京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/01
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気温の変化が大きい季節です。暑い日は、充分な水分補給ができるよう水筒をお持たせください。

校長室から(学校だより12月号より)

 冬の到来を感じさせる寒い朝が多くなってきました。それに伴い本格的なインフルエンザ流行のシーズンを迎えています。体調管理を徹底しながら教育活動を進めていきたいと思います。
 さて、11月14日(火)に「不審者対応」に関する避難訓練を行いました。不審者が学校に現れた場合の避難の仕方について教室で学習した後、実際にアリーナまで避難をしていきました。そして最後に私から次のような話をしました。
「今日の訓練は素晴らしかったです。今回はみんなで訓練をしましたが、一人一人できることがあります。学校には色々な人が来られますが、廊下で会ったらあいさつをしてください。悪いことをしようとしている人は目を見ることができないのです。」
とこんな話をすると、次の日の朝、多くの子どもたちが私の目をしっかり見てあいさつをしてくれるではありませんか! そんな子どもたちに応えるべく私も丁寧に一人一人の目を見てあいさつをしていきました。そうすると何人かの子どもたちは色々なことを私に話してくれるようになりました。「これ、新しいくつやで!」「先生、にじがでてる!今日はいいことあるかな〜」「校長先生は子どもいるの?」等々です。極めつけは「先生、うんち踏んでしまった!校長先生は踏んだことある?」(←校長先生もあるよと答えました!)
 これは朝の30分間の楽しい一場面ですが、子どもたちと関わっているうちに、子どもたちは自分の話をしっかり聞いてもらいたいのだな、とあらためて強く感じました。そもそも我々大人でさえ、自分のことを聞いてもらいたいと思っているのですから、子どもたちにとっては当然のことです。自分から積極的に話す子も話すことが苦手な子も、本質的には自分のことを聞いてほしいと思っている、そのように言っても間違いはないでしょう。しかし、自分自身をふりかえってみると、熱く話すことはあってもしっかり聞いてあげることは少なかった気がします。実は我々の授業においても「教師が話し過ぎる授業」をやめ、「教師の話を少なくし、子どもが活躍する授業」を目指しています。これを“なぞかけ”でいうと、「よい授業(教師)とかけて盆栽ととく。その心は松(待つ)と菊(聞く)が多い」となります!
 コロナ禍によって、以前より増して子どもたちは「聞いてほしい」メッセージを大人に送っている気がしています。子どもが立派な大人に成長していくための通過点があるとすれば、それは「大人にしっかり聞いてもらい、自分のことを理解してもらった」という経験の積み重ねではないでしょうか。時には時間がかかるかもしれないし、また忍耐が必要かもしれません。しかし子どもたちの生きる力を育むために、我々大人が“時間”と“忍耐”を惜しまず、しっかり子どもたちに向き合い成長を支えていきたい、そのように思います。
                         校長 野村 昌孝

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