最新更新日:2024/09/27 | |
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年末年始のご挨拶
明日29日から新年の1月3日まで,更新が出来なくなりますので,早いですがご挨拶申し上げます。
受験「戦争」と呼ばれますが,悲惨な民族浄化や武力衝突が発生することはありません。紛争地帯では,今も理不尽な運命に翻弄される人たちがおられます。自分の努力で人生を変える権利は,世界中の誰もが手に出来るものではありません。豊かに生きるための選択肢を持つわが国の受験生のみなさんは,夢や目標に逃げずに踏み出してください。目標実現のために,その目標を共有し,支援してくれる人々の存在は大事です。それに気づけばより実現に近づきます。 高校受験も大学受験も大人になるチャンスの一つではないかと思います。法的には線が引かれているとはいえ,子どもと大人を明確に分ける絶対的なルールはありません。今日から大人として他人と社会に貢献すると宣言し,責任をもってそのようにふるまえば,社会も大人として扱います。本校の「小さな大人」への目標が正にそれです。その逆もあり得ますね。そうなっては困ります。自分が変われば周囲の扱いも変わります。受験に向かう自分との闘いのなかで,無理だと決めつけず,どのようにしたら合格でき,行動できる力を身につけるチャンスです。努力もせずに失敗すると,諦めることだけが身につきます。努力せずに成功してしまうと,そのうち鼻をへし折られるだけです。努力して失敗してしまっても,経験となります。できれば努力が報われて成功するだけでなく,自信を身につけ,生涯,挑戦する人となってください。 高校も大学も,勉強や研究するだけのところではありません。自ら学び,研究し,「知りたい」を見つけ,価値観の異なる他者や書物やメディアを通した先達を相手に,そして自己との対話を通して自学自習するところです。 学校長 恩田 徹 「なぜ堀川」か,語ってほしい!
公立高校前期選抜の11月段階の志願者がプレス発表されました。今の選抜制度になって5年目を迎えます。この4年間,本校は実際に試験を受けてくれた人はこの数字から約60名を引いた数でした。中学3年生の皆さんと保護者の方は,この数字を見てどのようにお考えになるのでしょうか。
現中3生が高3になるときに,「大学入学共通テスト」が始まります。高大接続システム改革という大きな教育改革の中で,入試改革が突出してクローズアップされていますが,高校教育改革と大学教育改革の三位一体改革,とりわけ高校での学びを転換することが最大のねらいであることを共有すべきです。高校入試も,実は京都の公立高校教育改革と主体的な進路実現が最大のねらいです。この高校で,好きなこと,知らなかったを見つけ,人生を豊かに生きるために思い切り深く学ぶための主体的な進路選択のための制度であるべきです。偏差値だけでなく,「好奇心に勝るものなし」の精神で,「なぜ堀川」なのか語り,未来の自分をリスペクトして,体調管理につとめ,時間を最大限活用してください。 弱っている自分にはメッセージを発し続けてほしい。人は後ろ向き状態になると,過去の失敗に苦しめられるだけでなく,未来に押しつぶされてしまいがちです。未来に進もうとしている自分のイメージを作り上げるためにとりあえず未来に進んでください。挫折にめげない人は素晴らしい。しかし,私は,挫折が怖いので,挫折しないように頑張るしかないと思っています。歩みが遅くても,休まない人でありたいなと思っています。 学校長 恩田徹 |
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