京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/07
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校長室だより 2月号

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《春はもうすぐ》
 早いものでもう2月になり,節分,立春と過ぎ,暦の上では春です。2月は如月(きさらぎ)とも呼ばれます。私は,寒さに耐えるため,衣(きぬ)を更に着る月であるから「衣更着(きさらぎ)」だと思っていました。しかし,「如月」という名前の由来には諸説あるそうで,草木の芽が張り出す月であるから「草木張月(くさきはりづき)」ともいうそうです。他に梅見月(うめみつき),木芽月(このめつき)等の別名もあるそうです。これは,旧暦2月は梅の花が咲く時期だったことからきているのでしょう。
 そういえば,雪降る中でも,桃陽総合支援学校本校の玄関先には赤い山茶花がたくさん花をつけていますし,「願の像」のまわりの水仙も,花が咲き始めました。見上げると,木蓮の木には,温かそうな産毛をまとった新芽がたくさん芽吹いています。
 確実に春の足音は一歩一歩近づいてきています。中学部3年生は,本校の生徒も分教室の生徒も,高校受験に向けてラストスパートです。今年度は,分教室の中3生全員が院内受検の対応していただけることになり,生徒本人はもちろん,学校と病院が連携をとりながら準備を進めています。先方の学校等と院内受検のご相談をする時,はじめは「えっ」と戸惑われますが,学校の様子や子どもたちの様子をお伝えする中で,ご理解いただき,事前の打ち合わせ等もご協力いただけました。本当に感謝です。これを機会に,桃陽総合支援学校の病弱教育,また,そこで学ぶ子どもたちのことを一人でも多くの方にご理解いただければ嬉しいと思っています。
 2月15日(金)には,公開授業を行います。総務省「フィーチャースクール推進事業」文部科学省「学びのイノベーション事業」の実証校としての第二年次の発表になります。TV会議システムを使って分教室と本校を結んだ授業も行います。(詳しくはHPにも第二次案内,申込書を掲示しています。) 
 まだまだ寒い日が続き,インフルエンザの流行も続いているようです。現在のところ,桃陽ではインフルエンザのための欠席はありませんが,体調を整えて,春を迎える準備をしましょう。

校長室だより 1月号

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≪今年もよろしくお願いします≫
 保護者の皆さま,関係諸機関ならびに地域の皆さま,旧年中は桃陽総合支援学校の教育推進のため,格別のご支援ご協力をいただき,ありがとうございました。平成24年は,いろいろなことに,子どもと共にチャレンジした年でした。平成25年という新しい年を迎え,さらに前進し教育の充実を図っていきたいと考えておりますので,どうかよろしくお願いいたします。
 今年は「巳」年です。「巳」という字は,胎児の形を表した象形文字で,蛇が冬眠から覚めて地上にはい出す姿を表しているとも言われ,「起こる、始まる、定まる」などの意味があるそうです。蛇というと,苦手な生き物にあげる人が多いのですが,古来神の使いとして崇められてきた動物でもあります。また,蛇は脱皮をすることから「復活と再生」を連想させます。
 今,桃陽総合支援学校にいる子どもたちは,それぞれの病気の治療をしながら学んでいます。12月の集会の時,みんなが考えてくれた漢字の中にも,「治る」という字や「誕」−桃陽に来て,それぞれが新しい自分に生まれ変わったような感じがしたからというのがありました。そして,そんな自分を支えてくれる「友」や「仲間」の「仲」,そして,「進」−いろいろな悩むがあるけど前進していこうという漢字もありました。
 新しい年を迎え,昨年の振り返りをもとに,心を新たにして,新年の目標を考えてほしいと思います。大きな目標を掲げて,希望を持って進むのも大切です。あわせて,少し頑張ればできる目標も考えるのも大事なことです。小さな目標を一つ一つ達成し,「できた!」という喜びを持って,少しずつ前に進むことが大切です。今年も,今の自分を大切にして,新しい自分に出会えるように,一歩一歩,前進し,いろんなことにチャレンジする年にしてほしいと思います。
 私たち教職員一同,一丸となり,子ども達のよりよい成長のために懸命に努力していく所存でございます。これからも皆様からのいっそうのご支援とご協力をいただきますよう心よりお願い申し上げます。


