最新更新日:2024/09/24 | |
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The ballot or the bullet.
この言葉がアメリカで発せられたのが,公民権法制定の年。わが国は前の東京オリンピックの年。韻を踏んでいることに感心しつつ,「投票」で目的を達成するか、「弾丸」で実力行使してでも目的を達成するかの二者択一は現在でも世界各地で顕在化している事実でもあります。せめて順序を逆にすべきではないのかと思います。
昨年度の参議院選挙は18歳が初めて投票する機会でした。本校生徒が参加した昨年6月12日,大阪で開催された関西プレスクラブ主催の各党の当時の幹部の方(稲田 自民党政務調査会長,山尾 民進党政務調査会長,佐藤 公明党政務調査会長代理,小池 共産党書記局長,馬場 おおさか維新の会幹事長,福島 社民党副党首,玉城 生活の党幹事長,中山 日本のこころを大切にする党代表,荒井 新党改革代表)が出席された公開討論会から1年余りの期間の政治環境の変化を感じることも主権者教育にかかわることと思います。今回新たに投票権を付与された約半数の17期生に限らず,堀川高校生の皆さんは,期日前投票も含め,投票に行かない理由(政治や社会に関心を持たない,あるいは自分事として考えない)を受験勉強のせいにしてほしくはありません。探究活動の一環として学びの機会にしてください。受験勉強で忙しいのは分かります。みんなで決めた約束事はきちんと守るなど,人間は大変な時にその本性を発揮するものです。そういったときこそ,他者への思いやりや善悪の判断が出来ない「大きな子供」になってしまっては社会での成功はおろか個人としての幸せすらままならないのではないでしょうか。 本校での探究の手法として「疑う」ことや「批判的精神」は不可欠です。これを「朋と愉しめ」としてスローガンとしております。今後,「勝手に探究する」学校文化を創造していくにあたって,自主ゼミをはじめ,そういった主体的な活動を「主権者」の立場でも発揮していってほしいと願っています。 学校長 恩田 徹 |
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