京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/01
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気温の変化が大きい季節です。暑い日は、充分な水分補給ができるよう水筒をお持たせください。

桜花に「立志開睛」を誓う

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 見事に桜咲き誇る中で平成25年度がスタートいたしました。
いよいよ東山開睛館の3年目の幕開けです。どうか本年度も引き続きのご
厚情を賜り、皆様方共々に、東山北部の子どもたちの教育を任せるに足る
学校としてより充実した教育に取り組んでまいる所存です。よろしくお願
い申し上げます。

 年度当初に当たり、教職員へ届けたメッセージを以下紹介いたします。

 日々移り変わる季節のごとく、今日の社会もまた日々激変し、一つの形
にとどまることを知りません。このような社会においては、今までの常識
は役に立ってくれません。また、グローバル化が進む中、国柄や文化の違
いにおいてもまた既成概念が障害となり、常識も役立ちません。

 このような時代であるからこそ、今求められる学力を子どもたちにつけ
ようとしているのです。変化の激しい社会に対応できる力です。その一つ
が「読解力」であり、いわゆる「キーコンピテンシー」といわれる資質や
能力です。

 そしてこれらは我々教職員に求められる能力でもあるのです。まさしく
小中一貫校という今までにない概念をつくる営みを引き受けた我々にこそ
求められるものであるといえます。

 「小中一貫教育学校という新しい文化」の創造においては、今までの常
識は場合によっては邪魔にこそなれ役立たないこともあります。すなわち
新しい文化の創造というような「変化」を求める際には、「常識を疑い、
本物を見抜く力」こそが求められているのではないでしょうか。
 
 原点に立ち返って物事を見つめること、そして考え抜くことが大切です。
そのためには心を解き放ち、「自由な心」で対象を捉え、凝視し、考え抜
かなければなりません。

 時には小学校、中学校という立場にも縛られてはなりません。また個々
の立場にとらわれてもなりません。自由な心から生まれるものこそが独創
であり新しい学校をつくる源でもあります。

 かの江崎玲於奈氏は「独創力」について次のように述べておられます。
「独創力を高めるには、知識の総量を増やすことよりも、まず、審美眼、
鑑識眼をもつことが必要である。本物を見抜く力、これは理性というより
も感性に根ざしている」と。

 ですから、私たちは自己の感性を益々研ぎ澄まし、場合によっては勇気
を持って「理論」より「直感」を優先させなければならないと思うのです。

 そして、建築家の安藤忠雄氏は「人間力」こそが「独創力」を生むと述
べておられます。「人間力とは、生命あるものへの慈愛や分け隔てなくも
のごとを扱う平等の精神、他者の気持ちを汲み取る思いやりの心、時には
自分を投げ打ってでも公のために立ち向かおうとする自己犠牲の精神など、
人間としての基礎があってはじめて発揮される総合力のことである。」と
述べておられます。

 この一年、私たちは互いに切磋琢磨しながら人間力を磨き、そして独創
力を発揮して、新しい学校づくりに取り組もうではありませんか。一年間
よろしくお願いいたします。

                    平成25年4月5日
                    東山開睛館 校長 初田幸隆


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学校行事
4/8 着任式 始業式 進級式
4/9 入学式
4/11 登校班集会 集団下校
4/12 給食開始
身体計測 視力・聴力検査(5〜9年)
京都市立開睛小中学校
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