最新更新日:2024/09/20 | |
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校長室だより 5月号
≪憲法月間をむかえて≫
中庭のハナミズキが美しく色づき,若葉も目に鮮やかな季節になりました。 さて,毎年,5月の一ヶ月を「憲法月間」と呼び,憲法で提唱している様々なことを再度見直していこうという取組が始まります。その中でも,特に基本的人権を尊重するという認識を大切にしたいと考えます。 5月3日(火)憲法記念日に休日参観を行いまが、今年度は,午前中に全校集会を行います。本校やそれぞれの分教室の様子を発表しあい,場所は離れていても同じ桃陽総合支援学校として学んでいる仲間として,互いの理解を進めたいと思います。また,児童生徒会では,本部役員や各部,各分教室の代表者を選出する時期でもあります。ご存じのように,公職選挙法等の一部を改正する法律が成立し、公布されました(平成28年6月19日施行)中学3年生だと,あと3年ほどすれば選挙権が得られるとともに,責任ある判断が求められます。ものごとを多面的,多角的にとらえ,自分なりの考えを自分なりの考えを作っていく力を育み,自分なりの考えをきちんと相手に伝える力を培っていきたいと思います。参観では,道徳や自立活動等の授業を通して,子どもたちの様子を見ていただけたらと思います。 また,京都市では子どもを健やかに育む社会を目指し,市民の皆さんとの協働により,市民共通の行動規範として,「京都はぐくみ憲章(子どもを共に育む京都市民憲章)」を制定しています。京都市以外からも入院のため,桃陽総合支援学校に入学された方も,是非この機会に「京都はぐくみ憲章」を知っていただき,ともに子どもたちを育む取り組みを進めていただけたら幸いです。 (「京都はぐくみ憲章」は,「学校だより5月号」に掲載していますので,是非ご覧くさい。) ごあいさつ
桃陽総合支援学校は,桃山の丘の上にあり,3月に入ると,ウグイスの鳴き声が聞こえ始め,モクレン,シダレサクラ,ソメイヨシノが次々と満開になって,新しい年度を迎えます。
当校は,病気により入院や療養が必要な子どもたちに教育を行っている病弱の総合支援学校です。桃陽病院に隣接する本校のほか,京都大学医学部附属病院,京都府立医科大学附属病院,京都第二赤十字病院,独立行政法人国立病院機構京都医療センターの4つの病院の中に分教室があります。また,分教室を設置していない病院への訪問教育も行っています。桃陽総合支援学校に在籍する期間はそれぞれ違いますが,子どもたちは,病気の治療をしながら,一生懸命学んでいます。 『病気のときでも教育はできる。病気のときだからこそ 行うべき教育がある』 この言葉を今一度かみしめ,桃陽総合支援学校として「病気の時だからこそ 行うべき教育の推進」を柱に取組んでいきたいと思います。そして,「病気の時だからこそ学ぶ 新たな学び 笑顔の学びがある学校」「地域に発信し,地域ぐるみの教育の核となる学校」をめざしていきたいと思います。 平成28年度学校教育目標 「からだ」「こころ」「いのち」を大切にし,規則正しい生活習慣を身につけ, 未来を信じて,前向きに進む子どもの姿を実現する。 めざす子ども像 ○「願い」を大切にする子 ○「からだ」を大切にする子 ○すすんで学ぶ子 ○「思いやり」を感じあう子 平成28年度は,文部科学省の「入院児童生徒等への教育保障体制整備事業」の委託を受け,これまで培ってきた研究成果をさらに発展させて,治療しながら学ぼうとしている子どもたちの教育の充実を図りたいと考えています。子ども達一人一人が,病気を治療しながら「学ぶ楽しみ」を実感し「生きる力」を身につけて前向きに進んでいけるよう教職員一丸となって取り組みたいと思います。 病院・家族・前籍校,関係諸機関の方々,さらに地域の方々と一層の連携を図り,子どもたちの地域社会での生活を支援していけるよう,ご理解ご支援いただきますよう,よろしくお願いいたします。 校長 中東 朋子 |
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