実践研究発表会 御礼

12月7日(金)に行いました実践研究発表会には,お忙しい中,80名を超す方にご来校頂き,無事終了することができました。北は北海道,南は九州・熊本など,遠方からもたくさんお越しいただき,心より感謝申し上げます。
頂戴いたしました貴重なご意見を今後の実践に生かし,「チーム桃陽」としてさらに前進していきたいと思います。
なお,年が明けた平成25年2月15日(金)には,「学びを支えるICT活用」に焦点を当てた公開授業を予定しておりますので,よろしくお願いいたします。

実践研究発表会

本日(12月7日)は,実践研究発表会です。
10時から受付,10時40分から公開授業を行います。研究授業,研究報告・分科会,講演は,午後行います。詳しくは,HP右下の「研究発表二次案内」をご覧ください。
事前のお申し込みがない場合も,当日受付いたしますので,是非お越しください。

校長室だより12月号

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坂道を登り,桃陽病院の入口にたどり着くと,美しく紅葉したもみじが迎えてくれます。また,学びの森の木々たちも秋から冬へと衣替えを始め,本格的な冬の到来を感じる今日この頃です。
 早いもので,もう12月。師走です。この12月は,「人権月間」として,すべての人が持っている基本的人権を尊重し,大切にすることを,今一度見つめなおそうとする期間とされています。
 1948年(昭和23年)12月10日,国際連合の第3回総会において,世界における自由,正義及び平和の基礎である基本的人権を確保するため,全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の標準として,世界人権宣言を採択しました。そして,1950年(昭和25年)12月4日の第5回総会においては,世界人権宣言が採択された日である12月10日を「人権デー」と定めました。
 我が国においては,1949年(昭和24年)から毎年12月10日を最終日とする1週間(12月4日から同月10日まで)を,「人権週間」と定めました。さらに,京都市では,12月を「人権月間」とし,様々な取組が行われています。
 京都市PTA連絡協議会では,一人一人の人権が尊重され,かけがえのない“いのち”が輝く社会を目指して,広く市民に呼びかけるため,毎年,街頭で啓発活動を行っています。今年度も12月1日(土)に,小学校伏見中支部の地域にある,幼稚園,小学校,中学校,高等学校,総合支援学校が藤森中学校に集まり,事前学習会を行った後,桃陽総合支援学校は,大手筋で街頭啓発活動を行いました。ご協力いただいたPTAのみなさん,ありがとうございました。
 学校では,普段の学校生活の中でも,また,各教科や道徳,自立活動等の指導を通して,「かけがえのない命」や「思いやりの心」,「前向きに生きる」といつことについて子どもたちに伝えていこうと,日々取り組んでいます。
 12月7日には,これまでの取組を,多くの皆さまに参観していただく機会として,研究発表会を行います。保護者の皆さま,病院関係者の皆様にも,いろいろご協力いただくかと思いますが,どうかよろしくお願いいたします。



全病連埼玉大会に参加しました。

平成24年11月15日(木)〜16日(金),埼玉県大宮ソニックシティを会場に,第53回病弱虚弱教育研究連盟研究協議会埼玉大会が開催されました。
今回は,埼玉県立若槻特別支援学校と神奈川県立横浜南養護学校が主管校で,2日間にわたって,研究発表,オプションセミナー,パネルディスカッション,特別講演等,充実した内容で行われました。
桃陽総合支援学校も3つの研究発表をしました。

○アセスメントに基づく指導計画の作成と実践  加瀬久雄教諭(府立医大分教室)
 登校や学習活動が制限されることが多い分教室の児童生徒,特に化学療法を受けている生徒を通して,見通しを持った指導計画を立てることによって充実した学習活動を実践することを目指し,個別の包括支援プランに記述する内容について検証した研究報告をしました。

○特別支援学校における学びを支えるICT活用   大杉仁彦教諭(研究部長)
 リモート・サイエンス・ラボ・システムの開発を中心に,ICTを活用して,本校と分教室を結んだ理科の授業(分教室には持ち込めない生物にかかわる教材)や金環日食の観察など,これまでできなかったことが可能になった実践を発表しました。

○「育」支援センター桃陽の取組   長谷川明美副教頭
 地域の小中学校に在籍していて,心身に不調を訴え登校しにくい児童生徒への支援を,支援学校のセンター機能として「育」支援センター桃陽がどのように取り組んでいるかを発表しました。

