最新更新日:2024/06/13 | |
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校長室から(学校だより5月号より)
新年度がスタートして1か月が過ぎました。気候も暖かくなるとともに新緑がとても美しい季節となりました。新しいクラスの中で緊張しながら過ごしていた子どもたちの顔も、何となく和らいできたように思います。5月よりいろいろな学校行事も行われます。引き続き保護者の皆様にはご支援、ご協力の程どうぞよろしくお願いいたします。
さて、4月19日に今年度第1回の授業参観を行いました。平日に関わらず、多くの保護者の皆様に来校いただきましたことを心より御礼申し上げます。特に、新入生の保護者の方々においては初めての授業参観ということで、「しっかりやっているだろうか」「先生はどんな授業をされるのだろう」「クラスの雰囲気はどうだろう」「周りの友達はどうだろう」等々、ご心配は尽きないと察します。私自身も子どもを育ててきた親として、保護者の方々の思いはよくよくわかるつもりです。子育てのヒントとなる、私自身が感銘を受けた言葉を紹介させていただきます。これは先日の入学式の式辞でもご紹介させていただいたものです。 親の心得 赤子には肌を離すな 幼児には手を離すな 子供には眼を離すな 若者には心を離すな 非常に奥が深い言葉だと思います。端的に申しますと、子育てをする上での『距離感』を示してくれているのではないでしょうか。子どもたちの発育年齢に応じた適切な距離感が子育てにはとても大切だと教えているような気がします。生まれたばかりの赤ちゃんの頃はしっかりと肌を離さず、ぬくもりを感じさせてあげる、幼児期には「べったり」しないまでも、手を握って安心感を与えてあげる、また放っておくとどこへ行ってしまうかわからない子だからこそ、手を離さないでしっかりつながってあげる、小学生になるともう一つ距離をおき、親が全てのことをやってしまうのではなく、子ども自身の意志を尊重し、必要な時に必要な支援をしていく、そして高校生ぐらいになるとさらに距離をおくけれども、関心の糸は切らさずに自立に向けて見守っていく、そのようなメッセージとして受け取れるのではないでしょうか。 東山開睛館での9年間はどの時期にあたるのでしょうか。入学時には「手を離せ」なかった子どもが、卒業時には「心でつながる」ことのできる若者へと成長していきます。私たちが思っている以上に子どもはしっかり着実に成長していくものです。ですからこそ、子どもの成長に合った適切な距離感で、15歳の卒業までしっかりと成長に関わっていきたいと思います。自信を持って社会に送り出すことのできる子どもを、共に育てていきたいと思います。 校長 野村昌孝 校長室から(学校だより4月号より)
新しい1年がスタートいたしました。あらためまして保護者の皆様、お子たちのご入学、ご進級おめでとうございます。引き続き東山開睛館で校長を務めさせていただくことになりました野村です。1年間どうぞよろしくお願いいたします。
「令和6年度学校教育目標」について以下にお示しいたします。保護者や地域の皆様にも共有いただき、子どもの成長にそれぞれのお立場でお力添えをいただきますと大変ありがたいです。※詳しくは学校ホームページをご覧ください。 ■学校教育目標 □最高教育理念 「澄みゆく心」「かがやく志」の育成 □校訓 克己 進取 礼節 □教育目的 未来を創造し、たくましく生き抜く力の育成 ■めざす姿 □めざす子ども像(卒業時) ・挑戦的に学ぶ姿の実現 ・卑怯を許さない姿の実現 ・つながりを喜びとする姿の実現 □めざす学校像 ・義務教育学校のよさを最大限に活かし、豊かなつながりの あふれる学校 ・探究心をもち、社会を生き抜く力を育てる学校 ・これからの社会に貢献できる人材を輩出できる学校 東山開睛館は開校14年目を迎えます。この春の人事異動で、開校から勤続されている教職員は誰1人いなくなりました。今年度を迎えるにあたり、本校は大きな変革期に来ていると感じています。13年前の開校時の地域の方々の思いをしっかり引き継いでいくことは大切でありますが、現在の社会のニーズに合った教育をしているのか、社会の変化にしっかり対応できているのかを常に検証し進めていかなければなりません。変化に柔軟に対応していける子どもを育てるためには、学校自体が変化に対応し、果敢に進取の気概を持ち続けていなければならないと感じています。そして何よりも我々は、「社会をたくましく生き抜く子どもたちを育てる」ことを絶対に忘れてはなりません。時には手を貸すことをせず、「待つ」ことが必要な場面も出てくるでしょう。時には「責任を持たせる」ことも必要でしょう。いずれにしても自分たちの手で課題を解決できるようなたくましい子どもたちに育てるために、これまで以上に保護者の皆様との連携が不可欠だと感じています。 1年間、皆様方のご協力、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。 |
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