最新更新日:2024/09/20 | |
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科学の甲子園全国大会1日目〜その1〜 開会式
国立研究開発法人科学技術振興機構の主催である「科学の甲子園」は、高等学校等の生徒チームを対象に、理科・数学・情報といった分野の知識を活用する力や課題を解決する力に関する実験競技と筆記競技を行い、その総合得点を競い合うイベントです。
堀川高校ハイレベル理数ゼミの生徒7名は、昨年の10月に行われた京都府予選で優秀な成績を収め、京都府代表に選ばれました。 3月15日(金)から3月18日(土)まで、埼玉県にあるソニックシティとサイデン化学アリーナで全国大会に挑んでいます。 1日目は、開会式と筆記競技です。 メンバーたちは特に緊張した様子もなく、リラックスして臨んでいます。 開会式の出場チーム紹介では、堀川高校憲章である、「ひとつになる 高みをめざす ひとりになる」を高らかに宣言しました。 4ヶ月間、全国大会に向けて様々な準備をしてきました。 準備してきたことを遺憾なく発揮し、充実した4日間にしてほしいと思います。 写真1枚目 集合写真 写真2枚目 開会式の出場チーム紹介 写真3枚目 いざ、筆記競技へ SSH重点枠ドイツ海外研修第5日目
遅くなりましたが、5日目の活動報告です。
今日は今までと異なり、ギーセンという都市に移動し、数学博物館を訪れました。一つの博物館の中に本当に様々なテーマの数学の現象を実際に体験しました。 僕が特に印象に残っているのは、無限をテーマとしたコーナーです。普段は数式でしかない無限。それを様々な切り口で体感できるという画期的なシステムが初めての経験でした。フラクタル図形の制作はとても興味深かったです。小学生くらいの小さな子どもたちでさえ、楽しそうに数3の内容に触れていることに大きな衝撃を受けました。 また、レントゲンのお墓を訪れ、日本のものとの違いを比較する機会となりました。道のりではバスを利用し、運転面や乗客面に関してもカルチャーショックを受けました。 更にフランクフルト市に帰還する際に、元々は電車を使用する予定だったのですが、強風の影響で当日の運行が全て欠便となり、帰れない状況になりました。表示板には二時間遅れという表記しかなかったのですが、インフォメーションでの案内でその事態が判明し、少し慌てふためくことになりました。最終的には、タクシーを使用できるようになり、この事態にならなければ会わなかったであろう人々との交流があり、とても良い経験となりました。 明日は最終日です。一分一秒無駄にしないようにします。 (写真上) Ralph先生とのお別れ (写真中) 数学博物館前にて (写真下) 数学博物館での様子 SSH重点枠ドイツ海外研修第4日目
4日目の活動紹介も、参加生徒から報告します。
今日の活動で学んだことの2つを共有したいと思います。 1つ目は、「普段は目にしない部分にこそ、技術が隠れている」ということです。ベルトコンベア博物館では、物の運送を展示のテーマにしています。運送と聞くと、工学の中では派手さのない分野であまり興味を持っていませんでした。しかし、運送がなければ現在の社会は成り立たない、工学の70%以上はこの運送技術に隠されているという解説や、その展示で、縦回転と横回転の力の変換技術や動滑車やサイクロイドといった物理や数学で習うことが実際の現場に応用されていることを知り、とても興味深い見学をすることができました。 2つ目は、「既知の技術を実際に作成、運用する愉しさ」です。博物館ではFischerTechnikを用いて展示物を小型モデルとして実際に組み立て、プログラミングを施すことが可能でした。ただの工作ではない、自らの手を動かして最先端技術を学べたと感じています。更に、このFischerTechnikは実際に機械やシステムを改良するにはどうすればよいかと考える時に、シミュレーションすることに非常に適しているという昨日の工場見学での解説が本当に正しいなと感じました。ベルトコンベアや空気圧を用いた工場システムを再現することが出来ることの面白さをかんじました。また、元々の展示段階でのミスをプログラミングの修正で成功させる体験はなんとも言えない愉しさがありました。 このカールスルーエでの3日間の活動の1つ1つがバラバラなようで、繋がっている。技術開発にはまだまだ自分たちの知らない愉しさが隠れているなと感じました。 (写真上)博物館で説明を受けている様子 (写真中)つかの間の休息(テーブルサッカー) (写真下)オリジナルのモデルを作ってプログラミング SSH重点枠ドイツ海外研修第3日目
3日目の活動紹介は、参加生徒からの報告です。
