得て,何ができるようになっていかれるのか,その成長を楽しみに見守ってまいりたいと思います。今日までの本校の教育活動にご理解とご支援を賜りましたこと,感謝申し上げます。
 それでは,これから東山泉での出逢いを大切にし,学び続ける気持ちを持ち続けてくれることを祈念しつつ,卒業生の皆さんの前途を祝福し式辞といたします。

      平成30年3月15日
         京都市立東山泉小中学校
            校長 今津 敏一

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