京都市立学校・幼稚園
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6月3日(月)15:40-19:00 MBS放送 よんちゃんTV「ミルクボーイのおかんの代わりに学校行ってみました」(17:30頃)で本校が紹介されます!

ホームルーム日誌

 各クラス輪番で回していく日直の大切な仕事のひとつに,HR日誌を書くことが挙げられます。その日の時間割に沿って,日付・曜日,天気,授業の内容やクラス・講座の取組状況,感想などを書く部分と,連絡事項を書く部分があり,後の部分は自由記述欄となります。その内容が,学年があがるごとに,質・量ともに充実していくのは嬉しいことです。

 日直は終礼・清掃のあとクラス担任に提出。担任はその生徒やクラスの状況を掴みとりながら,たくさんのコメント(労いや応援の言葉のみならず,時には疑問や表現への注意も含めて)を入れて翌日の日直に手渡します。紙面上に対話が生まれます。クラスによっては,毎日コピーが教室の後ろに掲示され,担任と日直のやりとりが,クラス全体に共有されます。「今」の自分や自分たちを見取り,それを率直に,また必要な配慮を持って言語化する。時にはユーモアも交えて反省もしながら次へ向かっていく気持ちをことばに表現する。HR日誌は,個人の,そしてHRという集団の成長の軌跡が見られる,またその成長の役割の一端を密かに担っているツールだと考えています。

 この時期,日直が回ってきた3年生は「日誌を書くのはこれが最後なので…」と思いを込めていつも以上にびっしりと書き連ねてくれます。特別時間割第二期で,選択した講座は少なくなっても「学校に毎日来ている」自分について「休憩時間や放課後に友達と少しでも過ごしていたい」「『受験生』」である前に『高校3年生』として少しでもこの空間にいたい」と書いてくれました。
 また,共通テスト1か月前の模試で思うように成績がでなかった生徒が,それからの1か月の奮闘を振返り「人は1か月でも変われる。そう実感しました。もちろんそれは自分の力だけでなく,親,友達,先生たちの支えがあったからだと思います」「中学3年生の自分と比べると,もはや別人のようです」「いつまでの感謝の気持ちを忘れずに第一志望を目指し,走り抜きたいです」と爽やかに決意を述べてくれていました。

 今日も担任の教員たちは,自分のクラスのHR日誌を読みながら,生徒たちへの期待を込めて赤ペンを走らせてくれています。

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2月へ。

 堀川高校の2月から3月は,それぞれの学年が次のステージへの助走期間と意味づけています。1月最後のLHRは各学年2月に向かって,その意味合いの濃い時間となっていました。

 1年生は,「一年の学びを丁寧に振返り,二年生に向かおう」と,最近に受験した2つの模試について,国語・数学・英語科教員が作成した”堀川版”振返りが学年通信に掲載されました。出題された問題についての解説や留意点のみならず,学習に向かう構えや励ましの言葉が届けられていました。生徒ひとりひとりが,これからの学習への向きあい方に,たくさんのヒントをもらっているようでした。

 2年生は,「2年生の2月3月を計画する〜3年生4月のスタートを見据えて〜」という学年作成の資料をもとに,自分の進路目標を確かなものにしていくための取組について,取組の意味や内容を担任が語っていました。その中でも3月に行う「卒業生に学ぶ」は,現在大学・大学院在籍の先輩のみならず,社会人として活躍されている方々にも,講師のお願いをしていきます。感染拡大の状況下,オンラインでの実施となることで,遠方の先輩方にもご協力いただきやすくなるのでは,と期待しています。
 学年作成資料には各取組のmoodleでの登録のQRコードが貼付されており,担任の指示でその場でスマホを取出し,自分の希望の分科会などへの登録を行っていました。また,プリントの記載から必要な部分を,自分の手帳にカラフルに書き取りながら,この期間のイメージを作っていこうとしている様子も見えました。

 3年生は,共通テストを終えてからの教員での検討会,担任面談,保護者面談を経て,覚悟を固めた国公立志望大学への出願手続きが進んでいるなか,同窓会委員の選出など,卒業に向けての話合いや確認が行われていました。それぞれのクラスの担任と生徒たちが,文化祭を大きな山場として作ってきた,程よい一体感と信頼関係が,この時期の生徒たちに安心感を与えているのが伝わってきました。

 本日,3年生には保護者様への卒業式のご案内を配布しました。感染予防に十分な対策をとるため,例年並みが叶わない部分もありますが,保護者の方々にご来校いただき,教職員とともに20期生の巣立ちを祝っていただく良い式にしたいと,教職員一同配慮と工夫を重ねております。生徒たちの卒業式準備委員会も始動しています。保護者の皆様には,ご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

