最新更新日:2024/09/20 | |
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地学部・地質観察のレポート
3月20日(祝)、地学部で深草・大岩山の地質観察に行きました。
【観察ポイント1(写真1)】 3〜4メートルの崖を観察し、この地層がどうやってできたか、このあたりはかつてどんな地形だったかを推測しました。 【観察ポイント2(写真2)】 130万年前から50万年前の間に、海面が上昇して京都が海の底になることが7回ありました。京都盆地にできた内湾は「古京都湾」といいます。粘土の層(海成粘土層)は海だった時、砂と礫の層は陸だった時にできたものです。 【観察ポイント3(写真3)】 80万年ほど前に大分県で大きな噴火が起こり、火山灰が関東地方まで降りました。このときにできた層は、アズキ色をしているため「アズキ火山灰層」と呼ばれます。広い範囲で見られるので、地層の年代を判断するのに使われます。(ふつうにできた地層であれば、「アズキ火山灰層」よりも上にあれば80万年前よりも新しく、下にあれば80万年よりも古い) 【その他】 ・大岩山は、京都を代表する石の1つチャートでできた山です。登る途中で、粘土・砂礫からチャートへと地質が変化するため、植生も変化(竹林から雑木林)します。 ・チャートは火打石として使える石です。拾ったチャートを使って火花を出してみました。 |
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