今日はフィッシャーの本社とフィッシャーテクニックの工場の見学に行ってきました。今回私たちが取り組んでいるフィッシャーテクニックというのは、フィッシャーという企業が取り扱っている四分野のうちの一つです。まずフィッシャーが扱っているプラスチックやスチール製の部品を作る工場を見学し、また若手の教育プログラムについても教えていただきました。日本では、工場見学は見学者専用の通路を通り、全体を上から見下ろすというイメージが強かったのですが、今回は機械のすぐそばまでいくことができ、実際に働いている方と同じ目線に立つことができたのがとても新鮮でした。また、何よりも驚いたのが、この工場ではより効率よく作業を進めるために、日本のトヨタの看板方式を導入していたことです。最後にはおみやげもたくさんいただき、フィッシャーテクニックについて日本でもっと広げたい、広げなければという思いを新たにしました。 夜はRalph先生の家に招待され、ドイツの伝統的な食事をいただきました。英語・ドイツ語・日本語の飛び交う食卓はなかなか経験できるものでなく、とても楽しかったです。日本が好きだというRalph先生のおうちではお香が焚かれていて、また日本刀や抹茶茶碗など日本人の私たちでも持っていないようなものがたくさんありました。 一日一日が飛ぶように過ぎていく中、この研修も折り返し地点に来てしまいました。残りの研修も一日一日を大切に過ごし、精一杯楽しみ、最大限の学びを得たいと思います。 (写真上)International Sales DirectorのLaurenz Wohlfarth氏とともに (写真中)fischer本社の入り口 (写真下)fischer博物館で説明を受けている様子 SSH重点枠ドイツ海外研修第2日目
今日はカールスルーエ教育大学でRalph Hansmann先生によるワークショップ形式の授業に参加しました。
最初は、直流と交流についてクイズ形式の問題に取り組み、頭の体操をするところから始まりました。そのあと浮力をテーマにした実験を自分たちで道具を作りながら体験した後、理論も勉強したり、アメンボが水面を泳ぐ(浮かぶ)理屈を考えその模型を作る方法を教えてもらったりしました。 ランチタイムの後にはカールスルーエ教育大学の学長室を訪れ、学長であるKlaus Peter Rippe先生と少しお話させてもらう時間をいただきました。 午後からはいよいよfischertechnikについて豊富なパーツを使いながら、それぞれが様々なモデルを作成しました。 Fischertechnikに習熟した後は、カールスルーエ工科経済大学のJurgen Walter先生からfischertechnikで作成したモデルを使いプログラミングを用いて生徒一人ひとりの描きたい図形を描きました。 その途中には休憩も兼ねて実際にロボットアームを作成している研究室を訪問し、実際に動いているところを見せていただきました。 今日は盛りだくさんの一日で日本ではなかなかできない体験を通して多くの刺激を受けました。 以下は参加生徒のコメントです。 「今日はカールスルーエ教育大学でのワークショップに参加しました。Ralph先生に物理に関するお話を聞いたり、fischertecnikを触ったり、ロボットのプログラミングをしたりしました。 Ralph先生のお話では、浮力に関することを実験やそれにかかわる歴史ななどを聞き、高校の物理や小中学校で学んだことを少し違った角度から英語で改めて勉強するという新鮮な体験ができました。 また、fischertechnikと教育に関して研究されているRalphさんの教育への考え方や実践されている教育方法についてもお聞きし、日本との違いを知って実際に授業を受けてみたいと思いました。 Fischertechnikを使った実習では、これまで使ってきたパーツだけでなく本場だけあって様々なパーツがあって、Ralph先生のサポートでドイツならではの体験ができ全員楽しく楽しく活動できました。 ロボットの動きをコントロールするプログラミングでは、ロボットの後ろにペンを指して自分の名前を書いたりHORIKAWAの文字を書こうとしたりとそれぞれが試行錯誤しながら全員が集中して取り組みました。予想以上に様々なことが体験できた密度の濃い一日でした。」 (写真上)ワークショップでの様子 (写真中)Klaus Peter Rippe学長(真ん中)、Mutfried Hartmann副学部長(右)、Ralph Hansmann先生(左) (写真下)カールスルーエ工科経済大学の研究室を訪問した様子 SSH重点枠ドイツ海外研修 第1日目
本校の2年生4名が、2019年3月6日から12日の日程でカールスルーエ、ギーセンを訪れています。この研修の様子を報告します。
このプログラムでは、ドイツの学校教育の中で長年技術系教材として用いられてきた「fischertechnik」を利用して空間認識力、創造力、論理的思考能力などの育成を目指したワークショップに参加することが中心となります。 初日は飛行機、列車とも定刻通り運行し、昨日無事ホテルにチェックインし1日目を終了しました。 生徒たちは長旅で疲れてはいましたが元気に2日目を迎えています。 以下は参加している生徒によるコメントです。 「12時間という長いフライトのため、かなり疲れていましたが、ドイツに到着して現地の方と話しているうちに、疲れを忘れてしまっていました。初対面なのに英語で笑い話などもできて盛り上がりました。ぼく個人としては、ドイツ語のフレーズがいくつか通じたのが嬉しかったです。」 (写真上)マンハイムでICEを待っている様子 (写真下)カールスルーエ教育大学の先生方とのディナーの様子 「宇宙ユニットシンポジウム」で本校の2年生3名が発表
