最新更新日:2024/08/26 | |
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校長室から(学校だより6月号より)
令和6年度が始まり2か月が過ぎました。5月に行われた9年生の修学旅行、5年生の宿泊学習ともに天候に恵まれ、大変意味ある宿泊行事として終えることができました。子どもたちが喜んで活動している姿を見ることができるのは本当に幸せなことです。宿泊学習で楽しんでいる子どもたちの様子を、保護者の皆様にもリアルタイムで見ていただければなあと思うときがよくあります。宿泊ではないにしても、ちょうどこの学校だよりが発行される時期に今年度も休日参観を行いますので、ぜひ学校にお越しいただき、家庭とはまた違う子どもたちの学ぶ様子を参観いただけるとうれしく思います。
実はこの休日参観日ですが、私は「この日は教職員の参観日にします。」ということを教職員に伝えています。具体的には次のように教職員に話しています。「休日参観日は、子どもたちの参観日であると同時に、教職員のみなさんの参観日にしたいと思います。みなさんが東山開睛館で働けるのは、みなさんの家族や両親の理解があってのことです。ですから、みなさんの家族も学校に来ていただいて、みなさんが頑張っている姿を見て頂いて下さい。もしお子様がいらっしゃったら、ご自身の働いている姿を見せることは大切なキャリア教育にもなる。ご両親には親孝行になる。みなさんが一番輝いている姿をご家族の方に観て頂きたい。心より歓迎します。」そのようなことを今年の職員会議でも伝えました。 私が校長として勤務をして3年目になりますが、「よい学校にするのにはどうすればよいのだろうか」という問いが常々頭の中にあります。話は少し変わりますが、私は以前より組織運営や企業経営などに少々興味があり、素晴らしい会社を築き上げられた著名な方の本をたくさん読んでいた時期があります。急成長した会社とそうではない会社とはどう違うのか、どのような経営理念がその会社にはあるのか、またリーダーはどのようなことを社員に伝えているのか等々、いろんなことをたくさんのリーダーの生き方から知ることができました。(その中でも私は特に現在のパナソニック創業者である松下幸之助氏の生き方から多くの感銘を受けました。) 成長している会社の経営理念や社則を見るとき、最初に掲げられているのはどの会社もほぼ同じで、『社員とその家族の幸せを追求し…』というようなことが書かれ、その次に『社会に貢献する』ということが続いています。もしそれを学校に当てはめるなら、校長である私は教職員の幸せを願うべきではないか、そのように考えるようになりました。もちろん、子どもの幸せを願うことは言うまでもありませんが、教職員を差し置いて「よい学校」をつくることはできないのではないかと思うようになりました。どれだけ伝わるかはわかりませんが、これからも教職員にはそのようなメッセージを送り続けていきたいと思っています。 開睛館が「よい学校」になるためには、保護者の皆様のお力添えなくしては実現することはできません。これからも精一杯務めていきたいと思いますので、益々のご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。 校長 野村 昌孝 |
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