最新更新日:2024/06/07 | |
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6年長期宿泊学習を終えて
先ほど3泊4日の長期宿泊学習から戻ってまいりました。小さなけがをしたり,船酔いで体調を崩したりと,すべてが順調でというわけにはまいりませんでしたが,多くの子どもたちにとって有意義な体験の機会になったことは,HPの写真からもお分かりいただけるかと思います。
今日は朝から風が強く,カッターでの退所も危ぶまれていました。実施をする場合でも,巡視艇での曳航も想定されていました。実際,カッターが見えてからも向かい風のためになかなか前に進める状態ではありませんでした。結局最後のところで巡視艇に引っ張ってもらうことになりましたが,高校生でも難しい波だったとのこと。艇長さんが「子どもたちがあれだけ頑張っているのに,自分たちの力不足で…」とお話に来られたほどでした。ぜひ,子どもたちにその時の様子や思いを聞いてやってください。 初日は,学年の先生から叱られることばかりでした。特にしおりの内容を把握できていないことがしばしばありました。ふだんはご家庭の方に「起きた?」「忘れ物はない?」などとお世話いただいているからでしょうか。繰り返しお説教をもらいながらも,子どもたちは腐ることなく,何とか課題をクリアしようと常に努力をしていました。学年の先生方と子どもたちの信頼関係が感じられました。同宿の他校にも自慢できるような集団としての力を発揮してくれたと思います。 今回,子どもからも先生からも「感謝」という言葉が聞かれました。宿舎の方,他学年の先生などこの宿泊学習を支えてくれる人に「心から感謝する」ということでした。でも,自分のことを支えてくれている周りの仲間に感謝できているでしょうか。これまで5年と5か月,お互いの性格が分かりあう中で,周りの人がそっとしてくれる気遣いやはげましに気付いているでしょうか。けっこうきつい言葉で言ったり,人任せにしていたりする場面もたくさん見かけました。それでも受け入れてくれていることに気付いているでしょうか。残り3年半の東山開睛館での学校生活で,支える側に立ってもらいたいと思います。 この4日間でこれまで気付かなかった自分の新しい一面を知った子どももたくさんいます。きっと大きな変化があったことでしょう。ご家庭でも,そんな子供の姿を評価していただければと思っております。 この間,鵜飼副校長・山田教頭にHPを何度も更新してもらいました。厳しくも楽しい4日間をお子たちと一緒に振り返ってください。 山下 和美 |
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