最新更新日:2024/09/25 | |
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校長室から (学校だより5月号より)
この4月から校長となり,仕事内容も副校長の昨年度と大きく様変わりしました。その1つが出勤直後の朝の時間の過ごし方です。昨年度は,7時45分より途切れなく鳴る電話の対応を8時30分頃まで行うことが毎朝のルーティーンとなっていました。4月からはこれが一変し,校門前に立って子どもたちをあいさつで迎えることが現在の日課となっています。前期課程の子どもたちは集団登校をしていますので,登校班でまとまって登校してきます。後期課程の生徒は友達数人と登校する生徒もいれば,1人で登校する生徒とスタイルはそれぞれ違います。私は登校してくる子どもたちの顔を見ながら「おはようございます」と声をかけていきます。その時の反応が一人一人違っていてとても興味深く感じます。元気ハツラツで大きな声で「おはようございます!」と返してくれる子,立ち止まって頭を下げて丁寧にあいさつをしてくれる子,目線を合わしつつも少し恥ずかしがりながら小さな声であいさつをしてくれる子,そのまま通り過ぎる子(少々残念な気持ちになりますが…)と様々です。
あいさつを始めた当初,「登校してくる子どもたちを元気づけるためにあいさつをしよう」と思い,校門に立っていたのですが,実際はそうではないことに最近気づき始めました。「元気を与える」ことを目的に始めた校門でのあいさつ,ところが一番元気づけられているのは自分自身であることがわかりました。校長の私も人間ですので,元気な時もあれば少々疲れているときもある。少々疲れている時に校門に立って子どもを迎えていると,まるで私の心身を理解しているかのように,子どもたちはにっこり笑顔で「おはようございます!」と返してきてくれます。始業式から約1か月,多くの子どもたちに一番エネルギーをもらっているのは私自身かもしれません。 4月7日の入学式の式辞で新1年生へ次のように言いました。「みなさんはあいさつはできますか。『おはようございます』『こんにちは』『さようなら』と元気よく言うと校長先生のようにやさしいお顔になって,みんなの心が温かくなります。」私の顔がやさしいかはさておき,あいさつは社会に出たときに絶対に必要であるのはいうまでもありません。気持ちの良いあいさつが飛び交う学校,開睛館をこんな学校にしていきたいと思っています。 東山開睛館 校長 野村 昌孝 |
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