2月9日(土)、京都大学で開催された「第12回 宇宙ユニットシンポジウム 人類は宇宙社会をつくれるか?―宇宙教育を通じた挑戦」にて、本校の2年生3名がポスター発表をおこないました。
3名のそれぞれの発表タイトルは「宇宙の距離はしご―球状星団M3の距離推定から―」、「エウロパの表面氷のサンプルリターン機構の開発」、「ダークマターのモデルシミュレーションの開発」でした。探究基礎の授業や研究発表会を通じて進めてきたことを発表しました。 生徒は、小学生から宇宙の専門家まで、様々なバックグラウンドを持った人々と交流しました。多くの質問やコメントをもらい、充実した時間を過ごせたようでした。 ポスター発表の審査の結果、ユニット長賞と宇宙飛行士賞を受賞しました。 この発表会をきっかけにして、自分の探究したいことをさらに突き詰めていってほしいと思います。 (上)ポスター発表会の様子 (中・下)表彰式の様子 SSH重点枠ドイツ海外研修事前学習3
本校は2019年3月6日から12日の日程でSSH重点枠ドイツ海外研修を実施します。
このプログラムでは、ドイツの学校教育の中で長年技術系教材として用いられてきた「fischertechnik」を利用して空間認識力、創造力、論理的思考能力などの育成を目指したワークショップに参加することが中心となります。 日々「fischertechnik」に触れることで設計図が無くても自由な発想で作成することができるようになってきました。 さて、今回はこれまで学んできた内容を、現地でお世話になるカールスルーエ教育大学のRalph Hansmann先生と岐阜大学の河崎哲嗣准教授、また事前学習でこれまでお世話になった岐阜大学の加藤浩行さんに伝えるため遠隔会議システムzoomを使った多地点同時中継を行いました。 残念ながらRalph Hansmann先生は多忙の為参加していただくことはできませんでしたが、河崎先生、加藤さんとは私たちが学習してきた内容を共有することができ、また現地でどうすべきかについて助言をいただくことができました。 今後はドイツ海外研修を有意義なものにしていくことはもちろん、遠隔会議システムを利用して国内・海外問わず様々な機関と積極的に交流していきたいと考えています。 SSH重点枠ドイツ海外研修事前学習2
本校は2019年3月6日から12日の日程でSSH重点枠ドイツ海外研修を実施します。
このプログラムでは、ドイツの学校教育の中で長年技術系教材として用いられてきた「fischertechnik」を利用して空間認識力、創造力、論理的思考能力などの育成を目指したワークショップに参加することが中心となります。 前回の事前学習以降、「fischertechnik」の使い方に慣れるため時間をみつけては色々作成し、ずいぶん習熟が深まってきています。 今回の事前学習では、再び岐阜大学の加藤浩行さんにきていただき、まずはペーパークラフトでスライダ・クランク機構を作成し、回転運動と単振動について学習しました。 その後、「fischertechnik」を用いて単振動を作り出す模型を作成しました。 複雑なモデルを作成すると全体がすぐに大型化してしまいます。小型化する方法やよりよいモデルを作成するために試行錯誤していました。 カールスルーエ教育大学でのワークショップでは自分たちで課題を設定し、その解決のために「fischertechnik」を使えるレベルまで高めたいと考えています。 SSH重点枠ドイツ海外研修事前学習1
本校は2019年3月6日から12日の日程でSSH重点枠ドイツ海外研修を実施します。
このプログラムでは、ドイツの学校教育の中で長年技術系教材として用いられてきた「fischertechnik」を利用して空間認識力、創造力、論理的思考能力などの育成を目指したワークショップに参加することが中心となります。 そこで今回の事前学習では、日本ではなじみの薄い「fischertechnik」に慣れるために、現地で合流予定の岐阜大学大学生の加藤浩行さんを本校に招き、基本的な使用方法についてレクチャーしていただきました。 生徒たちははじめのうちはレゴなどのブロックとの違いに戸惑いながらも、この日の最後には加藤さんに作成していただいたトランスミッションとモータを用いて簡単な車を走らせていました。 今後は自分たちで課題を設定してその解決のために「fischertechnik」を使えるレベルまで到達するために使い方をはじめとした利用方法を学習していきます。 |
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