最新更新日:2024/09/24 | |
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「その次」へ,「その先」へ写真中: インターハイ 陸上競技の会場 山西君の記録が上から2番目に 写真下: 堀川通りに面したグラウンドの外柵に掲げられた垂れ幕 7月31日から4日間,2年生40名が関東地方で校外探究活動を行いました。訪問先は,筑波の理化学研究所,JAXA(宇宙航空研究開発機構),KEK(高エネルギー加速器研究機構),東京の文部科学省,東京大学の複数の研究室,国立国会図書館等々。 宇宙開発や素粒子物理学などの世界的な研究機関で最先端の技術や国際的な研究に触れるとともに,大学で学ぶことの意義,その先にある「働く」ことを考える「将来の探究」が目的です。 JAXA訪問では国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の管制センターで宇宙との交信を目の当たりにした衝撃,文部科学省訪問では大臣官房法務担当の堀川の3期生の先輩に案内され,「日本のこどもたちを笑顔にしたい」という志に感激,東大での研究室訪問では堀川卒業生とのディスカッションを通して,日々の探究活動と大学での専門研究そして社会で仕事をするということのつながりを実感…など,実のある研修報告を聞いています。 「今回一番の収穫は,仕事の世界を見ることができたこと。働くということが思った以上に大変で,自分のしたいことだけができるわけではない。それでも自分の能力を最大限に発揮して,社会に貢献するのだという強い信念が必要なんですね」とある生徒が話してくれました。 夏休みに全国大会に参加している生徒がいます。全国高等学校総合文化祭放送部門,囲碁部門,新聞部門,NHK全国高校放送コンテスト,そして全国高校総体(インターハイ)陸上競技の部。 新潟県で行われた陸上競技の部が終了し,男子5000m競歩に出場の2年生の山西利和君が戻ってきました。結果は速報でお伝えした通り,第2位入賞。新生堀川になってから初めての快挙です。 出発前に彼が校長室を訪ねてくれたとき,予選でそのレースの上位6番目までが決勝に進めるということを聞きました。まずはそこをクリアすることに全力を注ごうと励ましましたが,彼は困ったような顔で「日本一を目指してきます」と。―それはそのとおりだと反省しました。「高みをめざす」堀川生なのですから。 7日(火)。西京極陸上競技場での市立大会で,日焼けした顔の彼と会うことができました。「お疲れさま,そしておめでとう。どうでしたか,インターハイ」「結果はうれしい反面,日本一になれなかったので悔しい気持ちもあります」 今年の優勝選手は昨年の決勝,2000m付近で靴が脱げて片足裸足で歩き,1位でゴールしたものの失格になったと,山西君が話してくれました。1年間悔しい思いを心に秘めて,今年のリベンジにかけた選手。その話をする彼は,もう「これからの1年」にスイッチを切り替えているのだと頼もしく思えました。 堀川高校の7時間授業を終えてからの部活動の時間は決して十分とは言えません。その環境下で生徒は精一杯練習に励んでいます。そんな彼らにとって夏休みは,集中して活動できる貴重な時間。多くのクラブが合宿にも出かけ,仲間とともに心と体を鍛えます。教員も労を厭わず指導にあたります。 今朝も綾部に向かう剣道部の生徒たちが大きな荷物を持って集合していました。 暦の上ではもう秋ですが,堀川高校では学園祭が終了する9月まで「熱い」夏は続きます。来週一週間はお盆の学校閉鎖期間。いつもは生徒たちの爆発的なエネルギーを受け止めてくれるBIGBOXも,「その次」へのためにしばしの休息の時を迎えます。 ・・・ 川浪 重治 ・・・ |
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