最新更新日:2024/09/18 | |
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校長室から(学校だより8月号より)
34日間の夏休みが終わり、いよいよ2学期が始まりました。学校の始まりを心待ちにしている子どもたち、もう少し夏休みを過ごしたい子どもたち、いずれにせよ今日から子どもたちの元気いっぱいの姿を見ることができます。夏休みに入る前からコロナも急増し、いまだに収束の兆しが見えておりませんが、2学期は大きな学校行事が計画されておりますので、予断を許さない状況ではありますが一層の感染防止対策を講じつつ教育活動を進めてまいりたいと思います。
さて、この夏休みに入るやいなや後期課程では部活動の夏季大会が始まり、私も本校全ての部活動の大会及びコンクールの応援に行かせていただきました。現9年生は、7年生に進学する直前の3月から3か月間にわたり、かつてなかった全国一斉の休校からのスタートとなりました。それ以降もコロナ感染によって、部活動についてもこれまでに比べて格段に活動する時間が少ない学年でありました。さらに今夏の大会が始まる直前から第7波が到来し、大会への出場も危ぶまれる状況でありましたが、幸い本校ではすべての部で夏季大会、コンクールに出場することができました。 部活動に取り組んだ2年半の間、練習の時間も少なく十分に満足のいくことはできなかったかもしれません。しかし、本校の生徒たちは最後の終了の合図が鳴るまで一生懸命に試合に臨んでおりました。そして最後の大会ではまさに本校の校訓である「克己(自分に勝つ)、進取(チャレンジ精神)、礼節(周りの人への礼儀や態度)」をしっかりと身に付けている姿を目の当たりにし、これまでの間親身になって指導をしていただいた教職員にも感謝をするとともに、本校の生徒たちをとても誇らしく思いました。ある部活動では試合が終わった後に、「校長先生、お忙しいところ応援ありがとうございました!」と大人顔負けの声をかけてくれる生徒もおりました。 私たちの人生は自分が考えた通りに決していかないことを、今回のコロナ禍によって気づかされました。それは学校においても同じで、これまでにあり得なかった急速な変化がこの3年間の教育活動にも及んでまいりました。我々大人は「できない」と否定的に考えますが、どのような状況下であってもその状況に合わせ、その中で最善を尽くすことがいかに大切であるかを今回子どもたちから教えられたような気がします。私たちが育てなければならない子どもは「様々な変化に柔軟に対応し、未来をたくましく生き抜く子ども」であることは間違いありません。このことをあらためて肝に銘じ前進してまいりたいと思います。 東山開睛館 校長 野村昌孝 |
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