最新更新日:2024/09/26 | |
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研究発表会を行いました その2
全体会では、本校が昨年から取り組んでいるICFの視点を取り入れた、個別の教育支援計画の改善や、授業の取組について報告させていただきました。
その後、元京都市立西総合支援学校長で、現在は立命館大学教授の朝野浩先生にご講演をいただきました。 朝野先生は、京都市が平成16年4月に、それまで障害種別に分かれていた養護学校を障害種を超えた総合制の養護学校に再編した際に、校長会長として取組をリードされた方です。 講演の中では、全国的な知的障害特別支援学校高等部卒業生の進路状況や職業別就職者数の状況、障害者の権利条約の批准など、最近の特別支援教育をめぐる動向をふまえて、キャリア教育の視点を取り入れることの必要性についてお話をされました。 また、これまでの京都市の総合育成支援教育(京都市での呼称です)の取組の事例をもとに、ICFの視点を用いて、子どもの側に立った「自律(自分らしく生きる)」を目指した取組を進める事の重要性についてお話をされました。 本校の今後の取組の方向性を考える上でも非常に参考となるものでしたが、ご参加いただいた先生方にとっても、それぞれの学校の取組を考えていただく上で、有益なお話であったと思います。参加していただいた方のアンケートの中でも、「自分の指導や考えをふり返る良い機会になりました」、「大事なのはシステムではなく、どれだけ子ども視点で支援できているかなんだと思いました」など、多くのご感想をいただきました。 今回研究発表会を行うことで、現段階での総括を行うとともに、研究発表会にご参加いただいた方々から多くのご意見やご質問をいただくことができました。今回いただいたご意見もふまえて、本校の今後の取組を進めていきたいと考えています。 今後も多くの先生方からご意見をいただきながら、本校で学ぶ子ども達のために、本校の取組を少しでも充実させていたきたいと考えています。 お忙しい中、研究発表会にご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。 今後とも、よろしくお願いいたします。 |
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