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本能寺跡にて

 昨年から放映されているNHK大河ドラマは明智光秀が主人公。光秀が織田信長を討ったと言われている当時の本能寺跡に,本校の本能館があります。22期生の探究基礎STEP水曜日の授業では,化学ゼミ,物理学ゼミが本能館の実験室で活動をしています。
 この時期,感染予防の観点から,理科の授業内でのグループ等での実験は控えていますが,探究基礎のゼミは少人数講座で教員等の指導が行届くこと,個々に活動することから,常時換気や器具の消毒,余計な私語の禁止等も徹底して個人探究にむけての実験を行っています。

 化学ゼミでは「色素の吸着実験」という大きな枠の中で,生徒が個々にテーマを設定。消しゴムの“カス”や小麦粉を実験材料に選んで実験している生徒もいました。ゼミ担当教員に狙いを聞くと,「色」を数値化・定量化する化学的な視点をこれからの個人研究に持っていてほしい,ということでした。
 
 物理学ゼミでは,JUMPでの個人研究に向けて,教員との面談の中で探究課題をブラッシュアップしたり,先行研究の調査や予備実験の準備をしたりと,授業時間をめいっぱい有効に使っていました。「玉ねぎをいかに早く飴色にするか」というテーマを考えていて,熱量との関係性など,いろいろなデータから切り口を検討している生徒もいました。
  
 時代が動いた歴史的な場所で,新しい歴史を創っていくであろう堀川の生徒たちが,ぐんぐんと大きくなっています。

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初釜

 本日,茶道部が初釜をかけました。毎年,引退した3年生の先輩と教職員をお客様としてお招きし,感謝を込めておもてなしをする初釜。今年度もなんとか実現したいと,裏千家からお越しいただいている2名の先生方のご指導のもと,感染予防に十分配慮し,さまざまな工夫を行って,実施にこぎつけました。
 部員たちは,お点前も半東も点出しのお運びも,すべてマスク着用,道具の消毒等にも十分注意しました。また,お客様には,密を避けた完全予約制,入換制で,お菓子とお茶を召し上がる時以外はマスク着用,というお願いをしました。制限はある中ですが,それでも生徒たちは,いつもお世話になっている方々に,ひとときほっこりとした時間を過ごしていただきたいという気持ちで熱心に稽古に励んできました。先生方のお心尽くしで結び柳までご用意くださり,初釜らしく床飾りをしつらえていただきました。
 裏千家の今のような学校茶道の形の始まりの地と聞いている堀川高校。その歴史を受け継いで,茶道が大事にする季節感と気配りを学びながら,活動を続ける茶道部です。

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京都大学「情報通信技術のデザイン」オンライン発表会に参加しました!

 1月20日(水)午後,京都大学大学院情報学研究科の修士科目「情報通信技術のデザイン」(担当:佐藤高史教授,神田崇行教授)の高校生向け発表会に,本校1,2年生情報ゼミ25名と西京高校1,2年生10名が参加しました。
 この「発表会」は全国的にも珍しい高大連携の取組で,この科目を履修している大学院生が,科目最後の「試験」として“情報通信技術がどのようにデザインされているか”をテーマに「できるだけ分かりやすく」高校生に向けてプレゼンテーションするという企画です。今年で8年目の取組ですが,今回はコロナ禍の影響で初のオンライン発表会となりました。
 今年は,「APIエコノミー」「自然現象から学ぶ最適化」「情報通信技術のフリーミアムビジネスモデル」「人と社会の模倣によるデザイン」の4つのテーマが用意されており,デモも交えながら,大学院生のみなさんが大変分かりやすいプレゼンテーションをしてくださいました。
 プレゼンテーションの後には,高校生と大学院生がグループに分かれてワークショップに取り組みました。テーマは「発表で学んだ技術を使って新しい製品のアイデアを考える」です。生徒たちは大学院生のみなさんと一緒にホワイトボード機能を用いて多くのアイデアを整理しながら,これからの情報社会についての考察を深めていきました。最後のワークショップの議論内容の報告は堀川高校と西京高校の代表が担当し,各グループで出されたアイデアの内容を参加者みんなで共有しました。

 今回参加した生徒達の感想の一部を紹介します。

「最新の情報技術を知るのは楽しかった。全部理解できたわけではないけど,身近にそういう技術があると知って新しい視点を得られた。新しい視点を得るのはいろいろな問題点,良い点も見つかるということなので大事にこれからの探究に使いたい。」

「オンラインという形になってしまったのは残念だったが,このような大学院生さんとの交流は初めてでとても有意義だった。自然や社会を模倣した情報通信技術の発表が自分は特に印象的だった。自分は人工音声について探究しようと考えていたのだが,この自然や社会に既存するものを模倣するという方法は探究で何か活かせるのではないかとふと思った。」

「自然現象を,プログラミングに活用する『最適化』の発想が面白いと思った。大学院生の人たちが僕達の意見をまとめるのが上手でそういうふうにいろんな意見を素早くまとめられるようになりたいと感じた。探究活動中,ある程度思いついたことはメモしているつもりだけど,大学院生の人達は一見必要なさそうなこともメモしていたのでそういった必要なさそうなものの中にもヒントになりうるものがあるんだと実感した。」

 京都大学の皆様,今年も大変貴重な機会を提供して下さいまして本当にありがとうございました!

