京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/07
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かたちには意味がある

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(夏休みに入る前に、7月20日全校集会にて)
この4月からの4ヶ月間はいかがでしたか。前期・後期制ですから、今日が終業式というわけではありませんが、明日から長い夏休みに入ります。こういう、生活が切り替わるところを節目と呼びます。節目では、こういった全校集会のような儀式をします。なぜ、儀式をするのかといえば、「節目です」と言っているだけでは節目にならないからです。
全てものごとには、かたちと意味があります。服装をきちんと整えるというのはかたちです。では、それにはどんな意味があるでしょうか。チームの一員として行動する、お互いに敬意を表する。今は、学生として振る舞うときだということを意識する(オンとオフ)・・・というようなことです。
かたちは一つですが、意味の方はいっぱいあって、なんとなくわかっても、なんとなく忘れしまう。それでは、一つのかたちとして見えるようにして、意味を意識できるようにしましょうということです。
大きな声で挨拶をするのも、一つのかたちですが、では、その意味はなにか考えてみてください。人の気持ちと気持ちをつなげる、お互いが仲間だよということを確かめ合う、そしてお互いが気持ちよく元気に過ごせるようにするという意味ではないでしょうか。
儀式はもちろんかたちです。意味はこれまでの振り返りであったり、次の生活に向けて自分はどうするのか誓ったりするということがあります。

1年生は、学校になじみましたか。インターンシップ実習も行きましたね。実習では挨拶とか時間を守ることとか基礎を学んだことと思います。山科の家で合宿もありました。チーム一丸になってすることのよさを知ってもらえたでしょうか。卓球バレーの試合で、これがチーム白河ということなんだという話をしてくれた1年生もいました。自分の思っていた白河とはちょっと違うとか、思ったりよかったとか、いろいろあるでしょうけれど、ケース懇談会ではちゃんと振りかえれましたでしょうか。
2年生は、よい意味でも、その反対の意味でも、学校になれましたね。研修旅行、私は男子のみんなと温泉に入り、どぼんと一緒につかっているだけで気持ちが通い合うようなシチュエーションがよかったですね。実習も本格的になりました、クラスのなかでいろんな思いもひとりひとりあるし、いいことも、なやみもいろいろ出てきて、よろこんだり、めげたりするあなたがいたのではないでしょうか。
3年生は、随分、落ち着いてきましたね。毎年思うのですが、17歳と18歳は随分違う。子どもから大人になっていくという変わり目が傍目にもわかる時期なんですね。実際、児童福祉法の適用などもこの境目に相当します。18歳未満お断りというのもありますが、くれぐれも高校生はお断りですのでお忘れなく。さあ就職だということで、実習はまだなんだろうかと思っている人もいるかと思いますが、あせらないでいいですよ。これまで、自分のやってきたことを振り返り、積み上げてきたことに自信を持ち、前向きにやっていることで道がひらけていきます。学生最後の夏休みになりますが、有意義なものにしてください。
みなさん。どうか、あなたのかたちを守ってください。法令やルール・マナー等はもちろんのこと、日課とか、お盆行事のような伝統習慣とか、大切なかたちはいろいろあります。意味は、あなたの将来を守りよりよいものにするということです。かたちには、私が考えられる以外の、あなたならではの意味もたくさんあると思いますので、夏休みが、それを発見する機会にもなればと思います

ともに生きるということ

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7月6日、養正サテライト施設で「地域感謝祭・七夕の集い」を本校と養正保育所の主催、地元の敬老会と包括支援センターの協賛で行いました。本年度で3回目になりました。写真は、オープンカフェで共催している保育所が乳幼児の母子向けにパネルシアターをされているところです。前の方に、地域の乳幼児とそのママがいます。手前には、いつも養正カフェを利用いただいているおばあちゃんやおじいちゃんがいます。そして、左手には、エプロンをつけ喫茶を運営している本校の地域コミュニケーションの生徒たちがいます。地域のふれあいの場づくり、絆づくりに、私たちの学校の生徒たちが貢献し、そして生徒たちは、地域のいろんな人たちから振る舞い方や話し方など社会性・コミュニケーションする力といったものを学んでいきます。
私たち教職員もまた、地域の人と話を交わし、かわいらしい幼い子どもたちの姿に癒しをもらい、生徒たちの姿に可能性を感じて夢をもらいます。今、特別支援教育の世界では共生の教育がうたわれていますが、わたしたの学校の取組もまた、そのひとつのあり方を示すものではないでしょうか。

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京都市立白河総合支援学校
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