最新更新日:2024/05/31 | |
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軟式高校野球選手権大会に参加して
7月28日の太陽が丘球場、3塁側を埋める100名以上の応援団の声援の下、白河総合支援学校軟式野球部は初めて高野連主催の夏の京都府選手権大会に出場しました。立命館高校に15対0でコールド負けしましたけれど、1回裏、4回裏は0封してますし、相手の大量得点時でも折れずに頑張ってました。バントできる場面でもフルスイングするなど堂々たる戦いぶりでした。私からは、生徒たちに、「悔しい思いをしている3年生は是非、立派な職業人になることでリペンジしなさい。1年2年はこれからです。みんな素晴らしい試合をありがとう」と伝えました。
さて、試合への出場だけではありません。京都府野球連盟軟式野球部はみんなで助け合って試合を運営しています。グランド整備、スコアラー、電光掲示板、アナウンス、ボールボーイなど、自分の試合のないときは他のチームの試合のために活動します。 本校女子選手は公式戦スコアラーを担当しました。それを京都翔英の女子マネージャーがサポートしてくれました。グランド整備も周囲の選手に教えてもらいながらやりました。ある男子選手はボールボーイをやっていて勝利校の校歌斉唱の時にお茶を飲んでいて審判に注意されました。 こうして、一般の高校と共に活動することで生徒たちは多くのことを学べたと思います。「共に生き共に学ぶ」ことを実感できた機会でもありました。 地域とともに
先週の土曜日に、東山分校で地元の修道地域の方への「お披露目式」をしました。何度も喫茶サービスのプレオープンにお越しいただいている方から、「1年生のみなさんが、入学して間もないのに、こんなに立派なサービスができているのに感心しました。いろいろなことをご一緒できそうで期待しています。」との言葉をいただきました。「ありがとうございます。皆様に育ててもらった成果なのですよ」とお答えすると、「もっと毎日学校に来ないといけませんね。私たちもがんばらないと。」と言っていただきました。
セレモニーの後、地域のみなさんに校内をまわっていただきましたが、みなさんにとっては懐かしい修道小学校の校舎、今も残る階段の手すりをみなさんでなでながら、「よく滑り台にしたね」と話しておられました。地域のみなさんと本校の生徒が協働し、そのことで、ともに幸せになる学校であることが実感できるひとときでした。 「教えて学ぶ」
久しぶりに校内をゆっくり見て回れる時間があったので,食品加工の厨房に入って生徒たちと活動を共にしました。校長が厨房内をうろうろ巡回していても邪魔なだけなので,できることのお手伝いをさせてもらうことにしました。私の「指導」には3年生のYさんが担当してくれました。物静かな彼女には中3の時の印象とそんなに変わらないものがありました。しかし,彼女の食パン作りにあたっての的確な指示の出し方に私はびっくりしました。「手でちぎらないでスキーズを使います」「こういうふうにもう少し力をいれて手を動かしてください」「シワは下になるように、上は丸くなるように」向かい側で自分の手をやすめないで仕事をしながら私の様子をちらちらと見,ニッコリしながらタイミング良く声をかけてくれます。声だけかけるときと,自分の手元をとめてゆっくり例示してみせてくれるときがあります。声が小さいという印象がある彼女ですが,声は聞き取りやすく他の人には漏れない丁度いい大きさです。
仕事を教えるということは,単に仕事ができるだけではなく自分が学んできたものを言葉やしぐさにして表している姿でもあります。自己有能感にもつながるし,人間関係の形成やコミュニケーション能力を伸ばすことにもなっているし,工程を言葉に変換して組み立て直すということができれば,それは,新しい職場で新しい技能を習得していく力にもなります。オープンキャンパスでは2年生3年生を中心に中学生にガイダンスしているのですが,教えて学んでいくことの効果を期待しています。 |
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