最新更新日:2024/05/30 | |
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実践社会の授業 〜経営判断の仮説検証〜今回のテーマは「経営判断について仮説を検証しよう」。 生徒達は前回と同じく,「経営シミュレーションゲーム」というカードを使ったゲームを体験します。6人で班を作り、「経営企画部長」や「人事部長」や「マーケティング部長」等の立場でカードを使用し、「生産性」「人員」「多様性」などの要素からなる企業力を高めていくゲームです。カードにはアクションカードと価値観カードというものがあり、現実の企業活動を反映してなかなか奥の深い構成となっています。 授業の最初に,前回個人として・会社として上手くいかなかった点をまとめます。その後,どうすればそれが上手くいくのか,仮説を立て,会社のメンバー全員で共有しました。 「前回,自分の意見を言い出すことができなかった。その結果,個人としてのゴールを達成できなかった。今回は積極的に主張したい,根拠もしっかりと伝えることで説得力のある意見を作りたい。」 「前回,会社として,序盤に理想像作りやペーパーレス化など,資金をそれほど必要としないが重要なことが実施できていなかったため,会社の業績が伸び悩んだように思う。今回は序盤,中盤,終盤でどのような施策が必要かをメンバーで共有したい。」 など,前回の反省を活かした意見が出ていました。 ゲームの結果,どの会社も成績を前回よりも伸ばしており,振り返りでは 「会社の現状を踏まえて,臨機応変に軌道修正をすることの大切さがわかった。」 「会社理念を『従業員の満足度の高さ』に置いていたため,施策の判断に迷いそうなときに役立った。」 「仮説を立てることで,何が上手くいって上手くいかなかったのかをメンバー間で上手く振り返ることができた。」 など,多くの学びがあった様子でした。「課題を発見し,どうすれば解決できるのかを予想し,結果を踏まえて次に活かしていく」こと重要性を学ぶきっかけとなってほしいと思います。 |
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