 このほかにもたくさんの研究発表がありました。一口に「病弱教育」といっても,都道府県,市町村,あるいは学校によって,児童生徒の疾患も違えば実態や課題も異なります。京都市で当たり前になっていることも,所違えばまったく違った状況があります。広い視野を持ってこれからの病弱教育,桃陽総合支援学校の教育の今後のあり方を考えるのに有意義な研修の機会となりました。
 中には,「12月7日の研究発表会,参加します。楽しみにしています。」とうれしいお声かけをしていただいた他府県の先生もあり,大変ありがたく思いました。

雨の日の「願の像」

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雨が降ると,いつも,誰かが,そっと「願の像」に傘をさしかけてくれます。黄色い傘を持って「願の像」に駆け寄る子どもの姿を,何回か校長室の窓から見ています。特定の子どもではなく,雨が降っていたことに気付いた子どもが,気づいたときにさしかけてくれているようです。
創立20周年を記念してこの像が造られたとき,当時の森川校長が「『願の像』に寄せて」という文章にこんなことを記されています。
「子どもたちの毎日の登下校を見守ってくれる,子どもたちにとっては,そっとことばをかけ,語りかけたくなる像だと考えています。子どもたち皆がこの像と友達になってくれることを願っております。」
十数年の歳月を経て,子どもたちと「願の像」は,互いに思いやる友達同士になったのだと思います。

校長室だより11月号

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 本校玄関前の「願の像」の周りに,「秋明菊(シュウメイギク)」が美しく咲く季節になりました。この「願の像」は,桃陽総合支援学校の独立開校20周年を記念し,桃陽総合支援学校の教育理念のシンボルとして,また,子どもたちの健やかな成長を願って,記念のモニュメントとして設置されました。平成11年11月11日11時11分11秒11に除幕式が行われています。
 この像は当時,日展審査員で京都教育大学教授でおられた木代喜司先生にお願いし,造っていただきました。そして,学校目標にもある「願いを大切にする子」,そして,子どもたちに大切にしてほしい『願』にちなんで,台座に,相田みつを氏の『願』の字が刻まれています。今でも,子どもたちの登下校をいつも見守ってくれている「願の像」です。

 さて,桃陽総合支援学校では,10月27日(土)には,第34回学習発表会を行いました。「繋がれ!!仲間の心を一つに」というスローガンのもと,子どもたちは,日ごろの学習の成果を力いっぱい発表しました。今回は,TV会議システムで本校と分教室を結び,初めて同時に開催した学習発表会でした。本校、分教室がコラボレーションして一緒に行った発表も数多くありました。どの演目も,いろいろな工夫があり,素晴らしい出来栄えでした。幕間の「分教室からのクイズ」でも,本校と分教室が直接やり取りでき,楽しいひと時になりました。また,本校一階の作品展示会場には,みんなの力作がずらりと並びました。HPでもその様子を一部をご紹介していますので,ぜひご覧ください。
 今回の学習発表会は,子どもたちも私たち教職員も,新しいことにチャレンジする学習発表会でした。そして,スローガンのとおり,桃陽の仲間として,心も一つにつながったと思います。
 この新たな一歩を,次の大きな一歩につないでいきたい―そんな「願」をもって歩んでいきたいと思います。
   
      どんな小さな願いでも
      心ひそかに持ちつづけていると
      顔がよくなり,眼の色が深く澄んできます。
      ひとりひとり自分に合った
      「願」を持ちましょう
      そして「一隅を照らす」人間に
      なりたいものです。    
                   昭和60年 秋 相田みつを

    (この詩は,創立20周年記念に当時の森川正善校長が
     記された「『願の像』に寄せて」という文章から
     一部引用させていただきました。)

      
 

