京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/21
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気温の変化が大きい季節です。暑い日は、充分な水分補給ができるよう水筒をお持たせください。

校長室から(学校だより2月号より)

 新しい年もあっという間に1か月が過ぎ、間もなく2月を迎えます。春の到来がもうそこまで近づいています。子どもたちも教職員も、間もなく終わる今年度をしっかり振り返り、来年度の新たなスタートにつなげていきたいと思います。
 昨年の12月に養護教諭が7年生で授業を行いました。その授業は「頼ること」に関するものでした。7年生ばまさに思春期の真っ只中。心と体の成長のバランスが崩れやすい時期でもあり、悩みが多いのもこの時期の特徴です。その生徒たちに次のように言われていたのが心に残りました。「自立とは、自分ひとりで何でもしなければならないと思っているかもしれないけど、そうではありません。自分でできることと人に頼ることとを正しく判断できることが自立なんです。」さらに、「だから必要な時には人に頼ることが大切なんです。」と付け加えられました。「人に頼ることは決して弱いからなのではなく、頼ることも自立の一つなんだ。だから、みんなでもっと頼るスキルを身につけていこう」、そんなメッセージが語られているように思いました。
 1月下旬、8年生は「チャレンジ体験」を行いました。「チャレンジ体験」はいわゆる職場体験のことで、今年もたくさんの事業所にお世話になりました。行った職場で生徒たちはたくさんの経験をします。楽しいことばかりではなく、当然しんどい経験もするでしょうし、「うまくいかないな」という気持ちも出てくるかもしれません。ですが、「うまくいかない」からこそ人に頼ることが必要だと感じるのであり、お互い頼り頼られる存在であることに気づくのです。私自身、大学を卒業したての頃は自己中心的であり、また自分で何でもできるという傲慢(ごうまん)な部分もあったように思います。しかし仕事に携わる中で壁に当たり、自分1人ではできないことを痛切に感じ、仕事というのは人に頼らなければ決してできないことを理解するようになっていきました。今となっては3人の教頭先生に日々頼りっぱなしであると言わざるをえません。
 自立とは、自分ですることと頼ることをしっかり判断し、状況に応じて適切な選択をしていくことであるとすれば、そこにはまず良好な人間関係がなくてはなりません。「つながりを喜びとする姿」―これは本校の目指すことも像の一つであり、まさに人に頼り頼られる豊かな人間関係を目指しているといえます。これからの未来を生きていく子どもたちにとって、豊かな人間関係から得られる安心感、そして感謝する気持ちを多く積んでいくことが健全な成長に欠かせないように思います。いつでも豊かな人間関係が満ちあふれた開睛館でありたいと願っています。
                     校長 野村 昌孝

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