最新更新日:2024/08/22 | |
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紫陽花色はナニイロ今日も朝から雨でした。 本校のフラワーロードの南側にはたくさんの紫陽花がずらっとならんでいます。 続く雨で元気を取り戻し,ピークを迎えているたくさんの花々も今日は一段と色が冴えているようです。 紫陽花の名前は藍色の花が集まるという意味の「あづさあい(集真藍)」が変化したものとする説もあるそうですが,植わっている土壌の違いで藍ではなく赤っぽい色にもなる色の七変化は有名な話です。 属名のハイドランジアはギリシャ語で「水の器」や「水がめ」の意味だそうです。これはアジサイが根から非常に水をよく吸うからとか,果実の形が水がめの形に似ているからなど諸説があるようではっきりしません。語源に関わる諸説も「七変化」のようです。 紫陽花が好きで大切に育てている方には今年は花がたくさん付くか付かないかというのは重大な問題です。とても巧みに挿木をして,株を増やす達人もおられます。 本校の紫陽花はホンアジサイとガクアジサイが交互に植わっていて,少し残念なのはカシワバアジサイがなさそうなことです。 梅雨空スイミー∞(むげんだい)
6月19日(水)
久しぶりの梅雨らしいまとまった雨になりました。 雨降りの放課後,黒いペンで塗っている先生とそれを切り抜いている先生,そして2人を見守る先生を職員室で見かけました。 見るなり,それが国語科の学習に登場する「スイミー」だとすぐにわかりました。授業中に黒板に提示したり,棒に付けて動かしたりする用のおなじみの教材です。 しばらく眺めながら最後に写真を撮ったのですが,特に色塗をしていた先生は終始笑顔で,塗っていることが楽しくて仕方がないといった感じです。これを提示することで「子どもたちが効果的に学習できる」ということが1番の目的でしょう。でも案外先生はそれよりも,「うわー,スイミーがやってきたあ。」「先生がつくってくれたの。」と楽しそうに喜んでくれる子どもたちの笑顔を想像しているのが楽しい要因ではないでしょうか。 ところで,この「スイミー」はご存じレオ・レオニの作品(1963)です。版画の手法を駆使した,透明感あるイラストに懐かしさを覚える方も多いのではないでしょうか。この頃のレオニ氏の作品は,もはやグラフィックデザイナーを通り過ぎ,思想家としての表現に達していたとも言われています。 色塗り中の先生が「以前,黒い色画用紙でつくったことがあるんだけど,それだとなんか物足りなくて・・・,やっぱり色塗りの跡が残っていないと味気ないんです。」 2年生の子どもたちであれば,先生がわざわざ遠回りをしてつくった足跡と愛情を感じる子どもも少なからずいるはずです。 この先生たちも子どもたちを学習に導くアーチストになるのかもしれません。 |
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