校長室だより10月号

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 「力いっぱいやり切る喜び」
 いよいよ10月になりました。猛烈な暑さが和らぎ,朝夕の涼しさに,秋の訪れを感じます。学校では,萩の花が美しく咲き誇っています。
 9月29日に,本校グランドで運動会を行いました。夏休みの間に草が伸び放題になっていたグランドも,児童生徒,教職員,そして,「みどりの会伏見桃山」のみなさんのご協力を得て,きれいに整備され,子どもたちは,力いっぱい競技や演技をすることができました。当日は,朝早くから,保護者の皆様,来賓の皆様にご来校いただき,子どもたちへ温かい声援を送っていただき,本当にありがとうございました。
「みんなで無理なく助け合い 最後まで自分なりの力を出し切ろう!」というテーマのもと,それぞれができることを精一杯やりきってくれたと思います。徒競走やハードル走,障害物競走もそれぞれが力を出し切っていました。小学生が中学生のハードルを運んだり,中学生が小学生の障害物競走で使うタイヤやボールを運んだり,自分達でできることはそれぞれ役割を担って取り組みました。紅白リレーでは,一人一人が力いっぱい走り,手に汗握るレースになりました。今年度は,中学部が団体演技でソーラン節にも挑戦しました。9月に入ってから入学して,練習期間が短かった生徒もいますが,みんなで助け合って演技をしました。
当日を迎えるまでにはいろいろなドラマがありました。「運動会に出るのは嫌だ。」,「うちのチームは負けてばかりだから面白くない。」「朝練習しようって言っても,眠いから嫌と言って来てくれない。」「ソーラン節の練習は暑いからしんどい。」・・・そんな中,一人一人の子どもにとって,どんな形で運動会に参加するのがよいのか,子どもたちも先生方も話し合いを重ね工夫してきました。
閉会式では,涙をぬぐう子どもたちがたくさんいました。総合得点ではわずか3点差で白組が優勝しましたが,その時には,もう勝った負けたを超えていたと思います。子どもたちの涙は,勝った時の涙でもない,負けた時の涙でもない,「自分の力を出してやりきった!」という感動の涙だったのではないかと思います。今回の運動会を通して,学んだことを,これからの学校生活,そしてこれからの人生にも生かしていってくれることを心から願っています。
 運動会が終わると,5日で前期が終了します。子どもたちの成長の様子をしっかり振り返り,評価していきたいと考えています。そして,後期の学習に向け,新たな目標に向かって,子どもたちと共に取り組んでいきたいと考えています。
 児童生徒会も役員交代の時期を迎え,5日に立会演説会を行います。
  
 10月27日(土)には,学習発表会があります。今年度は,初めて,本校と分教室を結んで,同じ日に一緒に開催します。日ごろの学習の成果を,保護者の方や来賓の方,関係諸機関の皆様に見ていただこうと,準備を進めています。
学習発表会のスローガンも決まりました。
   「〜繋がれ!仲間の心を一つに。〜」

 いろいろな学校行事が多い季節になりますが,一つ一つの行事を通して,子どもたちがよりよく成長できるように取組を進めていきます。今後とも,保護者の皆様や地域の皆様,関係諸機関の皆様のご支援とご協力をいただきますようお願いいたします。


校長室だより 9月号

   ≪ 心をあわせ,力をあわせて! ≫

夏休みが終わり早1週間が経ちました。
今年の夏は,猛暑日が続いたかと思えば,突然の雷や大雨に驚く日もありました。まだまだ暑い日が続きますが,朝夕の涼しさや虫の音に,秋が近付いていることを知らされる今日この頃です。
8月27日には,授業を再開し,本校と分教室をTV会議システムで結んで集会をしました。 夏休み中に退院した友達もいれば,新たに桃陽の仲間になった友達もいます。画面を通して手を振りあい,元気な姿を確認しあいました。
集会では,7月25日にあった京都市立総合支援学校スポーツ交歓会(卓球バレーの部)の表彰式を行いました。私たちの「桃陽の魔女・魔王」チームはみごと,ブロック優勝を果たしました。これは,出場した選手の頑張りはもちろんですが,本校・分教室のみんなが一生懸命作ってくれた「児童生徒会の旗」が,会場でずっと見守り応援してくれていたことが大きかったと思います。桃陽全員の力で成し遂げた優勝です。
秋から冬にかけて,学校行事がたくさんあります。本校では,9月29日(土)の運動会に向けて練習が始まります。また,10月27日(土)の学習発表会は,はじめて本校と分教室一緒に取り組みます。
それぞれが,自分のできることを考え,役割をしっかり果たし,新しいことにもチャレンジしてほしいと思います。
         「心を一つに桃陽
            仲良く楽しく SMILEいっぱいの仲間」
   この児童生徒会のスローガンのように,心をあわせ,力をあわせて!

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学校行事
2/7 人権学習(1) スクール・カウンセラー(PM)
2/8 学校保健委員会
2/9 私学高校入試
2/10 私学高校入試
2/11 建国記念の日
2/12 フッ化物洗口
2/13 エプロンシアター(京大)
京都市立桃陽総合支援学校
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京都市伏見区深草大亀谷岩山町48-1
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