京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/13
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学校教育目標 「自律・貢献・志」 〜学ぶ楽しさを知り、自ら未来を切り拓く生徒〜

ひとりごと

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 「チーム八条 仲間のために。仲間と共に。」

 文化祭が終わりました。午前中の合唱コンクールと午後の吹奏楽部の演奏でした。特に午前の合唱コンクールは私の予想をはるかに超えた合唱を聞かせてくれました。どのクラスも,どの学年合唱も,練習段階から聞いていて,今日の出来上がりのだいたいの予想はつけていたつもりです。でも,生徒たちは見事にその予想の上を行ってくれました。舞台に立った者,指揮者,伴走者,聴衆が見事に溶け合いました。みんな最後の1回を,丁寧に歌い,記憶の奥に残そうとしてくれました。どのように表現して良いのかわからないのですが,午前中の写真がほとんど撮れていない事,そしてこの「ひとりごと」の文字数が少ないことで察して欲しいと思っています。さぁ,また明日から,来週から,この行事の取組の中で培ってきた仲間への思いを,クラスづくりの中で,もっともっと深めていってください。ずっとずっと記憶の奥に残るクラス,学年,部活,学校を作っていきましょう。
 最後になりましたが,お忙しいところ,子どもたちの歌声を聴きに来てくださった学校運営協議会の方々。保護者の皆様,本当にありがとうございました。

 

ひとりごと

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 「唱を合わせる」

 23日の文化祭がすぐそこにやってきました。吹奏楽部の練習にも熱が入っています。体育祭が終わり,生徒たちは合唱コンクールに向けて毎日毎日歌いこんでいます。朝練習なるクラスでの自主練習の声も聞こえてきます。朝一番,冷えたからだ,声帯で歌を歌うことが,声帯にとって良いのか悪いのかはさておき,生徒の気持ちが伝わってきます。

 私がまだ担任をしていた頃,体育祭でクラスのみんなの足をくくって一緒に走る「11人12脚」という競技がありました。その学校は人数が少なく,その当時34人を学級活動のクラスとしては,変則的に3つに分けていました。普通は競技ですからルールがあって,11人で人数を揃えないと損得問題が発生してきます。そのとき私のクラスは12人でした。レースですから,11人か12人で人数を揃えるということになります。ところがほかのクラスは11人なので当然私のクラスを1人減らす話が出てきます。で,私はクラスに「1人減らして11人で数を揃えて勝つ方を目指すのか,負けてもいいから12人でやるのか」を問いました。様々な意見が出たのは当然です。私には「こうあって欲しい」という願いがありました。それは3年間担任をしてきた者としてのクラス経営の結果を試されているという思いでした。結果生徒たちは12人で走る方を選んでくれました。レースの結果は私の記憶にはありません。でもこの出来事は鮮明に私の記憶の奥に残っています。

 合唱は「唱(うた)を合わせる」と書きます。唱を合わせるということは,声を合わせることです。声を合わせることはブレス(呼吸)を合わせることです。呼吸を合わせることは気持ちを合わせることです。すなわちクラス全員の気持ちを合わせることが「合唱」です。10月23日はまさに「合唱」の日です。この日,舞台の上で,最後の1回を唱います。その日,その仲間と,その歌を唱うのは,一生で最後です。さぁ,みんなはそんな舞台で,どんな気持ちを唱うのでしょう。何を記憶の奥に残すのでしょう。わたしもそんなひと時に立ち会いたいと思います。

ひとりごと

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「子どもたちを,一生懸命に見守る」

 先週の金曜日から三者懇談会が始まりました。4月に入学,進級をして3か月余りが過ぎました。この間の学習の様子や,クラス等での生徒の様子を話します。大切な子どもを真ん中においての懇談会です。私はこの懇談会から離れて10年と少し経ってしまいました。教室で担任が保護者と生徒に向かい,懇談をしている様子を見ながら懐かしさを感じると共に「しっかりとスクラムを組んでほしい」と願います。

 7月5日中学2年の男子生徒に起こった痛ましい事件が連日報道されています。先日の地域での懇談会の席でも心を痛められている地域の方から発言がありました。また保護者からも同様の思いが届いています。新聞やマスコミでは,この男子生徒と担任との間で交わされていた「生活記録ノート」の一部が掲載されています。そこには男子生徒の心からの叫びが記されていました。「担任は,この男子生徒や,トラブルとなっていた関係生徒と面談をし,解決に向けての指導をした」との記述もありました。どのような話し込みがされ,どのような体制がとられたのか,想像の域を出ません。でも,どうしてもっと早くに,指導している教職員集団の思い,被害にあった男子生徒や,関係生徒の保護者の思いが,子どもたちの心に伝わらなかったのだろう。もっと早く,もっと強く子供たちの心に響いていたなら・・・と心が痛むのは私だけではないと思います。子供たちには子供たちの世界があるのでしょうが,でもそれを取り巻く大人たちの一生懸命さが,どうして子どもたちの心に届かなかったのだろうと思うと残念でならないのです。

 国レベルでも「いじめ防止対策推進法」が制定され,京都市の各学校でも「学校いじめ防止基本方針」を出しています。しかし,どのような法律や方針が出され,それがどれほど立派なものでも,実際に子供たちの周りにいる大人の一生懸命な見守りや,学校での仲間づくりが機能していかないと,いじめに繋がっていく人間関係のトラブルに気づくことはできないし,早い段階で解決に向かっていくことにはならないと思うのです。多くの学校で取り組まれているように,本校でもこの方針が出る前から,授業の間の休憩時間や昼休みなど,教職員が教室や廊下や,グラウンドや中庭などで,生徒と一緒にいるようにしています。「見張る」のではなく「見守る」ことを一生懸命にやっています。生徒の変化や困りをいち早く察知しようと努めています。しかし「本当に生徒の思いや願いをしっかりと受け止められているのか。私たちの目に曇りはないのか。感性は鈍っていないのか。」ことあるごとに自らを振り返り点検することが必要だと痛感します。

 このホームページに,社会を明るくする運動での標語の表彰式を掲載しました。くしくも今年のテーマは「いのち(命)」でした。かけがえのない子供たちの大切ないのち(命)です。この「ひとりごと」が,学校や家庭,地域の子どもたちの周りの大人の一生懸命な見守りの目と感性を点検しなおす,きっかけのひとつとなれば幸いです。
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