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大寒 天気は晴

 今日は1,2年生については終日模擬試験,3年生は特別時間割第二期2日目。学年ごとに時間割が異なります。休み時間もずれるので,生徒たちは他学年に気を遣った過ごし方をしてくれています。こういう配慮が自然にできるようになることも,「小さなおとな」が身につけるべき大切な力。

 今日は二十四節気の大寒(だいかん)。今年は2月3日が立春なので今日から2月2日までの期間も指します。まだまだ冷え込みは続きますが,今日の昼間の陽光は近づく春の気配を伝えてくれていました。

写真 左:模試の間も窓・ドアを締め切らずに常時換気。
   右:特別時間割 数学の過去問演習の解説の時間。

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特別時間割第二期開始

 昨日1日で気持ちの切換えをした3年生が,今日から特別時間割第二期の時間割で,進路実現に向かっています。担任との面談や教科担当者への相談・質問する姿が,校内のあちこちで見られます。感染予防に十分気を配りながら,また寒さ対策も十分に行いながら,地に足をつけて頑張っていきましょう。

 本日3時間目には,1年生の世界史Aの授業で研究授業が行われました。今日のテーマは19世紀のアメリカ。授業担当の教員は,国の膨張に伴って生じた課題や当時の政策に注目させ,「国民」とは?という大きな問いを投げかけていました。アメリカの「今」につながる本日のテーマについて,教員と生徒たちがことばのやりとりをしながら,深めていました。同じ教科の教員だけでなく,何人もの教員が,参観していました。教員も互いに学び合って,よりよい授業,教科指導を目指しています。

 2年生は共通テスト前日の先週のLHRで「来年の今日を想像する」というタイトルで,来年自分たちが大学受験の勝負に挑む令和4年の1月2月の日程について,今の3年生の日程をスライドさせて仮に作ったものを見てみる取組を行いました。一人一人が,これからの1年の重要さに気づく時間となりました。

 明日は1,2年生とも校内で模擬試験に取り組みます。目標を持って受験し,自分の学習状況を点検する機会としてください。

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さあ,これから。

 本日より授業始業時間を繰り下げ,短縮45分授業への変更を行っています。1,2年生は9時10分にHR教室で出欠確認と健康観察票の確認をして1日を始めました。

 3年生は共通テストを終え,個別試験に向けて切換えの一日。9時30分から統括室長の司会で進路アセンブリーを行い,進路指導主事と学年主任の話を聞きました。3人の教員から共通して,共通テスト2日間の労いと今日堀川高校にようこそおかえりなさいの言葉が贈られました。また,その後の自己採点の結果は結果として冷静に受け止めながら,自分の強い思いでここから個別試験までの時間に力を伸ばしていこう。時には,これまで一緒に堀川で過ごしてきた朋や先生方に,頼ることも大事。先生方ともたくさん話をしよう,とこれからの心構えについて話がありました。生徒たちは,それぞれの先生方らしい励ましの言葉を受けて,自己採点に向かいました。

 明日からはそれぞれの講座で個別試験に焦点を絞った特別時間割二期が始まります。同時に,担任と先生方との面談も始めています。今日一日,気持ちをうまく切換えて,いざ思いを定めたら,ただひたすらに前へ進んで行きましょう。教職員皆で,皆さんの頑張りを支えていきます。

写真 左:朝3年生HR教室で生徒を迎えた担任の先生からのメッセージ
   右:今日も自習室で勉強するのが一番落ち着く,という生徒たち

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大学入学共通テスト 2日目

 昨日の長丁場,ご苦労さまでした。

 皆さんが奮闘しているその間に時雨が降ったのですが,その後の空に,美しい大きな虹がかかっていました。

 もう1日,集中して,できる限りを尽くしてほしい。いままで積み重ねてきたことは,確実にあなたの力になっていますから。

 大丈夫,大丈夫。

 明日,学校で待っています。

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大学入学共通テスト 1日目

 昨日の激励会で統括室進路指導主事が,初めての共通テストにも,今年度の異例のスタートにも動じず,堀川高校での時間を積み重ねてきた20期生たちを「凪〜calm〜」と評しました。今日はそんな20期生にふさわしい,寒さの凪いだ日となりました。
 本当によく頑張ってきた!自分のいままでを信じて,いってらっしゃい。

 保護者の皆さまも緊張の朝であったかと拝察いたします。その気持ちを押さえて,笑顔で送り出してくださったことでしょう。ありがとうございます。

 まずは今日1日,皆で思いを届けます。大丈夫,大丈夫。

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